メンヘラ小学校教員

小学校教員6年目。メンヘラの文章をどうぞご覧ください。日々あーでもないこーでもないとだ…

メンヘラ小学校教員

小学校教員6年目。メンヘラの文章をどうぞご覧ください。日々あーでもないこーでもないとだらだら悩んでます。

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「教師をやっていてよかった」瞬間を大事にして教師を続けろ

教師は大変なことばかり教師は膨大な仕事量に追われ、残業働かせ放題、終わりの見えないいじめ不登校対応、やっかりな保護者対応、教材研究、PTA、土日の勤務、以下略。 以前noteの記事でも取り上げたが、私の感覚としては98%が「大変」「辛い」「疲れた」と思うような仕事と考えている。 たまに報われる卒業後偶然会ったときに「先生だ!久しぶり!」 保護者に声をかけられる「あの時は本当にありがとうございました」 報われる瞬間は、私の中では(今のところ)この2つである。 一つは当時担任

    • 育休を経験して。代わりの教師はいませんでしたが。

      育休は取るべき。取りましょう。 私は二度取ったが、残念ながら二回とも代わりの講師等はいなかった。 担任不在となってしまったことは非常に残念でならなかった。 男性が育休を取るというのは当時「珍しい」ことであったから、管理職からは「いいね~」と好印象だったようだ。 しかし、現場としては困惑していただろう。 当然「え~」「困るよ~」という声はなかった。 だが、「大変、大変」という声は聞こえてきた。 人員が一人減った現場は、やはり「大変、大変」だ。 職場では、一人ひとりいろ

      • 教師の残業問題について考える

        ・とにかく仕事が多い ・給料上乗せでは解決にならない ・教師の数を増やせ といった声が絶えない。 私もずっとそのような考えにいた。 YouTubeを見ていると、教員の働き方についてメディアが取り上げている動画がたくさん出てくる。 ある動画で、珍しいコメントがあった。 「結局は一人ひとりの働き方ですよね」 ネガティブなコメントを言っている教師がほとんどだが、 こんなことを話している教師がいてびっくり。 (どの動画だったかは忘れてしまいました) 驚いたのだが、私は同

        • 保護者の願いは尊重せざるを得ないんだけどね。でも違うんだと思う。

          保護者の願いを面談で聞くのも教師の仕事の一つである。 うちの子はこうだ。だからこうしてほしい。 どうしても〇〇ができません。だから〇〇ができるようにしてください。 特別支援学級の場合や、学習障害を疑う児童生徒においては、無理難題とも言える希望が出てくることもある。 なんとか今年度中にかけ算の筆算ができるようにしてください! (えっ・・・今1けたのたし算レベル…) 3年生の漢字まで全て終えてください! (ひらがながなかなか書けないのに…) こういった経験はないだろうか。

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        • 教材研究
          1本
        • メンヘラ読書記録
          10本

        記事

          暴れた子の対応

          神ツイートだと思う。 暴れたり、パニックになったりする子の対応は、実に様々だと思う。 とにかくパニックになっているときは、クールダウンすることが第一だ。 これは言うまでもない。 クールダウンするということは、落ち着ける場所に連れていくことが必要だ。 これは多くの教師が実践していることだと思う。 これは、いいよね。 難しいのは、このあとの対応である。 子どもが落ち着いていないのに、無理やり押さえつけたり、叱ったりしていないだろうか。 周りに被害が及ぶ可能性がある場合、押

          教師をやっていると2%いいことがあるよ

          毎日仕事をしている中で、どのくらいいいことがあるか。 100%のうち、98%は「疲れた」「大変」「ツライ・・・」というであると思っている。 毎日、膨大な仕事量に追われているのだ。 学校に着いた瞬間から仕事が始まっている。そして、子どもたちがかえって一息ついたと思えば、事務仕事、授業準備、行事準備、会議など。 本当に大変な仕事だ。 そして、どんなにがんばったとしても、「98%は報われない」。 報われないというのは、がんばった結果が返ってこないという意味だ。 毎日一生懸命授

          教師をやっていると2%いいことがあるよ

          ガミガミ指導は無意味

          全く持って意味のない指導だと私は考える。 なぜガミガミしてしまうのか?簡単な話である。一度指導しても行動が改善されないから。 子どもは大抵素直だ。 ほとんどの子は「気をつけます」とか「わかりました」 となる。 しかし、教師が正しいと思っている指導をしたとしても、 「うるせえ」「クソババア!」と反抗されたり、 「・・・・」と黙ってしまったり、 「気をつけます」と言っても、行動が変わらなかったりする。 こんなとき、同じ指導を繰り返したり、さらに声を荒立てて叱りつけたりしてし

          ガミガミ指導は無意味

          同僚からイヤなことをされていると思ったら校長に相談せよ

          とりあえず不快なことは溜めない パワハラという言葉が流行っているが、とにかくイヤなことをされたら本当にイライラする。 これはパワハラか?いやパワハラではないか・・・だったら我慢するか・・・ これは自分を苦しめるものだ。 職場で嫌なことをされているんだったら、まずは悩みを打ち明けるべきだ。 一人で悩んだって意味がない。というか悩んでいる時間が無駄だ。 その時間に丸付けなり教材研究なりしていたほうがよっぽどの得だ。 大丈夫、嫌なことは他の同僚もされている 以前、ある教師

          同僚からイヤなことをされていると思ったら校長に相談せよ

          成長した子どもの姿を見て得意げになるのはやめてほしい

          〇〇先生のクラス、すごいですね!! 子どもたち立派です! こう言われたことはないだろうか。 または、同僚が言っているのを聞いたことはないだろうか。 子どもの姿は、その子の一部分でしかない。 元気に走り回っている子がいたとする。 果たして心も落ち着いて明るい気持ちでいるだろうか。 当然、心の中でどう思っているかはわからない。 下を向いて表情が暗い子がいたとする。 おそらくほとんどの教師は気にかけるだろう。 もちろん、私は注意深くその子の行動を見るようにしている。 何か困

          成長した子どもの姿を見て得意げになるのはやめてほしい

          T2がいる授業の難しさ・何か言われたら嫌だよね

          例えば、T2がいる授業で、こんなことがあったとする。 T2で入っている講師が、子どもたちの前で叱った。 それは、担任にとって「それは叱ることではないだろ」となる内容だった。 担任(T1)は違和感があったが、スルーした。 後にT2から「あの時は担任が真っ先に叱るべきだ」と叱責を受けた。 はっきり言って、担任にとっては迷惑である。 何が迷惑か。それは、担任が叱られることだ。 そもそもT1もT2も「先生」である。 第一に、T2はT1の教官ではない。 T2は講師であれ、支援員であ

          T2がいる授業の難しさ・何か言われたら嫌だよね

          「叱る」を変えよう

          叱るとは、子どもたちがしてしまった過ちに対して、 強くとがめて注意すること。 叱るとは、怒るとは違うとよく言われますが、 感情が入っているかどうかってことの違い。らしい。 怒るはその人の苛立ち・不機嫌などの負の感情が入っている。 だから「怒るはよくない」と言われている。 怒るはだめ、でも叱るは大切と言われる。 しかし、一般的にイメージする「叱る」はどうか。 結局はきつい口調で、子どもを責めていくことではないだろうか。 だらだらマイナスなワードを使って子どもたちを怖がら

          「叱る」を変えよう

          配慮ってどうなんでしょう。女王の教室に学ぶ指導法③

          当時はあまりなかった言葉ですけども 放送された当時は2005年。その時は「インクルーシブ」「合理的配慮」などの言葉はまだ流行っていなかったかもしれない。 現在、教育で「多様性の尊重」「差別をなくそう」「配慮をしよう」とか、そういった言葉がかなり出回っているように感じる。 「学習に困難を抱えている子には配慮を」と教師が考え、一人ひとりに寄り添った指導が行われているはずだ。 保護者の考えも変わったような。 保護者の考え方も変わってきているように感じる。 「うちの子をビシバシ

          配慮ってどうなんでしょう。女王の教室に学ぶ指導法③

          厳しく指導することの大切さ。女王の教室に学ぶ指導法②

          厳しい社会の現実 担任が繰り返し伝えているのは「世の中はそんなに甘くない」ということ。 貧富の差、学力の差によって生活は全然異なっているということを伝えているのかと思う。 「幸せになれるのはたったの6%」とも言っている。 現場にいると、次々に子どもの心が折れ、逃げているような現状があると思う。 愛することと甘やかすこと このドラマの担任は、とんでもなく厳しく指導する人だ。放送した当初は抗議する団体もいたようだ。かなり過激なシーンもあったわけだから無理もない。 しかし、

          厳しく指導することの大切さ。女王の教室に学ぶ指導法②

          「罰を与えるということ」女王の教室に学ぶ指導法①

          女王の教室では、担任が繰り返し「罰を与えます」と言っている。 何か不適切な行動をしたり、成績が下位のものには繰り返し伝える。 言っているというか、もはや脅してる、と思う。 罰の内容は、給食や掃除などのいわゆる当番活動だ。 現行の学習指導要領では、特別活動の一つとしており、以下のような記述がある。 なぜ当番活動があるか。 まあ、当番活動がなかったら、当然教室掃除は担任、給食も担任、というこになるので面倒…というのもあるが。 一番は、やはり社会の一員として必要な「協働」を学ぶ

          「罰を与えるということ」女王の教室に学ぶ指導法①

          教員が抱えるジレンマ

          子どもの短所はすぐに気付く。どうしても集団だと「浮いて」しまうものだ。 子どもは未熟だ。できないことがある。もともとの知能の差もあるのだから、できる子とできない子がいる。 教師はそれを厳しく叱ることがある。 もちろん、ある程度はこのようなことは必要かもしれない。「指導」するということだ。。 だが、行き過ぎた指導は子どもを苦しめる。 「行き過ぎ」というのは、どのレベルから「行き過ぎ」なんだろう。 教師によってその考えは違う。 だから、「厳しい先生」「優しい先生」がいる。 そ

          教員が抱えるジレンマ

          いじめが起きたら。教員としての思いと対応

          起こしたくない、けど。担任として、最もツライ思いをしたのは、いじめの対応。 多くの教員がそう思っているのではなかろうか。。 ある一人の児童が何人ものクラスメイトからいじめられた。 こんな出来事があったのは完全に私の失敗だったと思っている。 未然に防げたのではないか。 いじめがエスカレートする前に気づけたのではないか。 もっと子どもと私が話しやすい関係になっていたのなら・・・ 周りの子が「いじめはやってはいけないことだ」「これはだめだ」「何とかしないと」「できれば注意したい

          いじめが起きたら。教員としての思いと対応