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外にいても個人情報悪用広告を見させられる楽しい時代

dokomoと電通がやってるOOH広告がリターゲッティング広告化していてきっsyうっわ!と思ったので

#ニュースからの学び

としている。ヘッダ画像をお借りしています。

OOH広告とはout of home広告。家の外で観る広告である。お借りした画像のように家の外にはあらゆる広告がある。上記の連中は外でも広告をリターゲッティング化してるわけです。どうやって?ドコモの個人情報と電通の包囲網を使ってだ。うーわ

しかも悪夢的なことに個人情報が奪われた状態の広告とは効果測定ができてしまうから、広告の精度が高まっちまう。より「ポチらせる」方向に進んでいるのだ、広告は。

効果測定しやすいのは連中にとっての敵(ぼくらのことだ)が常に一定であるためだ。匿名データとは謳っているが、奴らが奪う情報とは歳、性別、すみかであり、このデータを持って歩いてる人が当該OOH広告圏内に入ってきたら(GPSでわかる。セコムの防犯ビーコンかよ)、ドガッとあの渋谷サイネージに当該CMがデカ映しされるわけだ。

利用個人情報は事前に許諾済みとか書いてるけど、アプリインストールしたことある人ならわかると思うけどあのクソ長い約款を体裁だけ表示してスクロールさせたことを「利用規約をすべて熟読し脳内に叩き入れた状態」と見做すような連中だ。それをした状態でアプリの利用ボタン=規約同意ボタンを押させるんだから、どれだけやくざな方法のマーケティングが蔓延っているのか考えただけで頭が痛くなる。

そのように奪った個人情報に正当性があるのかどうか、このダークパターンマーケティング淘汰時代に我々はもう一度立ち返る必要がある。顧客をブラウザとか紙のメディアから、アプリに移遷させるこういとはアプリ内でガンガン個人情報奪いまっせ~~wwwがしたいだけであり、別にアプリの利便性などを顧客に与えたくてやっているわけではない。

百歩譲って、アプリへ移行したことで多少UIが良くなったみたいな恩恵があったとして、奪われる個人情報の価値を思えばUIの利便性などゴミ以下の価値しかない。といいますか、むしろユーザに不便を与えて使いやすいアプリに移動させて個人情報をむしる行為こそ、代表的なダークパターンマーケティングです。あの悪名高いマイナンバーカードがまさにそれをやっている。つまり国家が血税でダークパターンマーケティングをやっているわけです。時代に逆行して。

これを利用すれば、例えば「20代の男は寒い日の何時に渋谷であったけー饂飩のこんなCMを見せてやると、何分後にどこどこのコンビニ入って買うよ(あるいは渋谷のどこどこの店舗で食うよ)」みたいなデータが連中の懐に入る。

別に人間がそこまで単純で愚かとか言いたいわけじゃないけど、企業の思うように商品を買う猿が量産されようとしている。といいますか企業には、こいつらにこういう映像を見せればこれ買うから買えや~~~はいポチー~~~~www(まるきゅーの横?のビジョンに当該映像が映る)が日常的能力として手に入ることになる、そんなクソくだらない力を手に入れようとしている。ウケる。

かつてリターゲッティング広告がきっしょいから欧米にならってCookie規制をしようと政府が持ちかけたら、あるIT業界経営者団体がふざけんなと噛み付いた。ユーザにものを売りつけるための個人情報を俺達から奪うなと言うのが趣旨で噛み付いたらしい。見事な時代錯誤のダークパターンマーケティング精神の持ち主である。

日経の提灯ニュースによればこのサイネージ広告は今や大学にも置かれようとしている。人手不足による採用のためです。学生を青田買いするために今はデジタル青田買いが行われるのだ。

かつてサブリミナル広告が禁じられたけど、技術の進歩を悪用してなんとかそっちに行こうとしているようにも見えてしまうのは大げさでしょうか。

本来どのような職の業につきたいかなんて、個人の思想に基づいて自ら能動的に選択するものである。そのような個人の思想にまで謎のダークパターン思考により染め上げられる権利がある、影響を及ぼしていいと思っている企業が採用活動を行っているのであれば、最早爆笑ものであると思うんだけど。

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