#48【これから学校の先生になるあなたへ】授業準備(帯単元の活用)をしよう
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、授業開始の5分を活用しよう!」
です。
教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄
【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。
帯単元(帯活動)
前回の記事で、授業準備をするときに「授業の型」を自分なりに作れると授業準備が楽になる、と言う記事を書きました。
「授業の型」を意識することができたら、あとは中身を考えていくことになります。
そこで、まずは授業開始5分〜10分で行える「帯単元(帯活動)」について考えてみます。
帯単元とは、「短時間、継続的に行う活動」を意味するものになります。
ひとつの単元を数時間にわたって行う通常の授業とは異なり、継続的に行うことで習慣化されるというメリットがあります。
漢字小テスト
今回は、国語の授業の中で、帯単元(帯活動)として行われるものをいくつか紹介していきます。
まずは「漢字小テスト」です。
多くの先生が行なっている実践だと思いますが、導入のしやすさがメリットになっています。
さまざまな業者が漢字ワークを作っていて、学校に売り込みに来ますので、その中から使いやすそうなものを選んで生徒にやらせるというだけで済みます。
私の今までの経験では、毎時間5問ずつ漢字の書き取りを行う、ことが多かったかと思います。
時間的にも丸つけまで含めて5分程度で終わるので、まさに「短時間、継続的に行える活動」と言えると思います。
しかし、これからの時代は、今までのように漢字が書けなければいけない時代ではありません。
わからない漢字はすぐに調べられるようになってきています。
なので、漢字の書き取りだけを行うのではなく、同音異義語の問題を出すなど、漢字小テストも工夫が必要かもしれません。
ことわざ、慣用句など
漢字小テストの他に、帯単元として国語の授業でよく行われていることとして、「ことわざ、慣用句、四字熟語」などの問題があります。
語彙力アップを狙いとして、ことわざなどを数問ずつ帯単元として出題する、というものがあります。
学校の授業では、教科書のほかに資料集も併用していることがあります。
その資料集には必ずことわざや慣用句などのページがあるので、資料集の該当箇所から少しずつ帯単元として問題を出すようにします。
新たに漢字ワークなどを買う必要がないので、経済的というメリットがありますが、漢字書き取りワークなどのように練習して覚えるという手段が取れないので、覚えるのが難しいという生徒もいるようです。
1分間スピーチ
漢字小テストやことわざなどの小問題を帯単元で行う以外にも、「1分間スピーチ」を帯単元で行うこともあります。
まず、生徒に題材(テーマ)を提示します。
「昨年度学んだこと、国語に関することで各自調べたこと」などのテーマを設定して、スピーチメモを作成させます。
スピーチメモを作成する時間を1時間授業で用意したり、来週からスピーチを始めるから各自準備しておくように、でも良いかもしれません。
スピーチ準備の時間を少しとったら、あとは順番に沿って授業開始時に1人ずつスピーチを行います。
学期の中でまとまって「話す・聞く」の授業を行うことが難しい場合、帯単元として定期的に行えることはメリットになると思います。
アドバイス(まとめ)
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、授業開始の5分を活用しよう!」
です。
授業開始の5分を生徒の活動に充てると、先生自身もゆとりがもてます。
帯単元のタイミングで、教科書単元の黒板の準備をしたりなどできるので、通年行える帯単元を考えてみると良いかもしれません。
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