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息子の足が繋ぐ縁

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#エッセイ

346.雑記 / 最後の息

346.雑記 / 最後の息

noteを開くとき、とても注意ぶかく操作をする。そうじゃないと見えてしまうから。なにがって、前日に書いた記事の”スキ”の、数が。

数が多かったら(あくまで当社比)変に調子に乗ってしまったり、無意識に「この路線がウケるんだな......だったらもっとやろう / もうやめよう(そう、やめたくなってしまうのだ!ばかばか!)」という路線バイアスが発動してしまうし。

数が少なかったらふつうにしょんぼりし

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ぷっという音に

ぷっという音に

隣で寝てる次女(7ヶ月)が、ぷっとオナラをしまして。

寝ながら。

隣でスマホを見ていた私は思わず「ふふっ」って笑っちゃって、なんだか幸せだなぁと思いました。

日常のちょっとしたことに笑えるって幸せです。

長女を産んでから一年は余裕なんて一切なくて、なんかの拍子に息が止まるんじゃないかといつも緊張していました。

長女を可愛いと思えたのは出産してから一年を過ぎた頃。

「この子死なない」

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小さな出会い。

小さな出会い。

昨日サンダルを購入した。

ゴールドの、そのサンダルは私の気持ちもキラキラにさせてくれる。

ご機嫌に買ったばかりのサンダルを履いてお散歩へGO。

案の定、靴擦れができた。

両足の小指にできた1.0㎝×1.0㎝の靴擦れはひどく痛む。
(サイズを測るのは看護師時代の癖らしいww)

しかし気持ちは、今日の天気と同じで快晴。

☆☆☆

私は靴を買うと【花より男子】という漫画を思い出す。

その中

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はじめの記憶、終わりに向かう

はじめの記憶、終わりに向かう

わたしが生まれてからいっとう最初の記憶は、アパートのベランダから射すあたたかな光でした。

わたしはふかふかとした太陽の匂いのする布団の上で腹這いになり、腕と足をぱたぱたとさせながらベランダでシーツを干す母親を見上げていたのでした。

もしかしたらその記憶は誤りで、写真で見た風景が頭に残っているだけの話なのかもしれません。

幼い頃の記憶はところどころ鮮明に残っています。姉は心臓が悪く、母親と東大

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