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2020年6月の記事一覧
どうでもいいお昼ごはんの話。
お昼どきになると、会社前の月極駐車場にワゴン車がやってくる。
お弁当を販売する、ワゴン車だ。ぼくはそこで提供されるお弁当(日替わりの丼もの)が、かなり気に入っている。週5日のうち、少なく見積もっても3日以上はそれを食べている。腹持ちもいいし、味もいい。なんといっても安い。この都会のど真ん中にありながら600円、ほぼワンコインだ。賃料が駐車場代だけ、という移動販売ならではの価格設定なのだろう。こん
君たちの日がくる前に。
明日、2020年6月30日がやってくる。
2012年に瀧本哲史さんが若い人たちに「8年後のきょう、またここで会いましょう。宿題の答え合わせをしましょう」と呼びかけたその日が明日、やってくる。2012年といえば、おお。ぼくがデビュー作『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を出した年だ。無理やりにこじつけるならば今年、ぼくも8年目の宿題となる本を出版しようとしている。8年は長い。ものすごく、長い。
日記にしてはいけない、の理由。
ただの日記を書いてはいけない。
これは note を週日更新すると決めたとき、自分に課したルールだ。理由はいくつかある。まずは「おれの日記なんて、だれが読む?」だ。別に自分が無名人であることを卑下した発想ではない。ぼくにだって友だちはいるし、知り合いはいる。「あいつ、きょうはどうしてるのかな」の関心をもってくれる人だって、ひとりやふたりはいるだろう。近況報告には近況報告の意味があるだろう。けれど
大切にしたい静寂の時間。
先ほどまで、打ち合わせをしていた。
カッキーこと柿内芳文氏との打ち合わせである。およそ2時間滞在していたあいだ、仕事に直接関係する話はせいぜい4割。残りの6割はなんの関係もない話(おもに最近彼の身に起きたトラブル)を聞かされる。きょうもいろいろ聞いたけれど、当然その内容をここに書くことはできない。
彼が帰ると、オフィスに静寂が訪れる。「やれやれ」とひと息ついて、冷たくなったコーヒーに口をつける
そのうちまた、よくなるのだから。
あれは1997年、ぼくがライターの職を得たときのことだった。
男女雇用機会均等法の改正を受け、職業にまつわる(主に)女性名詞が廃止され、性別を問わない職業名が使われることになった。スチュワーデスさんは客室乗務員やキャビンアテンダントに、看護婦さんは看護師に、保母さんは保育士に、助産婦さんは助産師に、カメラマンはフォトグラファーに、といった具合である。
いまにして思うとこれ、まさにポリティカル・
遠くのものを、遠くのままに。
漫画ばかりを読んでいる。
お風呂に入るときと、就寝前のベッドはぼくにとって、たいせつな読書時間だ。そのかぎられた読書時間を使って最近は、漫画ばかりを読んでいる。たまにはあたらしい漫画を読むこともあるけれど、基本的には読み逃していた古い漫画を読んでいる。ちなみに現在の課題図書は、『グラップラー刃牙』だ。なるほどこういう漫画だったのかあ、と毎晩おもしろく読んでいる。
さて。
どうしてぼくは漫画ば
自分を大切にする、そのために。
毎朝ヤクルトを飲んでいる。
きっかけは、犬だ。うちの犬はむかし、しばしばおなかを壊していた。血液検査をしてみると、鶏や七面鳥、にんじんなどにアレルギーがあり、ごはんの種類を変えた。それでもおなかを下しぎみだったので乳酸菌まわりのことを調べていくと、ある獣医師さんのブログを見つけた。
そこには犬にも乳酸菌が有効であること、さらには家庭にてごく少量のヤクルトを与えられた犬をたまたま検査したところ、
水に潜って泳ぐ人たち。
水面の、その下にあるものを想像してみる。
たとえば、ぼくのまわりにいる人たち。あの人やこの人がいまなにをやっているのか、ほんの少しだけぼくは知っている。まだ公にはされていないけれど、ずっとこういうことに取り組んでいる。そんな話をぼくは、たくさん知っている。自分自身の話で言っても、いくつか「水面下」で進んでいる仕事やプロジェクトはあって、その多くはまだ誰にも言えない。公にされたときのことをたのしみ
もう見えている数ヶ月後の未来。
これはもう書いた話だっけ。iPad Pro の最新版を買った。
きっかけはなんと、緊急事態宣言下での在宅勤務だった。新型コロナウイルスの感染拡大防止にともなって出された緊急事態宣言。われらが株式会社バトンズも当然、出社を原則禁止とし、在宅勤務にシフトした(ぼくはクルマ通勤に切り替え、わりと会社にきていたのだけど)。そんな折、在宅勤務中の田中さんから「明日、会社に伺ってもよろしいでしょうか?」と連
思えば遠くへ来たもんだ。
ぼくは福岡県に生まれ育った人間である。
福岡に生まれた人間にとってのラーメンとは、当然白濁したとんこつラーメンである。これは「とんこつが好き」とか「しょうゆは苦手」とかの話ではなく、選択肢がとんこつだけ、なのだ。ほかの味のラーメンが置いていないのだ。とくにぼくが子どものころの福岡においては。
そのため藤子不二雄作品やその他の漫画に登場するラーメンが、子どものころまるで理解できなかった。ラーメン
主観の太陽、客観のレフ板。
けっこうな苦行である。
最近、ここの note を書くのがほんとうにつらくなってきている。面倒くさいとか、書くのが嫌いだとか、書くことがないとか、そういう話ではない。ひと言でいって、われながら「おもしろくないこと書いてるなあ」と思うのだ。おもしろくない自信が、まんまんにあるのだ。そして「これはおもしろくない」とわかっていながら書き続ける毎日ってのは、なかなかの苦行なのである。
じゃあ、どうして
民明書房から遠く離れて。
なにがきっかけだったか忘れたけれど。
週末、『魁!! 男塾』を全巻読んだ。1985年に連載が開始され、1991年に幕を閉じた人気漫画で、累計発行部数は2600万部を超えるのだそうだ。ぼくは1986年〜1987年あたりで週刊少年ジャンプを読まなくなったため、この漫画についても知っているのはせいぜい4〜5巻あたりまで。「はー、こういう漫画だったんだ。こういう漫画として、発展していったんだ」と驚き、感
ていねいな暮らし、ではなくて。
ちゃん、リン、シャン。
調べてみたら、1989年のことだった。ライオンからリンスインシャンプー、「ソフトインワン」なる商品が発売された。シャンプーするだけで、ちゃんとリンスの効果も得られる。もうシャンプーとリンスの両方を購入・使用する必要はない。薬師丸ひろ子さんの登場する印象的な CM、そして朝の洗顔ついでにシャンプーする「朝シャン」ブームもあいまって、けっこうな話題になったのを憶えている。
それを登山にたとえるのではなく。
一昨日、カッキーこと柿内芳文氏がオフィスにやってきた。
いちおうは原稿の打ち合わせであるものの、ほとんどの時間、関係ない話をして帰っていった。前日の夜に送っていた原稿を、しっかり読めていなかったのだと想像する。まあ、彼だってほかにも仕事を抱えているのだし、まったく夜型ではない人なので仕方がない。夜遅くに原稿を送った自分が悪かったのだ。
こういう日の打ち合わせは、たいてい映画の話に終始する。一昨