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小説かいてみた

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ショート:【ぼくスシえモン】

ショート:【ぼくスシえモン】

のり太の親は寿司職人で、のり太も将来は寿司職人になるように、うるさく言われていた。しかしのり太は反発していた。

「クソ・・・。寿司職人なんか絶対なるもんか」

寿司職人にならないために大学を目指して勉強しているが、イマイチ身が入らず、成績もかんばしくなかった。大学に入って他のみんながそうするように、いい企業に就職したかったのだが、成績が悪く気持ちばかり焦るのであった。

「あーーー、大学受かんな

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ショートショート:【面接官の本音】

ショートショート:【面接官の本音】

鳥島田(とりしまだ)は株式会社タテマエに務めていて、今は課長をしている。
今年も新卒採用の時期なのだが、鳥島田は憂鬱だった。
タテマエ社では面接官を各課の課長が当番で回すことになっており、今週は鳥島田の番だったのだ。

(あー、めんどくせえなあ。最近の学生ってなんでこう、クソ難しい質問してくるんだろ。舐められないように答えるのメッチャだるいんだよちくしょー)

9時50分。
今日一人目の面接がもう

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短編小説【今宵も、知らねえヤツと晩メシを】

短編小説【今宵も、知らねえヤツと晩メシを】

ネタがないので小説書きましたー。
3000文字ちょいなのでさくっとどうぞ

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今宵も、知らねえヤツと晩飯を

カズヤは自宅アパートのコタツに入っていた。いつもの、自分のアパートのコタツである。いつもと同じ、なんの特徴もないコタツ。
だが、1週間ほど前から突然変わったことが一つだけある。
それは目の前のコタツのちゃぶ台の上に、豪華な晩メシが並んでいることだった。
今日のメニューはハン

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