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地元の銀行で営業を5年間・上場企業でM&A支援を4年間経験した私が、ベンチャー企業の審査に惹かれた必然〈伊佐野豪士〉

 はじめまして。

 株式会社FUNDINNOで資金調達を希望される企業様の審査を担当しております、伊佐野豪士と申します。

 この記事では、私が所属する企業審査部門の日常業務とその魅力について5分ほどで紹介したいと思います。

 もし、この記事を読んで「あれ?もしかして、自分って伊佐野と似たキャリアだからFUNDINNOと合ってるかも…」と思った方は、ぜひお気軽にご連絡くださいね!

◆地元・埼玉の銀行からなぜFUNDINNOにたどり着いたか?

 今年で33歳になる私のファーストキャリアは、地元・埼玉県に本社を構える地方銀行でした。

 大学卒業後、地元の企業を支えたいというぼんやりとした想いから入行し、5年間に渡り埼玉に本社を構えるメーカー、人材、物流系の企業さまの担当として営業を行っていました。他にも住宅ローンをはじめとした個人ローン、富裕層の方に対する資産運用や相続対策・事業承継等、幅広く様々な業務をを担当しておりました。

 主に年商数億から数十億円の中小企業を対象にファイナンス、担当している企業オーナーに対する金融商品を活用した相続・事業承継対策を中心に日々お客様を訪問していました。

 埼玉県内の支店を数回異動し、さまざまな経営者の方とコミュニケーションを取ることで、それなりに金融の知見が身についてきた私。

 社会人生活が5年経ったころに、今度は特定の地方企業に限らず、全国のさまざまな企業とかかわりを持ちたいという思いで、とある上場企業のM&A部門にジョインすることになりました。ジョインした企業自体は創業数十年を経過している中小企業のコンサルティングを行っている企業でしたが、M&Aの部門は立ち上がったばかりの社内ベンチャー的な部署でした。

 ”売り手”と”買い手”を見つけてくること、売り手企業の事業計画書や財務諸表の整備、買い手企業とのコミュニケーションまで…M&A実務に必要なあらゆることを経験できたと思います。特に上場企業の代表や役員会に対して、M&Aの提案やデューデリジェンス対応を経験したことで、相当メンタルは鍛えられたと思います!

 結果、新規チームとして立ち上がったM&A事業部において、4年間で大手企業のM&Aを含め、複数のM&A案件を成立させることができました。
  

 以上、ここまでざっと私のキャリアを説明しました。

 地方銀行の営業、上場企業のM&Aチーム…そんな2社を経験した私がたどり着いたのがFUNDINNOだったのです。

 ここで疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

 なぜ銀行の融資担当、さらにM&A事業に取り組んでいた私が、ベンチャー企業の資金調達を支援するFUNDINNOにジョインしたのか?と。

 しかも、資金調達したいベンチャー企業にFUNDINNOをご紹介する営業ではなく、審査担当です。

 私が所属する発行者審査部とは、FUNDINNOで募集するベンチャー企業(社内では「発行者」様とお呼びしています)の財務諸表や事業計画書などの必要書類をチェックし、FUNDINNOで資金の募集をしてよいか判断する、つまり審査する部署です。

◆FUNDINNOの発行者審査部はこんなにおもしろい 

 さて、なぜ発行者審査部なのか?という点についてご説明します。

 地方銀行、M&Aとキャリアを重ね、全国の大中小さまざまな企業とかかわってきた私にとって、実は唯一ほとんどかかわってこなかった企業がありました。

 それが、ベンチャー企業です。

 地方銀行の融資担当者の場合、埼玉の中小企業の代表者とコミュニケーションを取る機会が多く、代表者のほとんどが40代以上の家族経営もしくはその延長の企業が大半でした。また、M&Aの譲渡企業は跡継ぎがいないご高齢の経営者の方と、M&Aの譲受企業は上場・中堅企業の経営者・役員の方と接することが大半でした。

 次のキャリアを振り返ったときに、企業のファイナンスサポートや代表者個人も含めた支援を行うことができる知識はあっても、ベンチャー企業についてはまだまだ経験が足りない…。

 企業の規模や歴史にかかわらず、ファイナンス面でサポートできる専門家でありたい…。

 そんな想いが私の中で生まれたときに出会ったのが、ベンチャー企業の資金調達を支援するFUNDINNOだったのです。

 実は、FUNDINNOの存在は入社する前から同じ金融業界の者として知っていました。

 それどころか、ベンチャー投資に興味を持ち、FUNDINNOの投資家登録もしていたほどです。

 もし、いまこの記事を金融業界の方が読まれているなら、そんな私がなぜ企業審査部門にいるのか。ちょっとわかってきたかもしれません。

 その業務を一口で言えば「FUNDINNOで資金調達するために必要な準備をトータルでサポートする部署」と言えると思います。

 FUNDINNOで資金を募集する企業の中には、株式投資型クラウドファンディングという形態にかかわらず、エクイティファイナンスを実行するのが初めてという企業も少なくありません。

 そのため、その企業が資金調達するための条件が揃っているか?そのためには何が必要か?法務面や財務面で何が重要か?といった基礎的な側面まで審査担当がサポートするのです。

 ただ、発行者審査部は審査業務を行っているだけではありません。残りの半分はベンチャー企業の資金調達成功までのPM(プロジェクトマネジャー)業務を行っています。

 FUNDINNOで募集を行うまでには審査部以外にも色々な部署が関わってきます。

 企業の資金調達の時期、企業が魅力的に映るためにはどのように募集ページを作ることが良いのか、クラウドファンディングを成立させるためにどのようにPRしていくのか等、対社内外と密に連携していく必要があります。

 その企業のフェーズによって、エクイティファイナンスの知識レベルや、経験値もさまざまです。ましてやピカピカな100点満点のベンチャー企業はほとんどありません。

 我々がPM的な立場で経営者と接しながら、企業としてのあるべき姿を審査過程で伝えることもあれば、逆にビジネスについて深く教えて頂くこともあり、色々な経営者と本気でディスカッションできることにとてもやり甲斐を感じています。

◆融資は過去、投資は未来。

 ここまでお読みいただき、発行者審査部の業務が具体的にイメージが浮かんだでしょうか。
 
 もし、いま銀行やM&A業界で働いている方がおりましたら、それらの業界との違いを説明すれば発行者審査部の業務がよりクリアになるかもしれません。

 両者の違いを一口で言えば、「見るべき指標」です。

 銀行の融資やM&Aの際に見るべきは、当然過去の業績です。これまでどれくらいの売上があるのか?よって今後どれくらいの売上が見込め、融資を受けた場合返済の目処があるのか…。

 企業の”過去”を見がちなのが銀行やM&A業界だとすれば、FUNDINNOのような資金調達プラットフォームが見る指標は、その企業の”未来”です。

 これから取り組むビジネスが、将来にどういった可能性があり、どのようにビジョンを実行に移していくのか。

 FUNDINNOの投資家の方も、我々企業審査担当も、その企業の未来にまで焦点を合わせるのが特徴です。

 もちろんあくまで傾向ですので一概には言えませんが、その企業の過去だけでなく、未来のための仕事ができる点がFUNDINNOの業務での大きなやりがいと言えるかもしれません。

◆FUNDINNOという組織は”奇兵隊”

 ここまでFUNDINNOにおける企業審査の魅力をお読みいただき、この業務に興味を持った方。

 最後にFUNDINNOで働く仲間の魅力もご紹介させてください。

 今回のインタビューで、「FUNDINNOのメンバーを一口で言えば、なんですか?」と質問されました。

 悩んだ挙げ句、私が出した答えは、「FUNDINNOで働く仲間は”奇兵隊”」というものでした。

 歴史好きの方は耳にしたことがあるかもしれませんが、奇兵隊について簡単にご説明します。

 幕末に結成された、藩士と藩士以外の下級武士や庶民からなる混成部隊のことで、イギリス、アメリカ、フランス、オランダの四カ国連合艦隊の下関砲撃に事件の際に防衛にあたり(下関防衛)、尊攘派が藩内の保守派を倒すのに貢献した人たちです。

 その後も、奇兵隊は幕長戦争や戊辰戦争でも活躍しました。

 奇兵隊の最大の特徴は、一般的な軍(正規軍)とは違い、武士や農民、商人による混成部隊で、さまざまな人が集っていることです。

  奇兵隊は混成部隊ゆえに、既存の常識にとらわれず、目的のために出自の違うメンバーがチーム一丸となって目的を果たすために協力したと言われています。

 このイメージが私の中ではFUNDINNOという組織とぴったり重なるのです。

 FUNDINNOの場合、「フェアに挑戦できる、未来をつくる」という理念のためにさまざまなキャリアの人が集まっています。

 目的達成のためには、どんな人の意見を受け入れ、実行するのがFUNDINNOの特徴です。

 たとえば、入社約1年とまだ在籍年数の浅い私の提案で業務内容が改善されたこともあります。これは地方銀行勤務時代では考えられないものです。
 
◆こんな人はぜひFUNDINNOへ!

 現在、私の所属する発行者審査部では新しいメンバーを募集しています。

 ここまで読んでいただき、興味を持ったあなたはFUNDINNOという奇兵隊の新たなメンバーとして活躍されるかもしれません。

 発行者審査部に向いている人を一口で言えば「相手起点でコミュニケーションが取れる人」といったところでしょうか。

 先ほどもお話した通り、ベンチャー企業といっても資金調達経験の有無から、経営者の方のキャリアまでさまざまです。

 そのベンチャー企業のフェーズに合わせて、専門用語を噛み砕いたり、きめ細やかなコミュニケーションを取ることが求められます。

 こうしたコミュニケーションのチューニングを楽しめる方、さまざまな企業のフェーズをサポートすることに興味のある方は間違いなく発行者審査部の業務は楽しめると思います。

 そこには、座学では決して得ることのできない「生身のファイナンスサポート」があります。

 むろん、これまで金融畑でキャリアを歩まれてきた方には、特にその能力を発揮しやすいと思います。
 銀行の営業と同様、経営者の方と直接コミュニケーションを取り、その会社の内部までしっかりサポートするお手伝いはやりがいと学びのどちらも満たすことができます。

 ぜひFUNDINNOという名の奇兵隊で私と一緒に”ベンチャー維新”を起こしませんか?

 あなたのジョインをお待ちしています!

ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ気軽にご連絡ください!
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