#15 ヘルスケア事業者が無視しがちな「内部環境」
こんにちは、株式会社グリスタの斎藤です。
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前回は外部環境について話したので、今回は内部環境について話してみたいと思います。
外部環境はコントロール出来ない、その名の通り「外部」の環境によって自社がどのような影響を受けそうなのかを把握しておくときに見る指標です。
前回紹介したように、法改正や競合他社状況などがそれにあたります。
前回の記事はこちら↓
一方で内部環境は「コントロールできる」環境の事を指します。
社内の教育体制や情報発信、サービスの質に関係する事象がそれにあたります。
前回は、
「ものすごくこだわって作った壺を、山奥で展示販売しているようなもの」
という例えを紹介しましたが、これは内部環境に対する努力が偏っている例えになります。
「こだわって壺を作る」=「良いサービスを作る」
という事なので、これは自社努力でどうにでもなります。
ヘルスケア事業者でいえば、
「資格や免許を取って知識を身に着けて、良い指導が出来るように努力する」
「身に着けた知識ををサービス化してお客様の健康に貢献する」
というようなことになりますね。
これは多くのヘルスケア事業者の方々が行っています。
大学や専門学校に入って専門知識を学び、数年かけて資格や免許を取得する方などはまさにこの努力を数年かけて行い、参入障壁を超えてその分野に飛び込んでいるケースです。
ただ、資格や免許があるからといってビジネスがうまく行くとは限りません。
いくら良い指導が出来るようになっても、お客様に満足してもらうためには他にもたくさんの要素があり、取り組む必要があります。
「こだわって壺を作る」ために何年も修行して、非常に品質の良い壺が作れたとしても、誰かを喜ばせるとは限らないのは想像しやすいですよね?
ひとりよがりの壺でもダメですし、品質と価格があっていなくてもダメですし、さらに必要とする人に知ってもらわなければそれもまたダメです。
では、「山奥で展示販売」というのはどうなるでしょうか。
※そもそも、この事例では「壺」が誰にとってどう役立つものなのか、に触れていませんが、
本来そこは非常に重要なポイントになります。
が、今回は趣旨と違うので別の機会に説明します。
これは上記した「必要とする人に知ってもらわなければ」というのに該当しますね。
山奥に展示していても、人がほとんど通りません。となると、誰かに知ってもらうことすらままなりません。
ましてやその壺が必要な人は、もしかしたら数千人~数万人にひとりかもしれませんから、そうなると「必要とする人に知ってもらう」ことは絶望的と言えるでしょう。
知ってもらう努力をしていないから、知ってもらえないということですね。
健康のために役立つ指導や施術などがいくら出来るようになったとしても、それが必要とされる人に知ってもらわなければ存在しないのと一緒です。
技術を高めることにはかなり一生懸命取り組まれる方が多いですが、それを知ってもらうことを頑張れていないのは「内部環境」に目を向け切れていない一例です。
やろうと思えば誰でもできることですから、これは誰のせいにも出来ません。言い訳が出来ません。
でも「売れないんですよねー」と悩んでいる人が多いのは、努力が出来ていないのか努力の仕方が間違っているのか、のどちらかの傾向があると思います。
前回紹介した経営者の方は、努力していると思っている(けど十分ではなかった)という事例でした。
「知ってもらう」という事以外にも、内部環境にはたくさんの要因があります。
自社の「コントロール可能な」強み・弱みをしっかり把握できると、次の一手が闇雲な一手ではなく、より的確な一手を打ちやすくなります。
ただヘルスケア事業ではいくら頑張っても、差別化が難しい業界でもあります。そういった際に個別化ヘルスケアは大きな威力を発揮します。
次の一手に悩んだ際は、ぜひ遺伝子情報の活用を視野に入れて見られると良いと思います。
本日は以上です!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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