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映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の感想

先日、銀座エルメスのシアターで映画を
観ました。


2012年のアドベンチャーサバイバル映画
です。
1人の少年の成長、特別な体験が丁寧に
語られていきます。

オープニングでは、動物や植物などが美
しく映し出され、ゆったりとしたBGMと
の相乗効果で、これから始まるストーリ
ーが、自然と共存する物語であることを
想像させてくれます。

物語の約70%は大海原にベンガルトラと
パイ少年だけですが、幻想的で美しい
3D映像が圧巻です。

ストーリー

成人したパイ・パテルは、若き少年の日
に体験した長期漂流生活について、カナ
ダ人小説家相手に語るところから物語は
始まります。

インドで動物園を営む一家に育ったパイ。
やがて彼の一家はカナダに移住するため、
両親や動物たちと一緒に貨物船に乗り込む。
しかし、途中で嵐に遭遇し、船は沈没して
しまう。

小さな救命ボートにトラとパイだけ。
想像を絶する漂流生活が始まる。

パイは、ヒンドゥー教とキリスト教とイ
スラム教を平等に信仰するという、特異
な性格の持ち主だった。
でもその信仰心のおかげで困難に立ち向
かえたと思う。

パイは虎に食べられないように立ち回り、
小さな筏を作って虎と距離を置いた。
ボートに備えてある非常食や水のおかげ
で生き延びているが、パイを助けてくれ
る船にはなかなか巡り会えない。

227日の漂流の間に、パイは虎に対して
少なからず親しみを感じていた。
コミュニケーションを取れていたように
感じることもあった。

そして、とうとうメキシコの海岸にたど
り着いた時、虎はパイのことは気にせず
さっさとジャングルの奥地へと去って行
ってしまった。
共に試練を乗り越えたと思っていたパイ
は寂しく思いながら、虎を見送った。

感想

この映画は、
諦めないこと、勇気を持ち続けることの
大切さを教えてくれています。

ほとんどの人が、周りの人の意見や環境
などでやりたい!と思ったことを最後ま
でやり抜くことが出来ません。

若い頃は、人生経験が少ないため
周りの影響を受けてしまいがちです。
自分に自信が無いし、どうしても気持ち
が揺れてしまうため途中で諦めてしまう
のです。

進んだり止まったり、悩んだり決めたり
失敗したり達成できたり、行きつ戻りつ
しながら、「自分軸」ができてきて
揺れにくい心が育っていきます。

自分の人生は、自分にしか創れないもの
だと思います。

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