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冷やし世界系はじめますか?

映画パラサイト半地下の生活を1年ぶりぐらいにさらっと見返したため、またその中身に思いを馳せていろいろ書いております。

つまり内容についていろいろ詳しく書いてしまっているため、ご覧になっていない方はお気をつけていただきたいです。ヘッダ写真をお借りしています。

"コメディ"

パラサイトが最初の頃は共感性羞恥とか「うわ~こんなんバレたらあかんやん」的情動に呼びかけるような内容であることは誰の目にも明らかですし、そう見えるように造られたのでしょう。

いわゆる映画の始まりと終わりでその世界観や観ている人の感性を180°ぐらい無理やり壊して転換させる造りは映画において常套手段となってきてしまい、めっちゃおもろいけどそのやり方あきあきやねン、と映画評論家きどりを図に乗らせているかも知れません。

ぼくは映画評論家が何かご意見を述べるような媒体を見ないため、違っていたら立つ瀬がありません。おすぎの映画の話は好きです。

世界系について

トゥルーマン・ショーとか、ぼくがこの前なんでだか忘れてしまいましたがたまたま観たメッセージとかもそれに当たるでしょうか。

「最初と最後でまるで違う系」はアニメだと世界系とかが用語としてその価値観を内包していると言っていいでしょうか……

世界系の厳しいところは、「どんな映画なの?」と聞かれたときにその世界構成を教えてしまうと、まだ観ていない人にとってすべてを台無しにしてしまう内容ばれを呼んでしまうところでしょうか。

かといって、例えばメッセージなら「異星人がメッセージを寄越してくる話だよ」とぼくなら説明するでしょうが、その説明はいわゆる「優しい嘘」でありメッセージの本質を隠している。

自分で自分の話した内容を優しいとか言いたくはないですが、用語としての優しい嘘を繰り出さねばならない理由はたった一つで自明ですね。

その人に自分が味わった映画のとんでもない展開を味わわせたいから、に他ならないでしょう。

ぼくはパラサイトもそのような映画だと思う。

パラサイトの世界系

ただ、別にこの世界にはとんでもねえ人間より上位存在の「管理者」みたいのがいて、これまで観てきた世界は全部ゲームでしかなかったんだよ、的な世界系とは違いますね。

ギテクの犯罪こそ明るみにならなかったものの、白日のもとにさらされれば社会からのひでえ糾弾は避けられないだろうし、一生犯罪者家族と罵られることでしょう。

パラサイトの世界系はギテクが作ると言っていいでしょうか。原因を詰めるとギテクのような違うような……また明日お話したい。今日はおやすみなさい、良い夢を

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