#11 トーリンもスロールも ”竜の病” ではない──おうのおしごと
では最後にドワーフたちを掘り下げてくね。
王の器ここまで、散々悪いイメージを振りまいてきたスランドゥイル、国家の敵となったギリオン、同族殺しのカードを切ったエルロンド、土下座外交のエスガロスの統領、と自分の肩に多くの命が掛かっていればこそ、なりふり構わずまい進する国家のリーダー揃いだった中、トーリンの多罰傾向はとても目立つね。
【拙訳】
トーリン「食べる物も住む所もなく助けが必要だった時に貴様は背を向けた。苦しむ我ら民族と火炎地獄から逃げだした! 貴様こそ竜の炎で焼け死ぬ