イギリス留学 → 国際結婚・配偶者ビザ申請記録 ① 【Giving Notice 編】
コロナ流行により海外渡航が制限されるようになり1年近く経ちますが、
その影響をもろに受けているのが、国際恋愛する恋人達。
私の場合、ロックダウン中になんとかイギリス人の彼と結婚し、離れ離れになるのを回避できています。
が、ここに至るまでに何回ストレスメーター振り切れたことか。
3度のロックダウンを乗り越え、「結婚・配偶者ビザ申請」にたどり着くまでの記録をまとめました。
イギリス国内での「Tier4ビザ(学生ビザ)」→「配偶者ビザ」切り替えというケースで、情報集めに苦戦したので、同じような境遇の方の参考になれば嬉しいです。
※申請の条件や方法は随時変わります。必ず、最新の情報はイギリス政府公式ページをご自身でご確認ください。
イギリスで結婚/配偶者ビザ申請した率直な感想
知ってはいたけど、やっぱり面倒すぎ!
大学院留学中の2020年3月、イギリスではロックダウンの影響で、買い占めなどの混乱が起きていました。
まわりの日本人留学生は続々と帰国し、心配した日本の家族からも帰国を進められましたが、
私は、当時付き合っていた現夫のもとに身を寄せ、イギリスに残りました。
私が修士論文を書き終える9月には、
「イギリスで結婚して一緒に暮らす」
と2人で決めていたので、
10月に入り本格的に結婚・ビザ申請準備を始めました。
私の学生ビザが失効する2021年1月末まで、この時点で残り4ヶ月。
結婚/ビザ申請までのタイムライン
① 式場予約・・・2020年10月初旬
イギリスで入籍する場合、結婚登記所または教会にて、証人2名の立ち合いのもと、宣誓とサインをします。
教会で式を挙げる場合、どこでも好きな教会を選ぶのではなく、会場は住んでいる街の教会です。
私たちの場合、近所の教会の牧師さんが彼の知り合いだったので、11月末に教会での式を予約しました。
② Marriage license取得・・・2020年10月中旬
結婚式の前段階として、登記所に2人で赴き、Giving Notice(結婚告知)をし、Marriage license(結婚権利)を取得する必要があります。
これは偽装結婚を防ぐ意味合いもあるようですが、
Giving Notice から Marriage license取得まで、審査のため 28日間待たなければいけません。
時間に限りがあるので、なるべく早くGiving Noticeをしたかったのですが、近くの登記所に確認すると1ヶ月先まで埋まっていました。
それでも、イギリス国内どの登記所で Giving Notice をしても問題ないとのことだったので、複数の登記所ウェブサイトを確認し、1週間後の空きを見つけることができました。
当日の持ち物は、パスポート2人分、住所証明2人分 (自宅に届いた銀行明細・公共料金請求書など)、私の在留証明(BRPカード)のみ。
1人ずつ個室に呼ばれ、自分とフィアンセの、名前/生年月日/国籍/職業/結婚歴/父親の名前/父親の職業/現在の住所と住んでいる期間などを聞かれました。
28日後に登記所に電話し確認したところ、無事 Marriage license を取得できていました。
書面として届いたのは、結果が分かって1週間ほど経ってからでした。
③ 移民弁護士とのコンタクト・・・10月下旬
ビザ申請における私たちの懸念は、
・10月末に彼が無職になり求職中だったこと(私の稼ぎも無し)
・私の学生ビザが1月末に失効するというタイムリミットがあったこと
でした。
ネットで見つけた移民法律事務所に連絡し、弁護士にこの2点について聞いてみると、
・彼の場合、前職の年収が ビザ申請条件である£18,600 (約270万円) を大きく上回っているため、1-2ヶ月の間に年収£18,600以上の職に就ければ、失業期間が理由で却下される可能性は低い
・今のビザが切れる日までにオンライン申請していれば、配偶者ビザが取れるまでの間、合法でイギリスに滞在できる
とのことでした。
この時点では法律事務所と契約をしていなかったのですが、
11月末に予定していた結婚式が、2度目のロックダウンにより1月中旬に延期になったことが決定打となり、弁護士を雇ってビザ申請をすることにしました。
法律事務所を選ぶ上で重視した点
・口コミ
・契約価格
・ウェブサイトにビザ申請について細かく分かりやすく書いてあるか
・弁護士と話してみて信頼感があるか
結婚式が延期になり、コロナもいつ収束するか分からず不安でしたが、
弁護士を交え、これから起こり得るシナリオと、それに応じた対処法を考えることで、
「何とかなる」と気持ちを落ち着かせることができました。
コロナの影響で簡単に海外渡航できないので、「日本で入籍→婚姻証明書を英訳してビザ申請で使用」という選択肢はもともと無かったのですが、
数あるビザの中で、「配偶者ビザ」が私たちの状況に一番適しているのかを、弁護士を交え再度見直しました。
そして、いま離れると次いつ会えるか分からない点と予算を考慮した上で、
引き続き「配偶者ビザ取得」に向けて準備することになりました。
他のビザを申請しなかった理由がこちらです。
ワーホリビザ
→ 倍率が高く、イギリスに残れないリスクあり
パートナービザ
→ 申請には2年以上交際している必要があるため該当外
フィアンセビザ
→ イギリス国外から申請する必要あり
→ 配偶者ビザとほぼ同額なのに6ヶ月間しか滞在できない
→ 6ヶ月以内に配偶者ビザを取得するため費用が倍にかかる
→ 滞在中働けない
②、③ に続く
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