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日本では4人に1人が【就活セクハラ】を受けている!💢現状と対策語ります

☆4人に1人が就活セクハラの被害者?

8月22日付の朝日新聞デジタル版が衝撃の事実を報じています。
厚生労働省の調査で、就活やインターンシップを経験した2017年~2019年卒業の男女1000人に聞いたところ、セクハラを受けたと答えた人がなんと25.5%、4人に1人が被害に遭っていたという衝撃の結果が出たのです。
⚠️これ以上の詳細はわからないのですが、もし「女性」だけに限定して調査したらもっと高割合になることが予想されます。

セクハラの内容としては以下のようになっています(複数回答可)。
✅性的な冗談やからかい(40.4%)
✅食事やデートへの執拗な誘い(27.5%)
✅性的な事実関係に関する質問(26.3%)
✅性的な内容の情報の流布(16.5%)
✅不必要な身体への接触(16.1%)
✅性的な言動に対して拒否・抵抗したことによる不利益な取り扱い(11.0%)
✅性的な関係の強要(9.4%)
✅その他(1.2%)


控えめに言ってキモ過ぎます💢厳罰に処してほしいです。
ところで私はいつも思うのですが、「セクハラ」という言葉の語感はあまりに軽いと思います。上記のうちかなりの部分は「性犯罪」(少なくとも民法上の不法行為)です。以下、この記事では必要に応じて「性暴力」「性加害」等の語を用いていきます。

☆女子学生が作った啓発動画!

金城学院大学(名古屋市)の4年生、町田美穂さんは社会課題の解決に取り組む授業の一環として、就活時における性加害について啓発する動画を作成しました。それがこちらです。32分20秒。


日本ハラスメント協会の代表理事である村嵜(むらさき)要さんの全面協力により、相談の具体例と学生に向けた助言と防止策が豊富に盛りまれています。「これから就活をする後輩たちに、これ以上、被害に遭ってほしくない」との強い想いが込められたすばらしい動画ですので、ぜひご覧いただきたいと思います。

☆被害事例

以下、キモ過ぎるので閲覧注意ではありますが実際にあった事例ですので一部を簡単にご紹介してみます。
✅入社面接の場で、もう一人の面接担当者が電話のため席を外した直後に「あなたの第一印象はスタイルがいい」「きっと男性からモテるタイプですよね。椅子から立って全身を見せていただけますか?」「後ろ姿も見せてもらえますか?」と言われた。
✅自宅でのオンライン面接で、「女性らしくない、ちょっと汚い部屋だ。もう少し部屋を女性らしく、きれいにした方が印象がいい」「ウェブカメラを動かして部屋の奥のほうも見せていただけますか」「(就活生の)違う雰囲気も見たいので次の面接は部屋着で」「部屋が広そうだが、彼氏と住んでいるのか」「どのくらいの頻度で彼氏が遊びに来るの」としつこく聞かれた。
✅「二次面接の前に2人で一度、お酒でも飲みながらリラックスした雰囲気で話をしませんか」と食事会に誘うメールが来た。

…吐き気を催すキモさです。やっぱり日本で就活やりたくないわ💢

☆個人でできる防止策の例

村嵜さんは次のような防止策を動画で語っています。
⚠️コペルくん監修の下、アヤが大幅にアレンジを加えています。動画内容の原典に興味のある方は各自でお確かめください。
🌹「回答は選考や業務に関係する質問に限らせていただきます」と応じる。→選考や応募した業務に直接関係ない質問に答える必要はありません。ちなみにこの理は就職した後、上司に何かを命じられた場合も一緒です。業務に関係ないことを命じられても応じる義務はありません。
🌹メール等で食事会や個人的な誘いを受けた場合は、「お誘いは大変ありがたいですが、(学校の規定で禁止されているので)知りたいことについては次の面接の場で質問させていただきたく存じます」と断るか、または「学校の規定で禁止されているので私の一存ではご返信できかねます。学校に報告する義務もございますのでこのメール内容を示した上で大学と協議の上、改めてご返信させていただきます」等と返信しペンディング(保留)する。
→嘘でも一度はこのように伝えて反応を見ることが大切です。ほとんどのまともな企業は、選考フローとして正式に食事会や呑み会を実施することはまずないと思います。
🌹被害に遭った場合や何かおかしいと感じた場合、絶対に一人で抱え込んだり企業側の言うことを鵜呑みにしたりせず、まずは大学や身近な人、信頼できる人や組織に相談・報告することが最も大切です。

☆キホン的に「男は変態」?

とても残念な事実ですが、4人に1人(以上)という極めて高い割合で被害者が出ている日本の就活事情にあっては、「男性社員は就活女子の弱みにつけ込んでくる変態である(虞が大きい)」という前提に立って対処法を検討せざるを得ないでしょう。

ですから上記に加えて、例えば面接内容をスマホやボイスレコーダーで録音しておく等のことはやっておいたほうがよいかもしれません。4人に1人(以上)が被害に遭っている実情を踏まえれば、自衛策として当然に許容されると考えます。
後で訴える場合のみならず、フツーに面接で話された内容の確認や就活のトーク向上に役立てることもできます。
(⚠️正当な理由なく外部に流出させる等、不適切な扱いをした場合は逆に法的責任を問われることがあり得ます。取り扱いには十分にご注意ください。)

⚠️私のこのような物言いに真っ当な男性・企業は立腹されるかもしれません。しかし、その怒りは私や女性ではなく加害男性・加害企業に向けるべきものであるという点は厳しく言っておきます。就活女子の立場としては「就活時の性加害は高確率で起こり得る」と考えて対処せざるを得ず、その原因を作出しているのは外ならぬ加害男性・加害企業の側だからです。

☆社会を変える、政治にコミットする

ここから先は私らしく「そもそも論」になってしまいます💦
就活生等の4人に1人(以上)が被害に遭っている実態がありながら、加害企業が平然と存続できる日本の現状がそもそもおかしいのです。

繰り返しますが、「就活セクハラ」なんていう軽い語感で表現するべきものではなく、選別する企業と選別される学生との圧倒的な力の差を背景とする卑劣極まる犯罪行為(あるいは不法行為)です。
「一度でも発覚したら取り返しがつかないほど企業イメージはボロボロになるし加害者個人も社会的に強い制裁を受ける」くらいに、断固として許さないという社会全体の価値観を醸成する必要があると思います。

諸外国では「地位・関係性を利用した性加害」を通常の性加害より重く罰する立法例もあります。副総理自ら「セクハラ罪という罪はない」とか抜かしてるようでは先進国として恥ずかしい限りです。

日本は就活生を守る法規制も大変に貧弱です。
男女雇用機会均等法は事業主に相談窓口の設置や被害後の対応などを義務づけていますが、その対象は従業員のみで就活生への対応はそもそも義務ではありません。

そのため対策を取る企業も少ないのが現状です。厚労省が就職時の性加害防止への取り組みを6247社に聞いたところ、「特にない」が71.9%にものぼりました。
「就活生らへのセクハラを行ってはならない旨の方針の明確化・周知」や、「就活生らからの相談への適切な対応」といった、その気にさえなれば今すぐできそうなことですら実施していると回答したのはいずれも1割前後に留まります。

これでは、「自公政権は国として就活生を性加害から守る気がない」と判断せざるを得ません。

別の観点としては、そもそもとして就職しなくても生きていけるような、起業とか他の選択肢がもっと存在する社会にする必要もあると思います。日本の学生さんはとにかく「就職ありき」で、他の生き方を考えもしない方があまりにも多いように思います。

(参考)

※尤もこれは社会が変わらなくても個人のマインドで対応はできます。


これらは一朝一夕では変わらないですが、必要なアクションだと思います。選挙に行くことはもちろん必ずやってほしいですし、石川優実さんの「Kutoo」のようにハッシュタグ・アクティビズムによって社会を変革するという方法もあると思います。

(参考)

☆おわりに

学生自身によってこのようなすばらしい動画が作られたこと自体は、とても画期的で良いことだと思います。内容に文句を言うつもりは1㎜もない、ということを前提に最後に敢えて一般論として指摘しておきたいことがあります。

就活セクハラ、痴漢、性犯罪などでは、他の犯罪に比べて「女性が自衛すること」ばかりが強調されたり、「笑顔でかわしましょう」的な寛大な態度が美化されたりする傾向が日本ではあまりに強すぎます。
もちろん他の犯罪と同様に、自衛することも大事です。しかし本来は変革するべきは被害女性ではありません。変革するべきは加害者・加害企業の側であり、痴漢の問題であれば乗客を「安全に」運輸する法的義務を負う鉄道会社であり、そして社会全体の側です。

「就活セクハラ」を軽く扱うような社会の行く末には先日起きた「小田急線刺傷事件」等のフェミサイドがあるのです。厳罰化するとか時効期間を長くするとか被害者救済の在り方とか世論全体とかいろいろと変革するべきことは多いです。問題を共有し、声を上げていきたいと思います。

(参考)


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⚠️性犯罪の加害者の95%以上が男性、被害者の90%以上が女性です。
このような実情を踏まえ、この記事では女性被害者と男性加害者を想定した記載ぶりになっています。元より、いかなる性別の組み合わせであっても性加害は決して許されないことは言うまでもありません。



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