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思考の原資その2

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医者に苦情をぶちまけた話

医者に苦情をぶちまけた話

 タイトルの通りである。いろいろな修辞をせずに、ずばりそのまま書くのが私の心境そのものだろう。医者の治療に不信感をいだき、終わったはずの治療のその後に納得できず、毎日、歯茎の痛みに耐えながら、どうしたものかと悶々としながら何もしないでいる自分が哀れで、「このまま泣き寝入りするのか?」と自問しながら半年が経った。

 「泣き寝入り」は、嫌な事である。この言葉の裏側の心境は、恨み辛みの混濁した嫌いな自

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損をしている?

損をしている?

 つくづく私って「損している」。最近、こんな事をよく思う。何と比べて損をしているというのか?自分の内面に基準があって、それがいろいろな場面や、人に対して比較しているのもあるんだろう。僻みという感情まではないにしろ、不満の元ではある。

 一番その大元となっているのは、結婚して間もない頃から、義父母の世話から始まり、この家の全ての管理から子育てを一人で頑張ったのは自縄自縛であったという感情だろう。誰

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ちょっとおかしいんじゃないか?普通じゃない。と、人の言動をそう感じた時、一体、何がおかしいのか?

 元農水次官が長男を刺殺した事件の判決が、今日16日、言い渡される。そして、「週刊文春」の2019年6月20日号で掲載された記事が、ネット上で再公開されたのを読んだ。まず感じたのは、私がこの事件を知った当時に思ったことと、実際にはどのような背景だったのか、文春の記事から読み取れる印象とは全く違うものだった。ショックを受けた部分も含め、今の世の中の「多様性」と言われる対象が、人の考え方や理路の違いか

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ぱんぱか通信 9月6日号Vol.2 (原稿)                  硬そうに見せかけて、実は、しっとりとした、ふわっ、もちっ、の「土鍋蒸し焼きカンパーニュ」ができるまで

ぱんぱか通信 9月6日号Vol.2 (原稿)                  硬そうに見せかけて、実は、しっとりとした、ふわっ、もちっ、の「土鍋蒸し焼きカンパーニュ」ができるまで

 
7月の「週間すわ」でもご紹介いただいた当店の「土鍋蒸し焼きカンパーニュ」は、非常に人気のあるパンで、毎日、仕込みに追われています。焦げたような表面の色から想像する生地は、いかにも硬そうです。日本のフランスパンに対してよく言われますが、硬くて乾燥した生地は喉越しが悪いなどとも聞きます。私も同じで、もっと水分の多い、しっとりした生地のフランスパンはできないものかと試行錯誤しました。今回は、この「土

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ぱんぱか通信

令和元年7月28日号 Vol.1
『週刊すわ「ひとものがたり」』(信濃毎日新聞7月26日発刊)の
原稿が上がった・・・茶色の粉の秘密

 7月26日発刊予定の『週刊すわ「ひとものがたり」』に掲載される原稿が昨日、Word で上がってきた。テープに録音もしながらの約3時間のインタビューを経たわけだが、その割に、原稿は短く、簡素に書き上げてある。スッキリとした文章だ。そして、迂闊にも、読みながら涙

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週刊すわ「ひとものがたり」の原稿が上がった

週刊すわ「ひとものがたり」の原稿が上がった

 週刊すわの「ひとものがたり」に掲載される原稿が昨日、Wordで上がってきた。テープに録音もしながらの約3時間のインタビューを経たわけだが、その割に、原稿は短く、簡素に書き上げてある。スッキリとした文章だ。そして、迂闊にも、読みながら涙がこみ上げた。鼻水をすすりながら、自分のことがかかれている文章を読んで泣けるとは、なんじゃ!喝。と、心を入れ替えて冷静になろうとするが、感情的な世界に引き戻されてし

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野良猫と向き合ってみて

野良猫と向き合ってみて

 Twitterではちょくちょく迷い猫の話はつぶやいて来たけど、今月のはじめ頃、迷い猫を保護した。私に保護された時点でこの猫は、目やにや膿で両目が開かず、鼻水を垂らして一人ぽつんと家の裏の川沿いにいた。とにかく保護した。今日はこの仔猫にまつわる話と、人間の関係とでも言うか、とても悩ましい問題について書こうと思う。

実は、娘も昨年、このような状態の仔猫を保護し、自分で飼っている。その猫は、目も病気

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老後の資金「2000万円」騒動

老後の資金「2000万円」騒動

先日、Twitterで、時ならぬ老後資金の話題で持ち切りになっていた。もうすぐ第4段階である高齢人生に突入する私としては何か、一言、申し上げたい衝動を抑えきれないでいる。

「2000万円」という言葉が躍り出たことにちょっと驚いた。働き盛りを過ぎてもなおかつ、日々、パンやお菓子を焼きながらひっそり暮らしている私の人生は、第3コーナーを生きていると言えるが、率直に言って、「くだらないことを言うな」。

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田舎の三層構造

田舎の三層構造

 先日、地区内の婦人に「40年ここに住んできて、あんたみたいな人は誰もいない」と、人格批判された。言われた時は息を呑んだ。さすがの私もぶったまげた。よく考えてみると(2日ほど、頭をもたげた)笑、この夫人がこのように私に言う理由がわかった。私のちょっとした言い方を、この人なりの解釈で、文句を言われたと誤解しているからだが、それで、文句を言われたと早とちりする理由は、私が都会から来た変人で、要注意人物

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時代の移り変わりに思うこと

 5月1日、令和元年になった。元号が変わったことに何かを思うことはないが、自分が生きてきた時代を振り返る好機にはなった。かなり個人的なことだが、息子たち世代との価値観の違いを感じたのが一番大きい。その価値観の違いは、これからのいろいろな暮らしの形態を展開するスタートなんだろう。そう思ったことを書いておきたい。

 令和になるということで、世の中に10連休をもたらした。東京に住む息子たち家族も、中盤

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成長

成長

 久しぶりに息子たちのバスケの試合を見に行った。というか、私にとっては、彼らは、中学の時のバスケの教え子なのだ。親子で、生徒と指導者に徹するのは難しいと言われているが、私は、指導者の仮面をかぶってバスケ指導をしていたわけではなく、むしろ、母親が、父性と母性を使い分ける程度のことで、親という目線で子どもたちに接していた。かえってそれが良かったのかもしれない。そういう性分なので、自然体の自分で指導者で

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母との究極の話

 noteに書くのも久しぶりになる。あえて書かなかった。個人的なことだからこそここに書いてきたはずなのに、これ以上は書きたくないという気持ちになっていた。どうしてネット上の場所で書こうという時、自分にそういった線引ができてしまうのか、そのことを整理していると今日、せっかく書こうと思っていることが書けそうになくなる。まあ、それで大概のことは書かないで終わる。

 さて、母が久しぶりに諏訪にやってきた

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息子が開放された

 予定通り6時半、雪がちらつき始める中、目的は息子のアパートに立ち寄って不在を確認した後、新宿署に行き、息子の保護願いを出しに行くだった。 

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息子の件

 約束が不履行となった。

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