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1/23前後に在宅勤務を命じなかった企業はろくでもないから早めに見限った方がよい

これはとても強い寒さが来、各交通機関が不通の可能性を訴えていたにも関わらず従業員に通常営業をさせようとするという、リスクマネジメントの欠片も備わっていない、意識が低い企業であるからです。

斯様なビジョンを持つ連中につきあわされる側にとっては、当該企業と以降の人生にプラスになることが何もないためです。ヘッダ画像をお借りしています。

題名の説明が終わってしまったので似たような事象にさいなまれる映画の話をします。セットアップ嘘つきは恋のはじまりは、ブラック企業……といいますかカス上司の元で夢のため、出世のためにくそ忙しく働いているそれぞれ別の企業に所属する男女がいる映画だ。

部下がくそ忙しいってことは、さぞ職務にご執心な上司なんだろなみたいに思われるかも知れないけど、なんていいますか……女の人の方の上司であるルーシー・リューはまだ自分の人生にストイックすぎてそれを他者にも押し付ける、つまり自分の常識が社員全員の常識である、社訓であると考える系のブラックさ。

でこっちがまだましだと思えるほどグレン・パウエルの方の上司がごみ人間なことがたぶんこの映画の肝……といいますか、こっちがカスじゃなかったら脚本が成り立たないんでしょうね。「仕方がない不快」をぼくらは見せられることになる。

ぼくは老若男女問わず黒人の俳優が映画に出てくると、理由はガチで不明なんですがそれだけで嬉しくなるという性質があります。だけどこのカス上司のほうが黒人なんですね。アジア系のルーシー・リュー、一方こちらは黒人がなんかすげーベンチャーキャピタルかなんかの総元締め。非常に多様性あっていいと思うんだけど、ぼくが嬉しくなる黒人であるメリットがまるでない。

マジでこいつだけは徹底的にこの映画の悪役、ヒールとして書かれている。わかりやすく最低なのは、結婚前に女達と浮気しまくる計画を立てたのをグレン・パウエルに暴露されて押し問答の末、やめろ言われなくても辞めてやるわみたいになって、グレンが次の日家で寝てると(そう、もうカス男のために誰よりも早く出社して誰よりも遅く帰らずともよいのだ)、グレンの家を訪ねてきてなんかクソみたいな今までずっとグレンが管理していた、そいつが管理して当然だろみたいな事項について聞いてくる。プライドは?グレンを辞めさせた恥とかはどこに行った?神経通ってねえのか

さっき言ったようにじゃないと脚本が成り立たないんでしょうが……いかれすぎてて、直前に見たクソ真面目で誠実なグレン・パウエルが見られるディヴォーション: マイ・ベスト・ウィングマンが霞むかと思った。

特段どっちを貶めるとかじゃなくて、セットアップもディヴォーションも良い映画だと思います。そういえばディヴォーションも主役がダブルって感じで片方が黒人だった。セットアップのくそ上司みたいに壊れちゃいないけど、その生い立ちからストレートに心に靄を抱えている軍人だった。

ディヴォーションはたぶん昭和初期あたり(朝鮮戦争だから)くそ最新の戦闘機を乗りこなさねばならない若き戦闘員の絆を書いた物語だ。だから現代のばりばりIT企業たちのそれと比べようがない。ディヴォーションの上司は良い連中ばかりだったけど、セットアップは上司がごみだから成り立つ映画だ。

次回はそんなセットアップかディヴォーションの感想についてもっと掘り下げましょう。

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