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2018年から中華圏の娯楽文化や旅などについて書いたことをまとめています。 現在はblog更新のお知らせと共に中華ネタのショートストーリーや写真などを置いています(2022/1/… もっと読む
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#中国

こんな今だからこそ、中国語を学び直す

こんな今だからこそ、中国語を学び直す

日本は中国に先を越されているというなら、なおさら中国語を学ぶべきじゃないの?なら今改めて勉強するよ。中国が好きじゃなくても中国語を学ぶのは、ちゃんと理由があるのだよ、という話。
注:ここで言う中国語とはいわゆる北京語(港台では普通話or國語、英語ではMandarin)を指します。

私は外語系大学の出身で、主専攻は中国語でした。
なぜ中国語を選んだのかというと、その大学の英語学科を受験するには

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香港映画は、死なない。

香港映画は、死なない。

4月に行われた第37回香港電影金像奬の結果を受けて思うことと、かつて香港映画で活躍してきたジャッキー・チェンが言ったように、香港映画はすでに「中国映画」の一部分なのか?否、そうではない。ということについて。

ここしばらくは4月の中旬に開催され、各国の映画賞レースでも一番遅い開催となる香港電影金像奬。今年は4月15日に第37回の授賞式が開催され、アン・ホイ監督の《明月幾時有》が最優秀作品賞を始め、

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大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

日本で一番アジア映画がたくさん観られる映画祭になってしまってうらやましいこと。

日本で早春に開催される映画祭といえば、かつてはゆうばり国際ファンタスティック映画祭がその代表格でした。リゾート型の映画祭ということで、地方映画祭のお手本にもなっているようですが、近年では2005年から始まった大阪アジアン映画祭(OAFF)が3月上旬に開催されるようになり、そちらが映画好き(特にアジア映画好き)の注

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恋するシンドロームと中国アレルギー(2)

恋するシンドロームと中国アレルギー(2)

日中合作映画『空海(中国題:妖猫傳)』の日本上映が日本語吹替版のみということから始まる話。

中華圏では旧正月にもなる現在、日本のシネコンには2本の中華電影が公開されています。ひとつはジョン・ウー監督が大阪ロケを敢行した香港・中国合作の『マンハント』、もうひとつは夢枕獏の『沙門空海、唐の国にて鬼と宴す』を原作に、チェン・カイコーが染谷将太と黄軒(ホアン・シュエン)主演で撮った日中合作『空海-K

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