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学芸出版社
2018年10月9日 20:15
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。電車を降り、駅前のロータリーを横切り、県道にでる。その道を登り切ると目的の書店は見えてくる。夏ならば陽炎が立ち、スーツのしたで汗が流れていくのを確実に感じられる道のりだ。なぜ暑いのにスーツを着ているいるか、というと、僕にとってスーツは、力士のちょんまけとふんどしと同じで、な
2018年10月4日 10:44
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。店に入ると担当者は接客中。暫く待っていたがなんだか様子がおかしい。こりゃ接客ではなくお客に捕まっているな?書店ではよくある話だが、店員と長々とお喋りをする客がいる。そのパターンらしく、それから15分から20分待ったが逃れられないらしい。これは救援にいくしかない!お
2018年9月25日 14:00
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。「今日はぜひぜひ!お願いしたいことがあるんやけど」「何やねん。言うてみ」「4月にビジネス書を出すんやけど、お世話して欲しい」とチラシを見せ、内容を説明すると「よっしゃ、分かった。あそこに積んだるわ」あそことはレジ前平台の「新刊、話題書コーナー」大手版元の新刊がズラリと
2018年9月20日 12:06
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。書店に勤める彼女は元WEBデザイナーだとか。彼女が言うには「仕事は元々あるプログラムを現状に合わせて改良していくというものだったんですが、既存のものにプログラムを足していくことになり窮屈なものになって根本的な改良にならないんです。この部分が苦労するんですよ。」「そう、書店の
2018年9月18日 14:35
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。カウンターの上に仕入れたばかりの釣りエッセイが置いてあったので、「釣り、やります?」「好きです。」「海?川?」「川です。」という会話からスタート。「僕は、釣りと言えば川で。ちなみにバス釣りですけど、○○さんは?」「山奥の出身で、地元が鮎なんかでも投網が使える環境です。そんな
2018年9月4日 12:05
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。この店に来ると、本のある生活が人生を豊かにすることを約束してくれているような気がする。「○○さんいますか?」レジの女性が「休みです」。そう言われてもガッカリすることがないのがこの店。「ああそうですか。しばらく棚を見せてもらいます。」「モクチン」「場のデザイン」「アル
2018年8月29日 10:29
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。営業という仕事はとにかく歩く。書店から書店へテクテク。ターミナル店ならいいのだが郊外の書店の場合、駅から2キロ以内だと歩く、2キロ以上だと行かない。往復4キロは結構きつい。平均して一日の歩行距離は10キロ~15キロといったところだろうか。当然のことながら休息が必要になる。
2018年8月23日 10:27
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。BGMが流れている書店が少なくなったと思う。僕の耳に入っていないだけか?僕が若い頃に勤めていた書店はBGMを流していた。今では分からない人が多いと思うが「8トラックのカセット」だった。「音が歪んでいる」と音感の鋭いお客さんに叱られたこともあった。曲はクラシックだった。書店
2018年8月21日 09:51
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。○○プロデュースという書店のスタイルがある。開店する時に選書、レイアウトを有能な書店プロデューサーに任せるというものだ。先日そんな店にお邪魔した。「開店した時はこんなんじゃなかったんです。時間が経つにつれて何がなんだか分からなくなり、こんな棚に・・・」選書センスのよい
2018年8月17日 16:15
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。当社の本を管理してくれているのはこの店で30年近く働いているベテランのおばちゃんです。棚整理をしている女性は若いし、あのおばちゃんではないなと思いながら近づいて、「こんちわ」と声を掛けて振り向いたのは、やはりおばちゃんだった。「横から見たら20代の女性やし、もしかしたら違う
2018年8月15日 13:46
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。書店に入り担当者と顔を合わせるなりすぐに「あれ? この間いらしたばかりなのに。一年に一回だと思ってた。」「あんたやからまた来たんやで。イヤ、邪魔やったら一年に一回にするけど・・」「そんな・・・」という変な入りから今日は始まった。まだ訪問回数は少ないのだが、こういう会話
2018年8月9日 12:33
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。絵本について調べることがあって書店の児童書担当をしている人と話をする機会があった。そこで感動した言葉があった。「絵本は絶対に電子化されないものですよね。」う~ん、深いではないか。皆は気づいていたかな?僕は気づかなかった。店員さんの「絶対」という言葉がキーワードだ。そう
2018年8月7日 11:45
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。シャッターを降ろした店舗が並ぶのは商店街だけでなくテナントビルでも見かける光景だ。この書店もシャッターを降ろした店舗が目立つ閑散としたビルの中にある。「これじゃあ、いくら頑張っても成果は出しにくいね」「そうなんです。それに建築書の棚は縮小されてまして、益々売りにくいんです
2018年8月2日 10:32
学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。店に行くと売場の担当者が誰かと喋っていた。話の内容から、どうやら著者らしく、大きな声で「よろしくお願いします!」というのが聞こえた。著者が店を出て行くのを見届けて声を掛けた。「著者ってこの店によく来ます?」「結構来ます。」「で、どうなん?ありがたい?困る?」「何だか