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『走れメロス』の世界は”三権分立”が成り立っている?【無料塾開催日記・9/6久喜教室】

こんにちは!
私たちは埼玉県久喜市、白岡市で子どもたちに無料で学習支援を行う無料塾「久喜つばめ学習会」を行っています。

2019年9月に開設し、現在は3教室約25名の生徒さんに利用いただいております。

無料塾については「久喜つばめ学習会」ホームページをご覧ください!

今一度言おう!私たちが無料”塾”である理由

久喜教室は普段より生徒さん、ボランティアさんともにやや少なめでしょうか。それでも4月よりは全然多いですが!

マンツーマンでの支援は叶いませんでしたが、講師陣がぐるぐる回って丸つけ、解説を行いました。

今までも言ってきましたが、私たちが無料自習室でなく無料”塾”であるのは、子どもたちの理解度を見て、必要な手立てを講じることを大切にしているからです。

丸つけもできる限り講師サイドで行いたいんです(提出物など生徒さんの方でやらないといけないものを除いて)。ある程度各教科の体系をわかっている講師が子どもたち一人ひとりの今の様子を見ることで、より効率的、より合理的に、より専門的に学習を進められるようになると思っています。

そして丸つけの前後には子どもたちの身体的、心理的な体力を見極めて、その後の解説につなげていきます。

私自身もまだまだです。ボランティアさんとも協同して、子どもたちの”できた”、"わかった”につながるような学習支援を行なっていきます。

『走れメロス』の世界は”三権分立”が成り立っている?

中学3年生に公民(人権史、日本国憲法の概要)の概説をしました。
アドリブながらも、間延びしないように要点をまとめて...と。板書も多過ぎず、うまくまとめられたかなと思います。

これは私の師匠(教育実習の担当の先生)からの言葉ですが(最初の師範授業の後だった気がする)、
板書は子どもを受け身にする。

初めて聞いたときは衝撃ですが、今ではそれも身についてきて子どもたちに勉強を教えています。

公民というのはさすが中3の2学期からの登場ということで抽象度が高く、理解が難しい分野です。
例えば、昨日も「国民主権」「三権分立」「司法」など日常的には使わない用語について例を交えながら解説しました。

「主権」について子どもに説明するとき、皆さんだったらどうしますか?

私はいつもこのように一言で説明します。

「その国のことを最終的に決定する権利」

国民主権とはどのようなことですか?という記述問題も出ることがあるので、そのまま覚えてしまいのもいいかもしれません

そして「三権分立」については三権分立が成り立っていない社会を例に解説。何か生徒さんの身近でないかなと思ったところ、

『走れメロス』だ!

と思い立ちました。一般には中学2年生で『走れメロス』を学習します。(私はやっていませんが…)

『走れメロス』の王なんざ、三権分立とはかけ離れてるじゃないですかー?

王という行政権者ながら、自分の一存でメロスを刑に処そうとしています。(最後の解放は恩赦とも見えるから、行政権の範疇と言っていいが…)

こうやって抽象度が高いものでも、イメージ化していけば公民の難しい用語、概念も覚えやすくなるかもしれません。

※ただし、国連など「国際関係」の単元はそれでも難しい…泣

今回も読んでいただきありがとうございました!来週の開催日記もお楽しみに!

ここからは久喜つばめ学習会からのお知らせです↓

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生徒

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書いている人

元小学校教員/中高社会科・地理歴史科教員免許/専門は中学校社会科/社会福祉士/スクールソーシャルワーカー

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