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彼らが消えたのはダブリンの白夜の街角かそれとも南カリフォルニア『Big Sur』の水平線なのか。活動再開が待たれるThe Thrills(ザ・スリルズ)を聴こう。夏だしネ。
2000年代初頭、私が洋楽を聴き始めた頃の海外のインディ/オルタナティブロックシーンは「ガレージロック・リヴァイヴァル」真っ只中で、ホワイト・ストライプス、ストロークス、リバティーンズといったバンドの出演権を毎年フジロックとサマーソニックで取り合っているような状況だった。 そのほかにもザ・キルズ、ザ・ハイヴス、ザ・ヴァインズなどなど、イギリス、アメリカだけでなく多くの国から似たような音楽性、似たような名前のロックバンドが毎分毎秒のごとくデビューしており、リスナーが個々のバン
ヒップホップを食わず嫌いする人のためのDJ Premier(DJプレミア)とPete Rock(ピートロック)とその元ネタたち。
若い頃、ロックリスナーとして音楽を聴き始めた私にとっての最大の食わず嫌いはヒップホップだった。 1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本の音楽業界は空前の第一次ヒップホップブームを謳歌していたのだが、当時(概ね今もそうだが)のヒップホップは不良文化と密接に結びついており、不法行為や犯罪行為を仄めかすような歌詞を自慢げにラップするヒップホップという音楽に対して、私も含めた不良でもなんでもない人たちは共感どころか敬遠の気持ちすらあった。 しかしながら、ヒップホップやB