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隠れオタクが「自分の好き」をぶつけてみたら、笑顔で受け入れられた話~24卒新入社員❶~

初めまして!
株式会社ファンギルド2024年度新入社員のふちです。
「noteずっと読んでました!入社したら書いてみたかったんです!!」と駄々をこねた結果、今年も「新入社員の記事」が実施されることとなりました。
短い時間ですがお付き合いください。

プロフィール

R大学・文学部・日本文学専攻。
就職にあたり上京してきた関西人。
2024年4月入社、ピカピカの1年目です。


業界と就活軸~出版社就活という「夢」~

私は就職活動を通して、広告やエンタメ系、教育関係、はたまたアパレルまで、合計30社ほど選考を受けました。受験でも、本命以外に第二希望・第三希望などレベルごとに違う学校を受ける人もいると思います。それと同じような感覚で、とにかく興味のある業界は手当たり次第にチェックしました。絶対に就活浪人になりたくないという強い意志があり、第一志望の壁が厚い分、他業種の内定をいくつか持っておきたかったのです。
 
そんな私の高い第一志望はもちろん出版業界です。特に小学生の頃からの夢であった「編集者」にどうしてもなりたくて、そのため名前を知っている出版社はとりあえず片っ端からエントリーしていました。ちなみにファンギルドもその一つであり、マイナビの検索欄でスクロールしていたら偶然たどり着きました。そのため、最初は会社名も、作っている作品も何も知らない状態からスタートしています。(企業分析の中で「あ、この作品ファンギルドだったんだ」と思うことは何度もありました。)

そんな私の就活軸は「人を夢中にさせるようなコンテンツに関わること」
自分が漫画やアニメ、小説を通して人格や思考を形成した人間なので、どうせ働くなら誰かの人生のターニングポイントになるようなものを作る仕事に携わりたかったのです。あとは単純に自分の好きなモノの中で働けたら最高だと思っていたので、このような軸を掲げていました。


独自戦略~「人生」を書き出す~

私が就活で意識していたのは、「①積極性」と「②リアクション」です。

「①積極性」は説明会での質問や、グループワークの代表発表などの発言の機会があった際、ほぼ1番で手を挙げていました。とにかく1番!人事の印象に残る機会を自分でもぎ取ることを意識していました。

「②リアクション」はとにかく笑顔と身振り手振りです。
特に自分の代はまだコロナの影響が残っており、オンラインではとにかく表情が分かりにくかったんですね。そのため常に口角を上げ、目をかっぴらき、赤べこのように頷きながら、画面いっぱいで反応していました。たったこれだけのことですが、人の話を聞こうとしている姿勢はガンガン伝わります。リアクションは常に自分をアピールできる簡単で最強の武器です。
ファンギルドでは選考に進むごとにフィードバックをもらえるのですが、どのタイミングでも私は「明るい人柄の良さ」を褒めていただきました。自分の魅せたい部分をしっかりと見てくれているな、と嬉しかったです。
 
加えて、選考対策で一番力を入れていたのは、「自分年表」の作成です。簡単に説明すると、「自分の人生で起こった出来事を全て書き出す」ということをしていました。何歳の時に、どんな出来事があり、そこからどんな影響を受けたかを思い出せるかぎり書き出します。さらに対出版社ということで、漫画や小説が関わる出来事は特に細かく書き出しました。

以下、実際のメモ(詳細版)の一例です。

・2011年:初めて単行本の漫画を買う。集英社の「magico」(初恋の少女を救うために生きてきた少年が主人公の魔法ファンタジー)表紙を全巻模写したり、何度も読み返したりした。ちっちゃい頃からコロコロとか読んでたけど、これで漫画の深みにはまったような。

・小5の時:クラスの係で学級新聞を出す。友達が書いた記事を自分が手直ししたものが好評で、人と何かをつくる楽しさを知る。この経験から編集の仕事を知り、将来はこんな仕事がしたい!と夢になった。

一番最初に書いた、メモ(簡易版)です。ここから一つずつ内容を肉付けしていきました。

ファンギルドの選考は主に会話ベースで進み、パーソナルな部分についてかなり深堀りされるのが特徴です。特に自分の選考では「どうして編集者になりたいと思ったのか」「これまでの漫画歴をざっくりでいいから教えて」という質問が印象的でした。どちらもとっさに答えられるものではないので、上記したような自分年表が本当に役立ちました。


入社の決め手~「好き」をぶつける~

ファンギルドの選考で感じたのは、「この会社の人みんな好きだな」です。

インターンや選考を通じて多くの人とお会いしましたが、人間同士なのでどうしても話しにくい人や苦手だと感じる人はいます。一方でファンギルドは苦手だと感じる人が一人もいませんでした。前述したように選考もほとんどが会話のように進んでいくので、面接官のことも知ることができ、緊張よりも楽しい気持ちの方が大きかったです。
 
また、個人的に「この会社に入ろう」と思ったエピソードが1つあります。選考内で好きなファンギルド作品名とその理由を聞かれ、緊張のあまり「めちゃくちゃえっちなところが好きです!!!!」と言ってしまった時のことです。(『三森さんのやらしいおくち』というBLコミックでした) 
絶対落ちたと思いましたが、面接官の方が「すごく分かるよ、特にどこが良かった?」と理由を言う機会をくださり、とても驚きました。(「口が性感帯というテーマがとても面白く、快感で泣いちゃう受けがとても可愛かったです…!」と性癖丸出しの理由を言った覚えがあります)
 
しかもその後、最近面白かったBLコミックやBLドラマ、将来どのようなBLコミックを作ってみたいかなど、選考の時間を使ってたっぷりBLの話をしました。私は体育会系+オタクアンチの家族の中で本性を隠しながら生きてきたので、こんなにも自分の好きなことを自由に、のびのびと、気持ち悪がられることなく(むしろ楽しそうに肯定されながら)話した経験がほとんどありませんでした。そのため、「こんなにも自分の好きなことを肯定してくれる会社があるんだ」と胸にガツンと感じるものがありました。
 
このように、「自分の好きなことを受け入れてくれる環境がある、しかもこの会社の人みんな好き」という気持ちが、私がファンギルドに入ろうと思った大きな決め手です。自分の直観を信じてよかったな、と入社2か月がたった今でも思うほど、過ごしやすく息がしやすい会社です。


さいごに

この記事を読んでいる人は、「株式会社ファンギルド」に興味を持ってくれている人だと思います。
 
そんな方に送りたいのは、「自分の好きを恐れずにぶつけてみよう」です。前パートでも熱く語りましたが、私は「好きを受け入れてくれる会社」だからこそ、ここファンギルドを就職先に選びました。「好き」という気持ちは意外と曖昧で、人にうまく伝えるためにはもちろん準備することも重要です。特にファンギルドでは選考でかなり深堀りされる分、より入念な準備明確な言語化が必要なことは間違いありません。
そして、そうやって完成させた燃え滾る熱意と思いを、がっちり受け止めてくれるのがファンギルドです。緊張で言葉がつっかえても大丈夫です。熱意は、必ず面接官には伝わります。なんなら面接官の方から熱意を拾いに来てくれます。ぜひ「私はこんなものが好きな人間です!!!」と思いをぶつけに来てください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てていたら幸いです。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!!

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