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心理学的にみた上手な価格の決め方

今回の記事はこんな方におすすめ!
☑️どんな価格が売れやすいのか知りたい
☑️ついつい買ってしまう心理が知りたい
☑️自分の商品がなかなか売れない

私達は日々買い物にいき、必要な物を買って生活している。

しかし、多くの人が経験するのは、“必要はないのに何故か買ってしまう”、“お得だと感じて買ってしまう”という経験だ。

これは、お店側の巧妙な心理テクニックにハマってしまったというわけだ。

今回は、お店側もよく使う心理テクニックのうち、“価格”についてお話をしていこう。

安くみせるコツ・お得にみせるコツ

1980円、いわゆるイチキュッパと呼ばれる価格設定が多いと感じないだろうか。

他にも980円、4980円などなんとも中途半端な価格設定が目立つ。

これはしっかり心理学的に基づいた設定だったのだ。

実は人は、1980円という数字を見ると、2000円台ではなく、1000円台だから安いという感覚になるのだ。

実際に同じ商品を2000円から1980円に値下げしたところ売り上げが20%アップしたという研究もある。

確かに安くはなっているがたったの20円。

しかし、2000円台から1000円台に下がったという事が、心理的には大きな値下げに見えるのである。

人はこの様な、見た目の変化に弱い。

論理的に考えれば大した値下げではないが、とてもお得に感じてしまうのだ。

例えば、アイスクリームが山盛りに盛られているとお得に見えないだろうか。

しかし、実際はアイスクリームを入れるカップが小さくなっただけだったりするのだ。

つまり、同じ価格設定でも見せ方工夫するだけでお得感を演出できるのだ。

子供が、入っている水の量は変わらないのに、大きなコップに入れられると量が少ないと感じてしまうのと同じ事だ。

もっと興味深いのは、同じ値段を下げたとしても、元の商品の値段によってお得に感じるかどうかが決まるという事である。

例えば、1500円のピザが1000円になるのと、3万円のゲームが29500円になるのでは、どちらがお得感があるだろうか。

おそらく、パッと見はピザの方が大幅に安くなった様に感じるはずだ。

値下げされたのは、同じ500円でも、もともと比較的安い物がさらに安くなる方が心理的にはお得に感じるのだ。

高い商品が500円値下げされたところで、もともと高額なものだからこそ、対してお得感は感じないのである。

値下げをする時には、元の値段に合わせて価格を下げる必要があるだろう。

しかし、一つ言えるのはお客さんが安い、お得と感じるのは実際の値引き額ではなく、演出の仕方という事だ。

如何に人間が、歪んだ認知で物事を決めているかが分かるだろう。

“比較”が人を惹きつける

相手に商品を買ってもらいたい場合、極端な話値下げすら必要ないと言えるかもしれない。

それは、人が比較に弱いからだ。

なぜピザやポテトが、SサイズからLサイズまであるのだろうか。

それは、人が比較して購入する商品を決めているからだ。

そして多くの場合、Mサイズがよく売れる。

何か商品を売る場合、可能なら内容と価格の異なる3種類の商品を売るべきだ。

リーズナブルなもの、中間的なもの、そして高価なもの。

この様に3つの種類があると、人は大抵中間の商品を選ぶ。

安いものだと物足りないかもと感じるし、高いものだとそこまでは必要ないと考える。

となれば、ちょうど良いのは中間のものだろうという心理だ。

売り出したい商品がちょうど中間に位置する様に、他の2種類の商品を決めると効果的だろう。

高いものが売れればそれはそれでラッキーだが、高い物が売れなくても売り出したい中間の商品は買って貰えるのだ。

最後に

今回は、人がお得に感じる価格設定について解説した。

結局のところ重要なのは元の値段というよりは、如何にお得にみせ、魅力的にみせるかという事だ。

高い物でもお得にみせる事はできるのだ。

何か商品を売り出す場合、今回の知識を活用してみて欲しい。

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