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食卓

「笑わなくっても余裕で天使さ」なんて言われてみたい、笑顔の練習 いち、に、さん はじめて飲んだお酒がおいしくなかった ちょっとだけ嬉しかった まだわたし子どもなんだって安心した わたしが親が望むような人生ルートから外れたら、わたしも親も、どうなるんだろう いまは笑顔で誤魔化しちゃおう いち、に、さん いままで生きてきた傷、ずっと消えないで 無かったことにならないで ケロイドになった傷でも、薄く残った傷跡でもまとめて愛したい 深夜3時のインスタント味噌汁 朝ごはんみたいな夜ごは

    • おんなのこだもん♡

      わたしは女の子という存在自体が本当にすきで す 自分が女性として育てられてきたこと、性別に嫌悪感を覚えていた時期があったこと、容姿について周りと比較され傷つくことが多かったことで、その「すき」はかなり複雑なものにはなっているけれど いわゆる女の子らしいもの(フリル、ピンク、甘いもの)に隠された醜い感情や性欲が好き 女の子らしさに染まらなかった、それどころか嫌悪している女の子も好き 結局は、わたし達は「女」として育てられてきて、上品に振る舞うことが正義で 可愛くないといけなくて

      • きちんとする

        大学三年生の夏休みに入って4日 既にもうよくわからなくなってきた 妹とパフェを食べたり、父の書斎から本をとってきてパラパラ捲ってみたり、犬を眺めたり、ベランダの手すりの隙間から花を覗いたりしている 現実逃避 大学三年の夏といったら就活だろう 何も手をつけていない 考えていない 本を読んだり散歩したりバイトに行ったりして現実と距離をとってしまう 麺を茹でている時だけ現実と触れ合っている気がした 現実とちゃんと結びついていないといけない 現実にちゃんと縋りつかなきゃいけない 愛さ

        • 小さい頃、ずっと通ったヤマハ音楽教室、教室の思い扉と和式のトイレ、中学受験の為に通った塾で麦茶を吐いたこと、猫目の受付のお姉さん、世界のキッチンからのレモンピールソーダ、試験勉強しながらずっと聴いていた妄想感傷代償連盟、成績表の順位36/37、学校帰り寄ったゲームセンター、アイカツカード、百均で買ったカチカチ音が出ないカッター、フォロワー300人の病み垢、親の罵声、腕の傷跡、名前の割に可愛くないね、悪口、すっぴんでもかわいいあの子への憧れと劣等感 繰り返し思い出してしまう 些

          顔が可愛くないから何をするにしてもずっと憂鬱が付き纏ってくる 武装みたいなメイクもうやめたい アイラインを引かなくても、ビューラーでまつ毛を上げなくても許されたい メイクしてない顔面で生きることを許されたかった 他人の目線が怖かったり、人前でうまくご飯を食べられなかったり、自分を他人と比較して落ち込んだり、親の声のニュアンスひとつに怯えたり、それで苦しくなってしまうのもうやめたいんだよー 全部言葉にしてもらえないとわからない とにかく人間はわたしのことが嫌いだってことはわ

          不潔

          自分自身をそう思ったのは、多分高校1年生の時だろう 学校のトイレで、ふと制服のセーターの上からわかる胸の膨らみが目について、心の底から不潔だと思った こんなにブスなのに、女としてなんて見られないような外見なのに、身体は勝手に女を主張してしまう こんな顔で、胸なんてついていても無駄なのに わたしは高校3年間どうしても髪の毛を伸ばせなかった 女として自分を認められなかった 周りにも認めてもらえなかった 大学生になった メイクを覚えた 痩せた 髪が伸びた 女として着飾って都会に出た

          春に殺されてしまう。ピッタリ閉じたはずの窓から春が流れ込んでくる、冬に縋りたくてダウンコートを着て外に出る、周りを歩いているのは暖かさに惚けているような顔、顔、顔。おまえらついこの間までマフラーに顔を埋めて、睨みつけながら歩いていたくせに。首を照らす生暖かい太陽が責め立ててくる。なにがピンクだ、なにが出会いと別れの季節だ、なにが生命の息吹だ、こんなに殺されそうになっているのに 春なんて来なくていい、もうほっといてくれ、どうせ蝶なんかにはなれないんだからサナギのままでいたかった

          わたしへ

          なんてことないみたいな顔しながら世界中の誰よりも不安で息が出来なくなっている君、夕焼けを綺麗だと感じることが出来る感性を持ち合わせている君、だれかに愛されたくて気を引くような真似をしてすべて誰にも気づかれていない君、滑稽で好きだよ 自分を傷つけて心配してよ誰か助けてよって顔してみんなと目が合うのに誰からも手を差し伸べて貰えない君、まわりにある真綿みたいな世界を当たり前みたいに享受しているのに被害者ぶってる君、大森靖子の音楽を好きな自分が好きな君、メイドカフェの女の子がくれる嘘

          わたしへ

          ふわふわなうさぎの着ぐるみを着て大学に行きたい

          成人式を終えた同級生達のきらきらでかわいい顔が眩しくて死にたい 歯を見せて笑ってもあんなに可愛いんだ、無加工でも集合写真でもあんなに可愛いんだ 私は年末くらいからストレスで過食が止まらなくて死にたい 洋服だけかわいい、髪型だけ髪色だけ持ち物だけ化粧品だけかわいい、それが私 死にたい この前Twitterで、私たちはルッキズムが嫌なんじゃなくてルッキズムの中で肯定されたい、みたいなツイートをみた 私もルッキズムで肯定されたい、すごくかわいい、じゃなくていいから、せめて普通の可愛

          ふわふわなうさぎの着ぐるみを着て大学に行きたい

          3月には

          昨日、3ヶ月分買ったカラコンが届いて、「あ、死ぬはずなのに」と思った もし死ねたら私の存在を示してくれるカラコンたち 20歳になる前に、3月には死にたいと思いながら過ごしてきた、18歳の時から20歳までには死のうと思っていた あと2ヶ月で私は20歳になる 皆が前に進もうとしている、きちんと努力して、明るい未来を掴もうと頑張っている、私だけだ、ずっとグズグズしているのは、やらなきゃいけないこと、向き合わないといけない現実から目を背け続けているのは 私はありのままの自分を愛し

          3月には

          1月の第2月曜日が近づくに連れて死にたくなってくる自傷した腕の傷が見えないギリギリで腕まくりをして親とお皿洗いをした 自傷行為がバレないかヒヤヒヤしながらでもバレたら心配してくれるんだろうかとか最低なこと考えながら結局何も成長できていなくて周りの人からの愛情を受け取るのが上手く出来なかったからこうなったんだろうか我儘を好きなだけ言っても機嫌が悪いのをそのまま態度に出しても愛されていたかった良い子じゃないと愛されないと思っていたうちの子たちは良い子だから頭がいいから礼儀正しいか

          執着

          2022年にしがみついていたくて朝からメイクを落とせていない 大掃除もしてないから部屋は終わりの様相を迎えている 前に進むのが怖い 日付が変わったら全部リセットされちゃうみたいで怖い なんにも変わってない自分が浮かび上がってくるのが怖い 2022年ありがとうの文字と一緒に前撮りの写真をあげてるインスタの同級生たちの自己肯定感が羨ましくて 2022年はずっと沈みこんだメンタルだったけど許されてた、ぐずぐずと落ち込んでいても許してくれていた、19歳だから 2023年を生き抜ける気

          人間的に劣ってるから誰からも愛されない 友達が欲しいと言いながら壁を作ってしまうからどうしようもない 誰かにグズグズに甘やかされたいし愛されたいし一生分の愛を私につぎ込んで欲しいでも愛されるには愛されるに相応しい人間性がないといけないからもうだめだ 結局サークルに馴染めなかったのも忘年会で私だけ話を振られないのも全部私が悪い私がかわいくなくてブスで愛想が悪くて話が面白くないのが悪い全部分かってるから許してほしい全部受け入れて愛して欲しい学校に行けてなくても上手く話せなくても可

          寒くて

          恋人にさえかわいいと思って貰えない顔面 化粧が上手くいかないともう学校に行けなくて、単位が危ない 能力差を感じで辛い、授業でもサークルでも 努力不足なんだからどうにかしろよという自分と本当に自分と誰かを比べて辛くなっている自分がいる 痛み止め沢山飲んだら飛び降りてもいたくないのかな、みたいなことを考えながらうずくまったりする、死ぬ勇気は出ないのに もう自分と他人を比較して生活するのも劣等感に雁字搦めにされるのも人の評価ばっかり気にするのも疲れた 幸せそうな友達たち

          寒くて

          醜‼️承認がほしい

          そこそこ大きめの駅にいたらナンパされた。金髪の男の人。ナンパされるのウザイとか、尻軽に見られているみたいで嫌だとか言う女の子達はたくさんいるけれど、私は今日ナンパされてめちゃめちゃ嬉しくなってしまった。自分は顔面へのコンプレックスがあるので、そもそも周りの人達(特に男性)に人間として、人間の女性として見られていないと思っている。そして、周りの男性に女性として、せめて人間として見られているかわいい女の子たちが羨ましくて、すごく羨ましくて。人間になるべく、メイクをし始めた。インス

          醜‼️承認がほしい

          7月

          結局人より劣っているっていう属性が一番安心するんだろうな だから治す努力もしない 多分中高と問題児が先生に構われててそれが羨ましかったり 少し抜けているほうが周りから構われたり面白がられたりしててそれも羨ましかった 私はクソ真面目で普通だったから羨ましかった でも高校生で選抜クラスにはいったらクラスの下の方になって だから友達は私のこと見下してくれてそれが嬉しくて 構ってもらえて嬉しくて なんかそっからかも 大学で更に劣っていることを自覚させられてる 人より劣っていること本当