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2023年11月の記事一覧
小説:がらんどうの球体に
後ろから声が聞こえる。
がらんどうの球体にメロンメロン病の特効薬を塗して、バンクーバーで仕上げる。ミートボールのアレンジメントが6万回再生され、バリアーはやがてオブラートになる。企みをたたえたフードの少女は地底湖に落ちたサンダルを拾う。波の角度を計測して八宝菜作りに活かす。そうだ、春雨なら分かるのではないか。緑色の現象は空間との相互作用に妥協しプリミティブな怪我をすることになる。少女は変拍子で
小説:いつもとは違う道
いつもとは違う道を選ぶと、そこには見慣れない喫茶店があった。私は、いつものようにアイスコーヒーを注文した。席には銀色の装飾が施されており、幾重にも重なったひらめきが散りばめられていた。コーヒーを待つ間考えるのは、近海マグロのこと。柊のセリフにピーピングした、メレンゲの塊は、ハインリッヒの法則で一瞬にして消し飛んでしまう。涙が枯れたらフビライの赦しを得られるのだろうか。バーバリアンの言語を直訳した
もっとみる小説:生姜焼き定食と死
今でも思い出す。前職時代の記憶。やはり軍役だったとさえ形容できる。誰かを殺さないと、自分が殺されるという構造。相場や値動きという経済的価値の変動で人は死ぬ。いとも簡単に。比喩的にも、そして、物理的にも死に至る。そういう世界。
書くことは生理であり代謝だから、止めたら思考が壊死する。
生姜焼き定食と死
「生きていることこそがバグ」(他者曰く):生きていること自体が奇跡なのかもな。生命体として意
小説:手をポケットから出す
企画という仮想空間にいろいろな網や砦、罠、トラップ、を創る。
サイエンスだって本質はフィクションでしかない。いわゆる理論も客観的に確認されてはいるにせよ、作り話でしかない。ここから科学哲学につながる。
( )で記述を追記することがある。その中身は前項の補足だったり、具体化だったりする。そこに書いたものこそが、自分の本当に言いたいことだったりもする。
手をポケットから出すという行為。出さ
小説:トローチのように
トローチ。自らを溶解させることにより、人の苦しみを癒すもの。そういう人間でありたいものだ。
雑記? いやこれは祈りであり、誓いに近いものだ。祈りを通じて、自分を一度通過する。誓うことでまず自分が第一の証人になる。
『商売ほど面白いギャンブルは無いっていうからな』と上野の定食屋にて耳にする。その通りかも。仕事ほど面白い博打はない、のかもしれない。
他者≒無限。それに共感する。他者は複数である。