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ガミガミ指導は無意味

口やかましく、あらだてて、しかりつけたり文句をいったりするさまを表わす語

精選版 日本国語大辞典

全く持って意味のない指導だと私は考える。

なぜガミガミしてしまうのか?

簡単な話である。一度指導しても行動が改善されないから。
子どもは大抵素直だ。
ほとんどの子は「気をつけます」とか「わかりました」
となる。

しかし、教師が正しいと思っている指導をしたとしても、
「うるせえ」「クソババア!」と反抗されたり、
「・・・・」と黙ってしまったり、
「気をつけます」と言っても、行動が変わらなかったりする。

こんなとき、同じ指導を繰り返したり、さらに声を荒立てて叱りつけたりしてしまうのはごく普通のことだ。

これが、ガミガミの元となる。

一度や二度で改善されれば、ラッキーと考える

そもそも、子どもは練習が必要だ。
「失敗してしまったことを、二度と繰り返さない」
それはレベルが高いものであると考える。

そして、過ちを繰り返してしまうということは、
その子にとって指導が合っていない、と言える。
だから、別の方法で指導をすることが必要なのだ。

ガミガミをやめて、次の手立てを考えよう

「指導の引き出しを多く持ちなさい」
これは初任のころによく聞いた言葉だ。

まさにその通りである。
ガミガミ同じ言葉で責めたって、全くもって意味のない時間だ。
次の手立てを考えて、その子にぴったりの指導法を見つけるのだ。

また、指導を繰り返しても改善されないということは、
「できなくて困っている子なのでは?」と考えることも大切だ。
自閉系、ADHD系と考えるのもよいだろう。
もちろん、すぐに決めつけてしまうのはよくないが。

ある程度経験を積めば、
「あ~、少しそういうのを持っている子なのかな~」
と予想できるだろう。
発達障害のグレーゾーンにいる子は、
同じような叱責を何度もされ続けている。
ツライ思いをしている場合がある。

頭ごなしに叱らずに、次の手をうつ。
そして、支援を受けて「できた」と喜べば、100点である。


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