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新規営業で、1,000万案件を即決させた方法。

世の中の、上手い話は、全部詐欺。
こんにちは。クリエイティブディレクターの矢野まさつぐです。

39歳でこの会社(LENS)を設立した2014年、ボクは生まれて初めて新規営業というものをやりました。
今日は、39歳にして周回遅れのデビューを果たしたボクの10年間の少ない経験ながらも、濃くて生々しい営業の話をします。

まずは、さらに遡って、29歳の時に独立した時(前の会社を設立した時)の話を少し。
その会社では、すべての案件が紹介案件だったので、10年間、営業というものを一切やったことがなく、むしろ営業なんてしたら負けだと思っていました。それでも当時は、ありがたいことに、朝から朝まで仕事しても納期に間に合わないくらい仕事が溢れており、たったの3人で1億近い売上をキープしてました(あの頃は若かったw)。

そんな勘違い野郎のボクは、営業してないクリエイターがカッコよくて、営業してるクリエイターは仕事がなくて困ってる無能なクリエイターで、「私は無能で可哀想なクリエイターだから仕事を恵んでください」といっているようなものだ、と本気で思っていたし、一生懸命営業してる人を空高くから見下していました。最低ですw

今考えると、とんでもない偏見ですが、当時のボクは本気でそう思っていて、会社のWEBサイトもない方がかっこいいとすら思っていました(看板もないのに予約が取れないほど人気店的な発想...)。とはいえ、ホントに無いわけにはいかないので仕方なく作りましたが、わざと近寄りがたいトンマナにして、とてもわかりにくく(ファーストビューからの進み方が分からない仕掛けw)、もちろん問い合わせもしにくい構造にしていました。

実は、この感覚は、恥ずかしながら今でも完全には抜け切ってはおらず、LENSのWEBも設立時からずっと同じようなコンセプトで作っていました(むしろ最初のサイトは前述の会社のサイトの社名を変えただけw)。つい数年前まで(業界水準の2倍くらいの)弊社規定の料金表も載せていたし、とにかく広告代理店からのお問い合わせが絶対に来ないように必死に工夫していました(最後はシンプルに「〜お断りします」と表記していました←最初からそうすれば良かったw)。

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視点や視座が変わると働き方が変わり、人生が変わる。 今まで、散歩のついでに富士山に登った人はいません。 どこを目指して、どんな準備をして、誰と進むのか。 そのヒントとなる情報を発信します。 ブランディングを軸に、ヒト・モノ・カネに関する鮮度の高い情報を、惜しみなく書いています。

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B2B専門ブランディングファームの株式会社レンズアソシエイツ代表取締役兼クリエイティブディレクター。 「4つの質問でピントを合わせる」の出…

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