良い意味で何も考えず生きていたい

生きてきた中で、私には一度もうまくいったと感じたことがありません。個人的に楽しいと思った瞬間もありましたが、それもすぐに消えてしまうものでした。

社会に出てからというもの、私が経験したのはほとんどが誹謗中傷やパワハラによる精神的な苦痛でした。どんなに営業成績を上げ、予算を達成し、新規顧客を開拓しても、評価されることはなく、むしろ自分に対する圧力や言われのない誹謗中傷を受け続けてきました。

今ではそのような世界に身を置いていませんが、長年味わってきた屈辱を忘れることができません。多くの人が「過去のことにこだわらず、前を見て進め」と励ましてくれます。それは本当に嬉しいことです。しかし、「皆が同じように苦労している」とか「それが当たり前」と言われても、前に進める人もいれば、私のように苦しみ続ける人もいるのです。そのことに少しでも共感してほしいと思うことがあります。

もちろん、以前のように誰かに期待するつもりはありません。ただ、苦しんでいるのは事実であり、忘れたいけれど忘れられないという性分に苦しんでいるのです。

生きていく中で、誰しもが同じ道を歩むわけではありません。私のように、過去の痛みに囚われ続ける人もいるのです。そのことを少しでも理解し、共感してもらえるだけで、心は少しだけ軽くなるかもしれません。