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自分の足りない部分にばかり目がいってしまう理由について

多くのアスリートやビジネスパーソンが陥りがちな罠があります。それは「自分の足りない所ばかりに目がいってしまう」ことです。

自己批判や自己不信に悩むことは、どんなレベルの選手や一般の社会人、学生にも共通の課題です。

今回は自分の欠点ばかりに目がいってしまう傾向について、一緒に考えていきたいと思います。

自分の足りない部分に目がいってしまう理由


・完璧主義:アスリートや仕事ができるビジネスパーソンは往々にして完璧を求める傾向にあります。高い目標を設定し、全力で努力することは重要ですが、それが行き過ぎると、自分の欠点や失敗に対して過度に厳しくなったり、許せない気持ちになります。

・他人との比較:チームメイトやライバルとの比較は、モチベーションを高める一方で、自分が劣っていると感じる部分に目が行きやすくなってしまいます。特にSNSの普及により、情報が溢れすぎており、他人の成功やハイライトばかりが目につくため、自分との比較が加速してしまいます。

・ネガティブ・バイアス:人間はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事に強く反応する傾向があります。これによって自分の失敗や欠点が過度に大きく見えてしまうことがあります。

メンタルを強化するための対策


・ポジティブリフレクション
毎日の練習や試合の後に、自分の成功や良かった点を振り返る習慣を持ちましょう。例えば、「今日はヒットを打った。」、「シュートを決めた。」、「0.1秒記録を更新した。」、プレー以外のことでも、「大きな声で仲間を鼓舞することができた。」、「しっかりと資料をまとめることができた。」等といった具体的なポジティブな出来事を記録することで、自己肯定感を高めることができます。

・現実的な目標設定
短期的な目標と長期的な目標を設定し、それぞれの達成度を評価しましょう。目標は具体的で達成可能なものにすることが重要です。達成した際には自分を褒め、次のステップに進む自信を育てます。

・マインドフルネスの実践
マインドフルネスとは、現在の瞬間に集中する技術です。瞑想や深呼吸を取り入れ、ネガティブな思考を和らげ、集中力を高めましょう。これにより失敗を過度に気にせず、パフォーマンスに集中することができます。

・サポートシステムの活用
監督、コーチやチームメイト、家族や友人と自分の気持ちを共有することはとても重要です。他人からのフィードバックや励ましの言葉は、自分の視点を変える手助けにもなります。孤立せず、周囲のサポートを積極的に受け入れましょう。

・失敗から学ぶ
失敗を学びの機会として捉えましょう。ミスをしたときには、「次はどうすればうまくいくのか」を考えることで、成長のチャンスに変えます。失敗は成功へのステップであると認識することがとても大切です。

まとめ

スポーツや仕事において、自分に足りない部分に目がいくことは、誰にでもあります。しかし、自己批判に陥ることなく、ポジティブな視点を持ち続けることが重要
です。

日々の練習や試合の中で、成功体験を積み重ね、現実的な目標を設定し、マインドフルネスを実践することで、メンタル面を強化し、より良いパフォーマンスを発揮することができます。

自分の成長を信じて、前向きに取り組んでいきましょう。


最後まで読んで下さりありがとうございます。次回もお楽しみに!

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