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炭酸刺繍マガジン

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架空の詩集「炭酸刺繡」をテーマに詩を募り、まとめています
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#詩

詩の募集終了しました 炭酸刺繡|盛夏編 多くのご投稿感謝いたします

架空の詩集「炭酸刺繡」を編さんする名目で、詩を募ります 炭酸刺繡という言葉から連想した詩を、作ってみませんか? 「炭酸刺繡」とは… 架空の詩集の表題です 字面と音が、気に入っております 参加のしおり ・「炭酸刺繡」というワードから連想した詩を、ご投稿ください ・「炭酸」「刺繍」それぞれをテーマにしてもOK ・新作・無料記事限定 ・できれば500字以内でお願いします 短くても、もちろん可 ・しめきりは 8/8(木)23:59まで ・形式は自由  ・この記事を、あなたの

【詩】サンダルの底の砂

海から帰ってきて片付けをしている私に サンダルの底に付いてきた砂がいう ねえ、楽しかったでしょう? 海は最高でしょう? 私はちょっと腹を立てて言い返す 海は暑すぎるわ 日に焼けたところは痛いし 夫の機嫌を伺うのに疲れたわ 砂はさらさらと笑う それはちっとも海のことじゃないじゃない いわれて私は考える ほんとうだ さっきの不満はどれも海のことじゃない 海のせいじゃない ごめんね、そのとおりね 海は青くて 海の上の空も青くて 雲は白くて むくむくした可愛い犬みたい

炭酸刺繡|盛夏編 感謝のフィナーレ

総括:感謝いたします 15日間にわたってお送りしてきた炭酸刺繡|盛夏編。o○ 8/8に無事、最終日をむかえました たくさんご投稿いただき、感謝です 「はじめて詩を書いた」「はじめて企画に参加した」などのお声も 盛夏編で初参加のかたも多く、やってよかったなとしみじみ感じております 最終的に 総投稿数/マガジン記事数は 289 となりました 4月に開催した「炭酸刺繡|初夏編」で集まったのは、128記事 今回の「盛夏編」では 161記事の投稿があったわけです いや~ はじ

炭酸刺繡|盛夏編 第10集 Stay Cool

「なんだか名残惜しいな もっと一緒にいられたらいいのに・・・」的な炭酸刺繡/終盤戦・第10集 20篇がしゅわっと集結(`・ω・´)ゞ いずれ劣らぬ力作ぞろい じっくりと浸ってみてはいかがでしょうか ・李朱さん 想い出という名の炭酸刺繡.。o○ 浮かんだり沈んだり弾けたり溢れたり ©李朱しゃん💜 ・ミモザさん 焦げては燃え、はじける 心の泡ぶくが織り成す花火大会 すっきり癒やし効果もありそう(´ー`*)ウンウン ・べじさん 宇宙へと還るまで 「雲はシルクの刺繡を帯

らむねはなび

押し込まれたガラス玉は 外へ出られぬ思いを託し 無数の玉を作りながら落下する 押し寄せる泡玉たちは 必死に押さえる手をかいくぐり 放射線状に解き放たれる 一瞬だけの明滅に 笑顔あふれる驚きと 切なさ伴うその心 水中花火に思いを馳せる 心の生地に刻まれた 少年時代の泡花火

をかし _ 詩

汗も涙もレモンの香り 何故もだめだも波紋が残り そうだこんな日もあるな ソーダ片手にお出かけだ メモも言葉も消えちゃいそうだ でもも今度も禁止にしなきゃ こんなに大事で仕方ないから 心に刺繍で安心だ 夏休みが終わるまで 青い空よ泣き出さないで しゅわしゅわ弾ける泡だけど 一つも見逃したくなくて ちくちく真っ赤な糸を紡いで 二人が千切れてしまわぬ様に 了

【詩】水泡にキス。【炭酸刺繍 | 盛夏編】

流れる汗と涙は 何色にも輝く事なく 無色透明 弾ける泡は その手にする事も出来ず 未完成なまま 終焉を迎え 努力が報われる事なく 水泡に帰すとも 僕はその水泡に キスをする 今日、noteをつらつらと見ていたらこの様な企画を発見しました。 しかも本日締め切りでしたので衝動的に、誠に勝手ながら参加させて頂きました。 企画された藤家 秋様 ありがとうございます。 炭酸からの連想で水泡に繋がり、詩を書かせて頂きましたが本来の趣旨とはずれてしまいましたでしょう

詩 炭酸刺繍 「無敵」

わたしたちの泡を 糸でつないで 無限の時間を 自由に旅する しゅわしゅわ しゅわしゅわ 夢見心地 ぱちぱち ぱちぱち 思い出の数 永遠の時間は泡沫 なんて言わせない 好きな気持ち いつまでも続くの キラキラした 全部、指先まで 届いてはじける 次から次へと 探しに行った いつまでも続く しゅわ爽な青春 終わらない、終わらせない まぶしい 輝き 軽やか わたしたちを象徴する言葉を纏って もっと もっと 活発に 快活に 跳ねていけるんだ どこまでも そう 無敵なんだ

『炭酸刺繍』

今は未だ 浮かんで消へる 泡のやう いつか 何よりも勁く かろやかに美しい 蜘蛛の糸 そんな絆を結べたなら 恋でも友情でもない 私はそれを「愛」と呼びましょう ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一見頼りなげな蜘蛛の糸は、実は鋼鉄よりも強靭なのです。 藤家様の企画に応募させていただきます。 何卒宜しくお願いいたします。 なお、僭越ながら本作品を 今回の企画を教えて下さった、「ふぅ。」さんの素晴らしい御作へのオマージュとさ

優しき人魚/炭酸刺繍/#炭酸が好き応募作品

炭酸ソーダに氷を入れる カラカラと音が鳴る 音が想像の世界に誘う  炭酸の泡と微かな甘い香り 泡を通して景色を見る  人魚の世界 意外に忘れてる 優しき人魚の最後 泡となって消えたかと思った優しき人魚が風となって善行をほどこす 炭酸の泡が消えた 今の世界でわたしに何ができる? 甘い香りも消えた 優しい声を挙げること 藤家秋さんの炭酸企画に参加してみました。 初めての企画応募です。 やや緊張気味です。                 サブリナ

炭酸水と夏の横顔【企画に参加:炭酸刺繍】

無味の炭酸水から泡が溢れだし、僕の喉を潤わすけど 僕にはただ空気を飲んでいるような気分だけが残った ラムネの甘さはなく泡が僕を溺れさせ 炭酸水越しに見る君の横顔と無味の炭酸の泡が喉を走る 君の隣にいれたらなんて大人ぶる僕が 炭酸水の爽快さを初めて知った時 炭酸水の泡は弾けてすぐに消えた まるで僕の気持ちのように 君には届かない言葉の代わりに 夏の終わりが近づくにつれ 僕の心は泡のように揺れる 僕の気も知らずにまた君は・・・ 夏の日差しが和らぎ、涼しい風が吹く 炭酸水

バンカラ女子の夏 炭酸刺繍 盛夏編

 バイクは真夏の爽やかな風を突っ切って海までの道を走る。私はバイクジャケットを着たあざみさんの腰をぎゅっと抱えた。  筋トレで鍛えられたがっしりした背中。シャープな顔の輪郭。  二年前一度だけお姫さま抱っこされたことを思い出してときめいた。とても懐かしい。  海までの国道をバイクはどんどん飛ばしてゆく。  どこまでも続く青い空。  私はあざみさんのことを考えていた。彼女は卒業式の3日後バイクで日本一周の旅に出たのだ。ひとりで旅をするってどんなだろう。寂しくないのかな。私には無

夜空に泡々

曹達に浮かんでは消える星々 次の星が消えたなら それから何度見送ったのか この店にはふたりきり 夜空の奥にきみが見える わたしより本が大事みたい こっち見てよ、話したいの また星が浮かんで消えた しゅわしゅわと消える星たちが この想いまで連れて行きそうで 今日言わなきゃ、その何度目かの今日に そ知らぬ顔ではじける曹達 曖昧なまま夏が終わりそう 蝉時雨と祭り囃子、壁に向日葵の刺繍 降り出しそうな夕立の前に 次の星がはじけて消えたなら ふたりの恋を、今はじめたいよ はじけ

炭酸刺繍|あの夏の

想  い  出  は あ  の  夏  の  彼  方 こ  の  手  の  中  に  ず  っ  と 抱  い  て  い  た  い  の  に 容  赦  な  く  指  の  隙  間  か  ら こ  ぼ  れ  落  ち  て  ゆ  く 瞬  の  欠  片  た  ち だ  け  ど 瞼  を  と  じ  る  と 瞬  時  に そ  の  時  の  中 シ  ャ  ガ  ー  ル  の あ  の  絵  画  の  よ