吹けよ春風

Web ZINE『吹けよ春風』と申します🌸2020年4月16日〜5月28日まで、外出自…

吹けよ春風

Web ZINE『吹けよ春風』と申します🌸2020年4月16日〜5月28日まで、外出自粛期間限定で毎週配信しておりました🌺2021年、第1号を発表した日と同じ4月16日に1号だけ復刊いたしました💐ロゴデザインはくらちなつきさん(@NatsukiKurachi )です🏵

マガジン

  • 『吹けよ春風』復刊号2021

    🌸2021年4月16日発行🌸

  • 『吹けよ春風』最終号

    2020年5月28日発行💐

  • 『吹けよ春風』第6号

    2020年5月21日発行🌼

  • 『吹けよ春風』第5号

    2020年5月14日発行🌻

  • 『吹けよ春風』第4号

    2020年5月7日発行🌺

最近の記事

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WebZINE『吹けよ春風』2022年復刊号のお知らせ

WebZINE『吹けよ春風』2022年復刊号が刊行されました🌸 全記事無料でお読みいただけます🌸 今年から独自ドメインを取得し、新たな場所で公開しております🌹 とても素敵な復刊号になっております🌺 ぜひともお楽しみくださいませ💐

    • 🌸2022年、復刊&お引越しのお知らせ🌸

      どうも、WebZINE『吹けよ春風』です🌸 2020年、2021年にやっておりましたWebZINE『吹けよ春風』を、 第1号を発表した日と同じ4月16日(土)に1号だけ復刊いたします🌸 3年目となる今回は独自でドメインを取得いたしまして、はてなブログにお引っ越しして公開いたします💐 昨年、一昨年にご執筆いただいた方に加え、今回はまた新たに書いてくださる方がおり、嬉しい限りです🌷 ぜひともご覧いただけますと幸いです🌺 🏵 これまでの『吹けよ春風』はこちらからどうぞ🌼

      • 結婚しました。(あめち)

        そういえば去年の冬に結婚しました。原稿の締め切りを守らない癖に結婚して申し訳ございません。 正直自分が結婚できるタイプだとは全く思っていなかったので自分が一番驚いています。 幼稚園児の頃は自由帳に空想のカービィのステージを延々と書いたり、小学生の頃は近所の絵が上手いおじいさんを勝手に学校に呼んで個展を開いたりとやりたい放題。(この頃カービィは卒業して4コマ漫画劇場を読み漁る日々でした) 高校生になって酒を覚え、家に帰らず漁港でギターを弾いて酒を飲んでいたら高校を留年してい

        • 33歳・会社員。仙人になれないから、居酒屋でアルバイトをはじめた話。(世田谷アメ子)

          世田谷アメ子です。 もしも、この場が『クイズ 正解は一年後』の一年後なら、 最後に記事を投稿したあの日から、いまここに書き記す今日の正解を 「正直、状況は一年前とあんま変わらん」 「不安・あまりにも・変ワランチ会長」 と発表する自分の姿を想像します。(ああ、どうしてもダジャレが言いたい…) 一年前、それまで生きてきたなかで初めて経験する「#STAY HOME」期間中に創刊されたWebZIN『吹けよ春風』。今回は「まん防」という新概念のただなかで一年ぶりの復刊となりました。

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        WebZINE『吹けよ春風』2022年復刊号のお知らせ

        マガジン

        • 『吹けよ春風』復刊号2021
          26本
        • 『吹けよ春風』最終号
          19本
        • 『吹けよ春風』第6号
          9本
        • 『吹けよ春風』第5号
          9本
        • 『吹けよ春風』第4号
          15本
        • 『吹けよ春風』第3号
          15本

        記事

          WebZINE『吹けよ春風』復刊号目次

          1、ごあいさつ 2、春の夜中と春の声(清水春馬)3、葉桜(次七) 4、赤ちゃんのおしゃべり(ひなてこ)5、違和感のあるおじさん(arata)6、もっと脳と仲良くしたい(七海 仁)7、東京転勤つらい!!!(やきよ)8、うさつむりちゃんといっしょ-邂逅(前編)9、ベランダ、飯、猫(宮本七生)10、キャンプの正面玄関から入る(カワウソ祭) 11、甘いパンの生活(せともも) 12「やついフェス 勝手に応援記事」のその後(うめすみ)13、全っっ然ではないけど、あんまり知らない街

          WebZINE『吹けよ春風』復刊号目次

          おわりに

           どうも、主筆の相馬光です。  すみません、どうしても主筆という言葉を使ってみたくて打ち込んでみたのですが、恥ずかしくなりましたので、やり直します。  どうも、言い出しっぺの相馬光です。  うん、しっくりくる。すごいしっくりくる。  このZINEは昨年、外出自粛期間限定で始めました。  その際にもご執筆いただいたみなさまのおかげで私自身、たくさんの元気をいただきました。  笑えたり、ホロっときたり、ゾッとしたり……。  毎週、たくさんの感情を揺さぶってもらいました。

          顛末書(インターネットウミウシ)

          ※編著者補足:本記事は、幌呂垣邸造『三々五々兵衛捕物控』の内容を確認した後、事件発生当時の状況と顛末書を読むことをお勧めする。 『顛末書』インターネットウミウシ 初出『吹けよ春風』WebZINE 令和三年四月復刊号  水上バスが動き出すと、浅草が少しずつ遠ざかって行く。  デッキにいた吉郎がこっちに走ってくる。 「なんかどえらい風吹いてるよ!」 「ごめん、これ今すんごい良いとこなの。」 「何読んでんの?」 「なんか、捕物帳なんだけど、主人公の岡っ引きが自業自得で酷い目にば

          顛末書(インターネットウミウシ)

          ごあいさつ

           どうも、『吹けよ春風』と申します。  1年ぶりのごあいさつです。  ちなみに1年前のごあいさつはこちらです。  外出自粛期間限定のWebZINEとして始め、外出自粛期間が開けるまでの在宅で楽しむ読み物をお届けできればと思い、毎週1号全7号の発刊をいたしました。  昨年の私は、きっと1年後にはこの状況も落ち着き、「こんなことあったね」と振り返るような号として復刊できたらいいな、とぼんやりと思っていました。  だけど、1年経った今は、変わったんだか変わっていないんだか、

          ごあいさつ

          さらば恋人(白木 朋子)

           通話を終えてヘッドセットを首に下ろした。  窓の外、明治通りに薄い闇が広がっている。  マスクを顎まで下ろし、渇ききった喉を潤す。  待機中のコール数を確認する。  受付終了の20時まであと45分。  2m離れたデスクの同僚はマスク越しでも分かる完璧な笑顔と笑声(えごえ)でルーター故障の電話に応じていた。  去年の3月、コールセンターのスタッフは4分の1に減った。  宣言直前の突然の派遣切りだった。  正社員のマネージャーに頼まれ、私は宣言が解除されるまで週2回勤務を続け

          さらば恋人(白木 朋子)

          短編小説「のっぺらぼう」(諸橋隼人)

          ついに追い詰めた。 ネットで匿名の誹謗中傷を繰り返していた犯人・梶山(かじやま)は今、このネットカフェに潜伏している。 身分証を偽装し、徹底した匿名性を確保してまで、なぜ誹謗中傷などを繰り返したのか。 昔気質の警部・綿貫(わたぬき)には到底理解できない。 そんなことは、これからたっぷり、本人の口から語らせればいい。 人気アイドルを死に追いやった「顔のない男」はもう、目の前に迫っているのだ。 被害者であるアイドルは、綿貫の娘・小春と同じ、16歳の女の子である。 希望にあふれた彼

          短編小説「のっぺらぼう」(諸橋隼人)

          いつか忘れてしまう前に(宮本七生)

          ■ 宮本 七生 1986年生東京在住のフォトグラファー。Web媒体やアパレル、オンライン署名のChange.orgなどさまざまな媒体で活動中。 https://miyamotonanami-view.com/ https://www.instagram.com/miyamo1073/

          いつか忘れてしまう前に(宮本七生)

          『三度の飯よりご飯が好き』と言っていた友達は今、何しているだろう?(赤松新)

          『拝啓 神田匠様』 (東京での事を報告) 保育園からの友達。いつも一緒だった。嬉しいときも悲しいときも、怒られるときだって、いつも隣で笑ってた神田匠。 「俺、三度の飯よりご飯が好きなんだぜ」と得意げに言っていた匠。 そんな友達への感謝と贖罪の手紙を、前回の「吹けよ春風」で寄稿させていただきました。今回はそんな神田匠に会ったら伝えたい、東京でのあんな事、こんな事。話したらきっと喜んでくれるであろう事を手紙にしました。 世界がもっと自由に、なにも気にせずにどこへでも行ける、あの

          『三度の飯よりご飯が好き』と言っていた友達は今、何しているだろう?(赤松新)

          グレーな親友(まころも)

          「グレーな親友」 親友っていますか? 私は居ます。パッと頭に浮かぶ3人。向こうがどう思っているかは知らないけど。 3人共に中学の同級生。会わなくても心通ってる(と勝手に思っている)大切な人たち。 【ミーコ】 1人目は、出席番号が1番だった私の後ろの席に居た“2番ちゃん”。名前はミーコ。 入学式当日。誰も知り合いが居なかったので(とりあえず後ろの席の子と喋るか…)と、後ろを向いて話しかけた。 目が合うと顔が握りこぶしくらいの大きさで「新人類だ!」と思った。 喋るとおっと

          グレーな親友(まころも)

          さよなら、愛しのバルコニー(はとだ)

          『吹けよ春風』を発行していた、1回目の緊急事態宣言から1年。 そのときのことを振り返ると、真っ先にうちのバルコニーを思いだす。わたしの心に春風を吹かせていた、大切な存在のひとつだから。 この記事は、バルコニーをテーマとしたフォトエッセイです。 うちはマンションの6階。家賃がすこし高めだけど、バルコニーも含めたら高くない、といまは思える。 ここで過ごす時間が増えたのは、2020年2月に会社を退職してから。家での息抜きとしてバルコニーによく出るようになった。 送別会でい

          さよなら、愛しのバルコニー(はとだ)

          入り口はマーメイド(次七)

          4/16(金) 11:12 吹春オンライン 帆布次七ロングインタビュー 「コロナ禍で決意、自宅で写真作品を展示する『オレンチテンジ』が話題」写真家次七が初めて語った写真への思い。  日本を代表するフォト写真家、次七さん(おれ)は昨年秋口より、自身の所属する「松前漬けイン・マイ・ポケット」を通じおよそ2000点に及ぶ作品展示『オレンチテンジ』を自宅で開催している。  2020年代にリリースした「猫の目ん玉」や「一人暮し・相続・職質・しごきみてえな税金」などの作品で、写真家

          入り口はマーメイド(次七)

          うさつむりちゃんといっしょ-邂逅(後編)

          これは何だ?これはいったい何だというんだ?かたぎは自問自答を繰り返す。生まれながらに慣れ親しんだ怒りと憎悪、それと同じ場所から今同時に発され湧き上がり続けるこの感情は何だ? 「…こんばんは、うさつむりちゃんです…!」 熱に浮かされたか弱い声が、真夜中の古い小さな水車小屋の中に吸い込まれて消えたとき、かたぎは思わず音を立てて立ち上がった。そしてさっきの、蝸牛だとばかり思い込んでいた小さな生き物の、本当の姿を認めた。薄紅が透けて見えるふわふわの おみみ、にまめのような まっくろ

          うさつむりちゃんといっしょ-邂逅(後編)