同僚からイヤなことをされていると思ったら校長に相談せよ
とりあえず不快なことは溜めない
パワハラという言葉が流行っているが、とにかくイヤなことをされたら本当にイライラする。
これはパワハラか?いやパワハラではないか・・・だったら我慢するか・・・
これは自分を苦しめるものだ。
職場で嫌なことをされているんだったら、まずは悩みを打ち明けるべきだ。
一人で悩んだって意味がない。というか悩んでいる時間が無駄だ。
その時間に丸付けなり教材研究なりしていたほうがよっぽどの得だ。
大丈夫、嫌なことは他の同僚もされている
以前、ある教師から自分の授業を批評されるというイヤな行為を受けていた。
あなたの授業は・・・あなたのクラスは・・・
と、繰り返し批評された。
正直、日に日に参ってしまった。
自分は精一杯やっている。「若手だから」というのは完全に言い訳にすぎないが、経験年数が少ない分未熟なのは当然だ。
だが、あきらめたりはしていない。日々いろいろなことを試して、あの手この手でクラスを成り立たせようとしている。そう思って指導を続けてきた。
しかし、授業に入る支援員だったり、私の授業を見てもいないある教師は、ひどく私の指導をバッシングするのだ。
そのバッシングを受け続け、とうとう我慢できずにある先生に相談してみた。
するとだ。
「あ、そうなんですか。同じこと、〇〇先生もされ続けていましたよ。その先生も辛かったようで。」
気持ちが一気に晴れやかになった。
そう、「自分の指導が悪い」のもまああるだろうが、
一番は、やたらと批評してくるその教師の人間性に問題があるのだ。
「他人は変えられないから自分が変わろう」とあるのだけれど。
この言葉をさんざん聞いてきた。
「自分が変わろう」そう思い続けて、考えた。
まずは「受け流す」ことだ。
批評されたっていいことはない。
もっと建設的な「アドバイス」となれば別なのだが。
アドバイスだって何度も言われたらイライラの要因だ。
そして「ま、いっか」だ。
言われたからには「次がんばろう」だ。
もしかしたら自分自身が気づいていないところを教えてくれたのかもしれない。
しかし、それはだんだん限界に近づいていく。
耐えられなくなったとき、身近にいる人に相談をするとよい。
しかし私は、同僚に相談すると、何かうわさが広がるのではないかと思い、
不安になって誰にも言えなかったのだ。
そして同業者ではない妻に相談することになる。
これは「愚痴」だ。
愚痴るとすっきりする。
が、聞いている側はツライだろう。
現場もしらないし、毎日聞き続けていたらさすがに疲れる。
妻には本当に申し訳ないことをしたと思っている。
職場の悩みは職場で何とかする。これが一番の策だろう。
誰に話せばいいか?
信頼できる同僚はいるか。
同年代の先生がベストだろう。
しかし、ちょっと「先輩」みたいになると、
年下に話すのはな…と、自分でなんだかへんなプライドを感じてしまった。
やはり、校長だ。
校長というのは学校のトップである。
と当時に、教職員を「中立」に見なくてはならない存在だ。
ということは、話を聞かなければならないのは当然のことだ。
話を聞いて、必要な策をとる。これが仕事であるはずだ。
もし対応がおろそかであれば、間違いなく職場に影響を及ぼす。
学級経営と一緒だ。クラスを仕切る担任に不信感が募ると、クラスは荒れるだろう。
クラスの人間関係がこじれると、クラスは荒れるだろう。
校長は、それだけ職員室内の人間関係に注意を払っているはずだ。
だから、校長に相談するのが、解決への近道だと考える。
近くの教員に愚痴るのもよいが、
愚痴って終わりになる可能性もあるからね。
もちろん、校長の人間性次第なんですけど。
一度、話してみてはいかがでしょうか。
私は事実を全て話したら、親身になって聞いてくれたし、
行動を起こしてくれた。神校長だったかもしれないけど。
「これってパワハラ?」と悩んでいる方へ
きっとパワハラです。
パワハラの定義は様々だが、
「嫌なことをされたら全部パワハラ!」と考えていいと思う。
それが、一度や二度だったら、ちょっとまて。と言いたいが。
人間、誰だって完璧なコミュニケーションはできないからだ。
だが、繰り返しされる明らかに不快な行為、
上の立場を利用した叱責、嫌がらせ、仕事の命令。
全部パワハラととらえるべきだろう。
特に、「年上」だったり、「管理職」だったりするとなおさらしてくる可能性は高まる。
相手を尊重した態度を持たない同僚は、このようなことをどんどんしてくる可能性があるのだ。いや、ごくわずかですけどね。
「された側がイヤだったら、パワハラなのだ。」
「したつもりはない」は成り立たない。
もしあなたが上の立ち位置にいるのであれば、
日頃からうまく信頼関係を築き上げる、仲良くコミュニケーションをとる、その部下を承認する。など。
それをしないと、「あいつならやるよな」となってしまうのである。
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