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炭酸水と夏の横顔【企画に参加:炭酸刺繍】

無味の炭酸水から泡が溢れだし、僕の喉を潤わすけど
僕にはただ空気を飲んでいるような気分だけが残った

ラムネの甘さはなく泡が僕を溺れさせ
炭酸水越しに見る君の横顔と無味の炭酸の泡が喉を走る

君の隣にいれたらなんて大人ぶる僕が
炭酸水の爽快さを初めて知った時

炭酸水の泡は弾けてすぐに消えた
まるで僕の気持ちのように
君には届かない言葉の代わりに

夏の終わりが近づくにつれ
僕の心は泡のように揺れる
僕の気も知らずにまた君は・・・

夏の日差しが和らぎ、涼しい風が吹く
炭酸水が君の横顔の先を隠して
だから、君の横顔は遠くて届かないまま
僕の胸に残るのは泡のように儚い思い出だけ

炭酸刺繍をされているので参加させてください♡
4月に初めて参加してから2回目の参加です(*ノωノ)
詩で271文字です。よろしくお願いいたします

あとがき
炭酸水で大人の味を知る彼の気持ちは
泡のように消えて彼女には届かない

味がしない炭酸水は空気のようで
片思いの感情がどれだけ彼の心を潤しても、満たされない虚しさのよう。
ラムネの甘さはなく泡に溺れる僕は
彼の恋愛が甘くない象徴のようで。

大人びて飲んだ炭酸水は大人の味がした
その爽快さは、でも一瞬だけ。
弾ける泡は僕の言葉の変りのように
あふれ出るけど、すぐに消えて君には届かない。

もうすぐ夏休みも終わるけど
君は変わらず僕の気持ちには気づかない
炭酸水が君の目線の先を隠して
この思いが届かないことを知った

甘くない恋の物語り。

儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります