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趣味が多い方だと思う。

好奇心が勝って、色々ととりあえずやってみる、ということを繰り返している。1度きりの人生、やれることは全部やってみたい。

その中でも、特にずっと長続きしているのが音楽を聴くことだ。私は音楽依存性である。

中学1年生のころにKANA-BOONの「TIME」というアルバムに出会ってから、私は音楽マニアへの道を歩み始めた。今では彼らの曲を聴くことはほぼなくなったけど、初めてCDを買った時の高揚感は今でも覚えている。




私の中学1年生の頃というのは、私にとってかなりしんどい時期だった。この話をするのは初めてだが、私は入学してすぐにストレス諸々で食事ができなくなった。ざっくり言うと、喰種になった感じだった。突然、食べ物の本当の味が全く分からなくなったのだ。信じられないけど。「くそっ、人間の食べ物がたべれねぇ…!!!!」

そんな感じで、私は結構痩せてしまった。入院して生死を彷徨うくらい。ちなみに今は完全に完治していて、あの頃の反動で食べることが大好きである。週四でラーメンを食べているので安心してほしい。食べるの大好き!!!

だけどあの頃の私には、本当の気持ちを話せる友達も、素でゲラゲラ笑える場所もなかった。ひとりで色々なことを隠して、幸せなふりをしていた。だって、可哀想な人にだけはなりたくなかったから。

そんな折に、たまたまラジオから流れてきた音楽を聴いて(私の家はテレビをあまり見ない家だったのだ)、私は音楽を聴くことにどハマりした。

悲しい、腹が立つ、嬉しい、辛い、そういう感情を、私は音楽を聴くことで代わりに歌ってもらっていたのだと思う。

多くの人が、「うっわきもちわる!」「何が良いのかよく分からない…」と思うような曲を、私は好きだ。こればっかりは好きなのだから仕方がない。笹川真生、PKshampoo、神聖かまってちゃん、リーガルリリー、女王蜂…。自分の好きな曲がどれだけ不気味で柄が悪いと思われていてもいい。ライブハウスの最前で感動してボロ泣きしている私が、紛れもなく私なのだ。彼らだけが、私のことを分かってくれる気がした。

私の趣味が変わっている分、相手の趣味に寛容でいたいと思っている。人の話を聞くのは楽しいしね!

天竺鼠の河原や、太田光が好きだし、カイジが好きで、高橋源一郎が好きで、派手髪が好きだ。人と違う私がずっとコンプレックスで、嫌いだ。だけど、自分の気持ちに嘘をついてまで好きなことを辞めたって、自分のことを好きにはなれない。

人間の気持ちに蓋をすることはできない。

○○が好き、○○が嫌い、○○がしんどい、○○が嬉しい、何を感じることも、間違ったことじゃない。もちろん、だからといって人を傷つけていい理由にはならない。だけど、少なくとも、自分の感じていることを自分で否定しなくたっていい。

私はどれだけ頑張ったところで、本田翼にも橋本環奈にもなれない。本田翼の真似をしたって本田翼には勝てないし、橋本環奈の真似をしたって橋本環奈にも勝てない。それどころか、隣の席のAちゃんにも、後ろの席のBくんにもなれない。私は私でしかいられない。私以外私じゃないの、当たり前だけどね〜

今いる場所の「普通」という実態のないものを追いかけたところで、何をやっても私は私でしかいられない。私は劣等生だ。だけど、だからロボットは私の代わりをすることができない。顔や見た目や誰かから聞いた噂で、誰かをカテゴライズして批評したって虚しいだけだ。ろくに話したこともない人が流す、根も葉もない黒い噂なんて心底どうでもいい。

いつか誰か偉い人が言っていた。「100万ドルが手に入るからといって、自分の両方の眼球を捨てれるか?」これは例えだが、私は何円積まれても眼球を捨てられない。それってつまり、自分の見ている景色に、100万ドル以上の価値を見出しているってことだ。もっといえば、自分自身に、100万ドル以上の価値があると思っている。そのくらい、私たちは自分自身をことをかけがえのない存在だと思っているのだ。

好きなものを好きでいいじゃないか。今いる場所だけが全てじゃない。周りに合わせて自分のやりたいことを諦めて、ただ何となく浪費していく時間も、二度と返ってはこないのだ。ダサくていいし、格好悪くていいし、幼稚でも二番煎じでもいいじゃん!そんな私を良いと言ってくれる人がきっといる。世界は広いのだから。

完璧な人間なんてどこにもいない。みんなコンプレックスもあれば、駄目なところもあって、欠けているから補いあえる。もし完璧な人がいるとしたら、その人は誰にも頼らずに生きていける。完璧な人間は孤立する。

私は勉強が嫌いだったから、怒らずに根気強く教えてくれる人がいることで、どれだけ救われるか知っている。抜けてるところがあって滅茶苦茶コンプレックスだから、気にしないよと笑ってくれる人がいることの嬉しさを知っている。そんな風だから、自分も、人に優しくいたいなと思っている。その人の短所はきっと長所でもある。

なぜ急にこれを書こうと思い立ったかというと、深夜に昔の峯田和伸の動画をみていてかっこいいなとおもったから。で、その時に私は文章を書くのも音楽を聴くのもすきだけど、それを知っている人は殆どいないな、と思ったから。気が向いたら書いていこうと思います。よろしく!!!!




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