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#日記
倒錯する大根の見る夢は
もし、いろんな「問い」が並んでるスーパーマーケットがあったら迷わず僕は入る。
もちろん、商品も陳列されているんだけど、そのスーパーでは商品の横に「問い」が一緒に並んでいるのだ。
『人生にチョコレートが必要な理由』だとか『倒錯する大根の見る夢はモノクロームである』『ダンテと鰻』とか。
これはPOPのようなものと言えるのかもしれないけど、商品の売り文句は何も書かれていない。ある種のテーゼというか
写真徒然 2018.12.30
お墓の空は広い。12月は余計に広く感じる。
もちろんお墓のそうじ、お参りという目的があるのだけれど
半分は広い空の下に佇むため。
いまはもういない人のことを考えていると、
その人の何でもない言葉が
空からの便りのように、僕のポストに届く。
僕は、返信をこころの中でしたため枯葉の切手を貼る。
プロでもうれしいこと
ずっと仕事の原稿に埋もれてると息してない気がしてくる。
書籍の場合7万字とか10万字のテキストを掘り起こすように書く。なんていうか一人でヘッドランプを頼りにほの暗い坑道に入り、テキストの鉱山の奥深くに潜って、鉱脈を見つけてはコツコツと掘っていく感じ。
そうして採掘されたテキストをトロッコに積んで運び出し、構成して編集して本になり誰かの心の火を灯すことだけを考えて黙々と書く。
それなりに長くこ
フライパンで靴が焼ける
謎の一言メモが発掘された。
年末になるとそういった事案が多発する。本人も意味がわからない。本当に自分が書いたメモなのか疑惑すら湧く。
《フライパンで靴が焼ける》
そりゃ、フライパンで靴を焼こうと思えば焼けるだろう。良い子はまねしないほうがいいけど。いや、そういうことじゃないのか。
いくらなんでもフライパンで靴を焼いたりはしないし、その必要性もメリットもない。だとしたら何かのメタファーとして
昼間のコンビニでビールだけ買うタスクの向こう側にあるもの
餃子にはビールでしょ。
たとえ、おっさんと言われようとそこは譲れないポイントなんです。これは妻も同じ。
「きょう餃子にする」
妻が宣言して朝から仕込んでました。うちの餃子は東京餃子通信謹製レシピ。どうつくっても美味しくしかならないので気に入ってます。
あ、でも、ビールないや。ストックが切れてる。ビールなしの餃子はちょっと考えられない。いや、そんなふたりとも酒豪ではないんですけどなんでだろう
愛しさとせつなさと猫の言葉と
土曜日はほとんど誰も通らない日なので、戯言を。
ここ何日か、ものすごく圧の高い(いい意味で)言葉にいろんなところで触れて、討たれてる。
共通してるのは、みんな「自分の言葉」なのだ。強い言葉も優しい言葉も。尖った言葉も柔らかい言葉も、すごいスピードで去っていく言葉も、まどろむような言葉もすべて。
そういう言葉に触れると、ちゃんとその人がそこにいるのを感じる。そして誤解を恐れずに言えば、それがど
孤独と一緒に生きていてよかったと思えた日
通りすがりの誰かの言葉に立ちすくむことがある。ほとんどの場合は、一瞬ハッとして世界がどこかに飛んで、でも、すぐまた元いた自分の視界に戻っていく。まるで閃光を受けたあとのように。
だけど、今回はそうではなかった。立ちすくみ、本当にしばらく動けなかった。仕事の原稿があるのに、それより大事なことが「いまここ」にあるような気がしてずっと考え続けることになったのだ。
その「言葉」の持ち主は、わざわざの平