不潔

自分自身をそう思ったのは、多分高校1年生の時だろう
学校のトイレで、ふと制服のセーターの上からわかる胸の膨らみが目について、心の底から不潔だと思った こんなにブスなのに、女としてなんて見られないような外見なのに、身体は勝手に女を主張してしまう こんな顔で、胸なんてついていても無駄なのに わたしは高校3年間どうしても髪の毛を伸ばせなかった 女として自分を認められなかった 周りにも認めてもらえなかった
大学生になった メイクを覚えた 痩せた 髪が伸びた 女として着飾って都会に出た、ナンパをされるようになった、やっと人間の女として認識してもらえるようになった 女としていろんなことを楽しんでいいんだと やっと自分の女の部分を許せるようになった 初めてナンパされた時の達成感と安堵が入り交じった感情は、未だに忘れられない
未だに、キラキラした可愛い女子に劣等感を抱きながら過ごしている ストレスによる過食が酷い 助かりたい

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