見出し画像

イギリス留学 → 国際結婚・配偶者ビザ申請記録 ② 【結婚式 編】


前回の記事はこちら


2021年1月に入り、イギリスでは、まさかの3度目のロックダウンが行われるとのお達しがありました。

11月に続き、2回目の結婚式キャンセルか.. と途方に暮れていたのですが、結婚予定日まで1週間を切った頃、牧師さんから、「予定通り結婚式挙げられるよ!」と電話がありました。

1月末までに結婚し、配偶者ビザを申請できなければ、私たちが離れ離れになってしまうことを知った牧師さんが、「特例として結婚させてあげられないか」と上部に掛け合ってくれたようです!

義父母も証人として参列できると、行政機関に確認が取れました。


リハーサル

事前に当日の台本を貰い、目を通してから、2日前に教会でリハーサルをしました。

牧師さんと私は、そこで初対面。
優しそうな50代の女性でした。

彼女のおかげでロックダウン中に結婚できたので、本当に感謝しかありません。

ソーシャルディスタンスを保ちながら、どのように式を進行するかを主に打ち合わせしました。


準備

イギリスの結婚式のしきたりとして、聖書やポエムの引用の朗読があります。
牧師さんに送ってもらったリストの中から事前に3つ選び、牧師さん、彼、義父が朗読するということで割り振られました。


ロックダウンで多くの店が閉まっていたので、ブーケは宅配で用意し、ヘアスタイリングは義母に助けてもらいました。



古くからの言い伝えで、「Something4」と呼ばれる、結婚式当日に花嫁が身に着けるとよいとされるものがあります。

Something Old (古いもの)
Something New (新しいもの)
Something Borrowed (借りもの)
Something Blue (青いもの)

私は、

古いもの/借りもの → 母のネックレス
青いもの → 髪飾り
新しいもの → ドレスなど

を身に着けました。


※余談
下調べばっちりで臨んだはずが、これら4つに加え 6ペンス銀貨を靴に忍ばせる(Silver Sixpence in her shoes)と、結婚式後に知りました。

んなもん知るかー!


当日

教会に集まったのは、牧師さん、私たち2人、義父母、教会スタッフ、オルガニストの7人。

900年の歴史ある教会にオルガンが流れ、雰囲気に圧倒されました。


牧師さんの後に続き(ソーシャルディスタンスを保ちながら)、バージンロードを一人で歩きました。

日本にいて参列できなかった私の父は、一緒に歩きたかったと嘆いていましたが、
「自分は誰のものでもない、自身の意思で道を歩く」というような、私にはしっくりくるスタイルでした。


“Will you love him, comfort him, honour and protect him, and, forsaking all others, be faithful to him as long as you both shall live?”

との牧師さんの問いに、

“I will.”

と答える、映画でよく見るあれもやりました。


牧師さんの言葉をリピートする場面が何度かあり、緊張しましたが、無事ちゃんと言えました。


指輪交換の後、婚姻証明書にサインし、しばらく牧師さんのありがたい言葉を聞いて、結婚式終了。

40分前後の式で、寒さ対策の為に用意していた白いカーデガンも、使うことなく終わりました。

最後に写真撮影をし、皆にお礼を言って帰ってきました。


③に続く

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?