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キャリアについて改めて考えてみる

キャリアというと、、
 就職、出世、高い能力、
こんなイメージで使われることが多いような気がします。

でも本当の意味は 社会で「働いているプロセスの中での継続的な活動」そのもの、そして働きながら築く「人生」を総合した名称です。

そうなると キャリアというのは どんな人にも関わりのある言葉なのですよね。
私は転職経験が多かったので、自分のキャリアの棚卸や見直しをする必要性が多い人生でした。
でも同じ年代でも 大学を出て就職したら定年までその会社で働くことに何の不安がない人、特に自ら進んでキャリアを考えずとも、おのずと時間の経過とともに仕事と役職が上から降ってくると思っている彼らにとっては キャリアを考える、という習慣が全然ないのです。
それまで必要なかったのですから当然ですが。

ですが、今や中学生でもキャリア志向で学んでいます。
そうなると すでに社会人の私たちが安心しきった生活をして、自分のキャリアを明確に説明できない状態のままでは、おいてけぼりになる心配があるわけです。
いくら人材不足の世の中だと言っても AIなどの技術進歩により、機械で代用できる仕事はどんどん人の手から離れていきます。社会の変化と自分のキャリアを合わせて考えられる人は、AIとも共存していけるスキルを身に付けていきます。
今まで通りに働けるのはあと何年でしょうか。。

30代、40代の人は手遅れになる前に 自分のキャリアについて棚卸しして、身に付けるスキルはぜひ獲得して 後悔のない人生を歩んでほしいと思います。

さて、私のキャリアはどうなんでしょう。
偉そうなことを言っていますが、華々しい経歴など全くありません。
人の前で発表するときには華々しいほうが魅力的に映るものですから、そういうネタも必要だと思いますが、私は何しろ「実践主義」「現場主義」。
実益がないことには関心がありません。

最初に仕事を選んだ時には やはり「好きなこと」から入りました。
そこから「もっとスキルを上げたい」とたまたま異動になった人事労務の仕事のスキルアップのために転職したのですが、そこで「社員の心のケアと組織の活性化」を仕事にしたい、誰かがやらなくちゃ!と思う経験をしたのです。

仕事柄 自己棚卸などは何度も行いますが、不思議なことに 結局 自分の子供の頃に強烈に感じたこと、忘れられない事象が大きく今の自分の仕事に影響しているのですね。
紆余曲折して 仕事を通じ、自分がアンテナを立てているところにぶち当たった、という感じです。

それが結局は「自分の生涯のやるべきこと」と思えたのです。

お話したいことは、
キャリアというのは 一度決めても変わるもの、だということ。

人は仕事をしながら、様々な経験を積み、人と出会い、頭で考えてたことや想像だけではわからなかった経験をするのです。
だから いくらでも変化していくものなのです。

一度決めても 変化していくことも楽しめるといいですね。
そして 振り返ったときに なぜそれを選択したのか、を改めて考えなおしてみる。
そこに あなたの基本にある「価値観」が見つかるかもしれません。

仕事は 自分の人生の彩になる経験をたくさんくれるものであり、私たちが暮らす現在や 子供たちの未来を作る社会のための活動でもあります。
外(社会)と中(自分)を結ぶ ”何か大事なもの”が あなたを突き動かしていることに いつか気づくことでしょう。

仕事はそのための ただの「手段」です。仕事自体が あなたの価値を図るものではありません。「何をしている」か ではなく「どんな思いでやっているか」のほうが ずっと大事なのです。

#わたしのキャリア


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