入り口はマーメイド(次七)
4/16(金) 11:12 吹春オンライン
帆布次七ロングインタビュー
「コロナ禍で決意、自宅で写真作品を展示する『オレンチテンジ』が話題」写真家次七が初めて語った写真への思い。
日本を代表するフォト写真家、次七さん(おれ)は昨年秋口より、自身の所属する「松前漬けイン・マイ・ポケット」を通じおよそ2000点に及ぶ作品展示『オレンチテンジ』を自宅で開催している。
2020年代にリリースした「猫の目ん玉」や「一人暮し・相続・職質・しごきみてえな税金」などの作品で、写真家として活躍。DIY精神溢れる気鋭のフォトグラファーとして同じ時代を生きた“猫”との思い出について振り返った。
インタビュアーは烏賊いかが氏(おれ)。烏賊氏(おれ)は、次七氏(おれ)がデビュー5周年にあたって出版された自伝本「金玉船(きんたまぶね)」(2020年、吹藝春秋刊)の構成を手掛けた。
今回、ご自宅に実際展示されている作品を通じお話をうかがった。
◆行くも地獄戻るも地獄(笑)
次七(以下、おれ)「すごいですよね。おれを吹藝春秋が扱うなんて(笑)。記事が先日の吹春オンラインにも載ってたけど」
――烏賊(以下、おれ)「そもそもは次七さんの語り下ろし自伝(「金玉船(きんたまぶね)」)が、吹藝春秋から出ていたといういきさつがありまして。」
この冬は裸にジャスコのコートで過ごしたという次七の自伝本「金玉船(きんたまぶね)」(2020年、吹藝春秋刊)は烏賊いかがいわく、「全十回、数十時間におよぶインタビューを再構成していく作業には、やったことはないが“金玉採り”というのは、こういうものかもしれないなあ。そう思わせるものがあった」(同書・構成者後記より)
おれ「あれはいつ頃?」
――おれ「去年、2020年です。」
おれ「じゃあ、一番体調が悪かった時期かな。少しは良くなってたのかしら」
――おれ「取材中、トルエンはかっこんでました。10回ほどインタビューしたんですが、語りのすべてが事実だったのかどうか、判然としないところもあって。」
おれ「行くも地獄戻るも地獄(笑)」
――おれ「最近はお元気でしたか?」
おれ「はおあいひふいひは、」
(すごいラリってるおれ)
――おれ「デイリーヤマザキが失われた社会、令和についてですが。」
おれ「そうね本来ジャンボ焼き鳥は気軽にいきたいですよね。鶏皮餃子もいいですが。」
――おれ「お友だちとかは居らっしゃいますか?」
おれ「たぶんだけど『ちょっぴりクルクルパーみたいだから友だちと思われるのが恥ずかしい』的な感覚っぽいのかな、わかんないんだけどやたら過剰に内密げな連絡とか来ます。」
(書いてて泣けてきたおれ)
――おれ「この写真はいつ頃のものですか?」
おれ「これは今年の2月ぐらいかな、まだ寒かった気がする。『グル米食彩館』っていうJAの直売所があるんですよ。そこによくチャリでズドンして『焼肉じんだい』のホルモン買って家でソーダ割してポン!する訳だけども近ごろそれ軽く値上がりしたんだよね。景気のアングルがスポーン!!ですな。麻生さん器じゃないんだよ。いい加減にしてくれよ。」
――おれ「これは鳩ですか?」
おれ「そっすね。」
――おれ「これ、猫に絞ったほうが方向性としてわかりやすいと思うんですが大丈夫ですか?」
おれ「最近ね、手芸屋さんのSALE棚を見によく寄るんですよ。やはりファンシ~は救済ですよ。世界は多分すっきりしているかごちゃごちゃしているかの二択じゃない。道を行けばそっと『イカれてる』に等しいような庚申塚だってある。それに加えてSALEはデッドストックのほうせきばこや。『姫ROCK』って描かれたペンダント慌てて買ったおれ。」
――おれ「なるほど、選ぶ自由にこそということでしょうか。」
おれ「このまえ友人と博物館行った帰りに寄ったきよすみ食堂のマッチにはてんとうむしが描かれてましたね。それだけでも俄然また行きたいですもんね。現に美味しかったですし。」
――おれ「つまり写真というのはそういう自由な、」
おれ「うちらカツカレー食べた。またさ、友だちの食べかたがきったないんだよ。ほんとにいやだ。カツカレーを『すする』の。きしょいよ!って。」
――おれ「…美味しかったですか。」
おれ「めちゃめちゃ。常連っぽいひと頼んでたカルビラーメンも気になりました。」
――おれ「写真の話ですが、鳥インフルエンザも怖いですね。」
おれ「おっかないよね、うちら危ない橋わたってんだね。」
(写真の話でもなんでもないじゃんかと思うおれ)
――おれ「なにこれ!死ぬほどぼけてる。ひょっとしてうちらのこと馬鹿にしてんすか!?」
おれ「(ひどい言われよう)でもさ、ぺろぺろやるうちどーにかなりますよね、なんか誰でもさ。大体。こういうのとかもいつかなんかなるんじゃないかなと思う。わかんないんだけど。」
――おれ「なるへそ。」
おれ「うちらはなんだってタイトロープダンシングですよね、ベイベー今夜だけ。そして基本はオールドファッションですよ。ドーナツも結局なんか異様に甘いやつよりかそこ戻りません?ヤマザキの。158円のやつ。とりせんとかで売ってるやつ。」
――おれ「たしかにそうかもしれません。」
おれ「待てよおれ別にそんなこともないのかも。」
――おれ「(なんなんしゃべるんじゃなかったよ黙って銀チョコ食ってろクソが)」
おれ「(『なるへそ』とか言ってるやつに言われたかねえよオッペケペー)」
――おれ「写真をはじめたきっかけ伺ってもよろしいですか?」
おれ「中学んときテニス部だったんですよ。コートの関係上、部室が離れていて。そこになぜか昔の古い漫画がたくさんあったんです。それこそ蛭田先生の『コータローまかりとおる!』だとか。ある日、ふと柴山薫先生の『ライバル』というジャンプコミックスを読んでみたんです。そしたらそれがとてつもなくえっちで腰が砕けましてね。あわてて卓球部の勇人くんに報告して。おい!うちの部室とんでもねーのあるぞって。柴山薫先生の『ライバル』ご存じありません?」
――おれ「いやぁ…それはなんの漫画なんですか。」
おれ「建前上ボクシング漫画です。へいすけっていう主人公がとある三姉妹の家になぜか居候することになって、そこのうみちゃんっていう子はたまたま同級生でなおかつへいすけの所属するボクシング部のマネージャー。まま、つまりは基本ボクシングの漫画を装いつつもなんやのかんやの大半お色気コメディー漫画なんです。でも結果、えっちでコミカルなのは3巻までで、そこからはまじなボクシング漫画なんですよ。ただその3巻で腰は砕けましてね。」
――おれ「つまり写真をはじめられたのはそんな中学生のときから?」
おれ「いや5年くらい前。」
――おれ「う。浅っ。」
――おれ「猫はもともとお好きなんですか?」
おれ「はい、でも猫の写真を撮りだしたのは今居る町に捨て猫が多すぎるからだったんですよね。活動するゆとりは今ないけど写真を通して気にかけて触れることも出来るから。餌をあげるやり方だけではない気がするんですね。」
――おれ「多少マジメに語ったら語ったでつまんないもんすよね。」
おれ「そうですね、とにかく好きです。武田花さんらの影響も大きいですが。」
――おれ「お豆腐屋さんですか?」
おれ「わたしはトイカメラとかリサイクルショップで買ったような古いデジカメしかなくて画質が常にアレなんだけど、よく見ると子どもたちがたまたま猫と戯れていて。」
――おれ「ほんとだぁ。」
おれ「ただただ猫のいる風景が好きなんですよね。」
――おれ「一方で捨て猫はたえない。」
おれ「そうですよねきっと。」
――おれ「ところで個人的にちょっと気になったんですが、『コータローまかりとおる!』はそんなにささらなかったですか?」
おれ「腰が砕けちゃったんで。ほとんど読めませんでしたよ。部室が急激に魔境になりましたもん。ヤり部屋みたいな?わかんないけど衝撃ってああいうことですよね。多分ですけど。」
――おれ「あんま柴山薫先生の『ライバル』がそこまでキた人って珍しい気がしますけどね。」
おれ「そうなんすか。まぁ、うみちゃんに恋しちゃったんスかね。」
――おれ「気になった点で。失礼しました。」
(そうなんだ)(まゆみちゃんも好きよ)
――おれ「凌霄花ですか?」
おれ「は?」
――おれ「あれ、ノウゼンカズラの花びらじゃないですか?」
おれ「あ、そうです。読めなかったもんだから。」
――おれ「一応インタビューのテイなんで漢字読めるかどうかは大丈夫ですよ。」
おれ「だけども読めなかったもんだから。」
(うるさいうるさい!)
――おれ「今回noteは初めて使われるんですか?」
おれ「そうすね、たしか。」
――おれ「fc2ブログを昔から使われている理由はなんですか?」
おれ「学生んとき音楽というか弱気なバンド活動みたいなことしていて。その流れから仲間内でへんなzineを作っていたんですね。自分は日記をつけていて、やれ何聴いた何読んだ絡めた。で当時mixiと並行して『ユリコレコードその周辺』ってナゾな日記ブログをひとりでにひっそりはじめたんです。すでにTwitterは存在していた時期でしたが、こういう『ひとりインタビュー』みたいなくだらないことがあの頃はなんだかしたくてうずうずしていたんです。ブログサービス自体はどこでもいいけど、好きなブロガーさんが居たfc2ブログに、不便だけど。」
――おれ「なるほど、それが現在の『マイケルというのは君のこと』になるんですね。」
おれ「はい。あれから色々ありましたし。ずいぶん大人しくなったつもりなんですが。」
――おれ「かつて、そのお好きなブログをやってらした方は今どうされているのでしょうね。」
おれ「Twitterでも相互でいてくださってますよ。」
――おれ「『帆布次七』っていう名前の由来はありますか?」
おれ「それはもう多羅尾伴内とか肝沢幅一みたいなどこかのじーさんみたいな名前にしたくて。それこそmixiのとき。」
――おれ「mixiでは何かその後につながるような動きなどありましたか?」
おれ「友人とjackie mittooと藤波辰爾の話しかしてませんでした。」
――おれ「あとdearbananaさんと刺身こんにゃくの話ですね。」
(よく知ってんなと思うおれ)(dearbananaさんに至ってはコミュまで作った)
――おれ「お豆腐屋さんお好きなんですか?」
おれ「はい。さっちゃん家お豆腐屋さんだったんでね。」
――おれ「さっちゃん?」
おれ「いとこん家のさっちゃん。厳密には多分まさおさん家ってことなんだけどね。」
――おれ「あれですよね『おばあちゃん家』みたいな(笑)」
おれ「なに笑ってるの?」
――おれ「(((すいません…)))」
――おれ「行きつけのお店でらっしゃるんですか?」
おれ「たしかね、高円寺の『味楽』さんですよ。」
――おれ「よく行かれてたんですか?」
おれ「2回ぐらいしか行ったことない。」
――おれ「近くにこじんまりしたレコ屋ありましたよね。」
おれ「そうそう、この時も西荻の友人とそこ行って。なんかエアロスミスのライブ盤が2000円もするみたいな今どき珍しい昔ながらのお店。」
――おれ「何か買われたんですか?」
おれ「多分この日momentsのwith youを250円ぐらいで買いましたね。」
――おれ「あれいつも安いけどいっすよね。」
おれ「I Don't Wanna Go入ってるやつね。」
――おれ「傘ごし、っていうのはよくあるアレなんですか?」
おれ「見てかっこいい気がして。かっこよくないですか??」
――おれ「いいですね、なかなか。」
おれ「柳川町の猫だったな。」
――おれ「いちいち憶えてるもんなのですか。」
おれ「いけませんか。」
――おれ「傘お好きなんですか?」
おれ「特には…」
――おれ「これはどちらだったかとか憶えてはないですか?」
おれ「これも柳川町すね。」
――おれ「柳川町お好きなんですか?」
おれ「特には…」
(∶∆∈∏∌∆≫∣∬)
――おれ「さていよいよ空とんで撮りだす訳ですが、」
おれ「歩道橋ですよ。。」
――おれ「この白い模様みたいのはなんですか?」
おれ「雨粒ですよね、アクリル板ごしのさ。。」
――おれ「なるほど。」
おれ「やっぱし自分で説明しだしちゃーかなしいよね。。」
――おれ「次七さんは資料によると日夜トイカメラや古いデジカメで写真をお撮りになるそうで。」
おれ「それおれさっき言いましたよね。。」
――おれ「何かこだわりがあるんですか?」
おれ「そうですね、ないですね。とりわけ興味もお金も別にないだけで。」
――おれ「夢も希望も?たばこもパチンコも?」
おれ「どれも今ないっちゃないけどくくりがばかでかすぎですよ。。」
――おれ「願望はおありなんですか?」
おれ「そーですね、自分にあったカメラ欲しいですよねそれは。いつも考えます。」
――おれ「ハヤシライスがお好きとか?ご自分で作られるんですか?」
おれ「そうすね、まちまちです。」
――おれ「レトルトのハヤシライスはどれがお好きですか?」
おれ「断トツで銀座カリーのやつじゃない?」
――おれ「わかる!うぇーーい。」
おれ「あれさ、ハヤシライスのレトルトがどれも美味しくなさすぎるんだよ。」
――おれ「超それ!カレーはまだわかるんだよね。」
おれ「な。カレーマルシェとか独特なのまであるじゃん。」
――おれ「そー。ハヤシライスないんだよ、どれも平均的にまずい。」
おれ「そこへくると銀座カリーのやつ結構いーよねまじ。」
――おれ「安売りしてるとうれしくて買うよね。」
おれ「ね!158円のときとか。」
――おれ「そー。178円のとき間違えて買いそうになるんだよ。」
おれ「わかるわかる。あれやりがち。」
――おれ「買い置きしとくとさー、便利なんだよあれ。」
おれ「量もちょうどいいしね。」
――おれ「じゃこれどうよ、『マルハニチロの金のどんぶりは何派』?」
おれ「はい中華丼。」
――おれ「うぇーーい!やっぱそーだよね中華丼だよね。」
おれ「ただやっぱりグリコのDONBURI亭に比べうずらの卵がひとつなのはね。」
――おれ「あーね。でも安いし2箱食えばよくない?」
おれ「2箱?」
――おれ「そー。米少なめ2箱どか食い、フライパンでもやし入れてさ。」
おれ「あーね!おれうずらの卵トッピングしてた。」
――おれ「それな。ゴージャスになるやつでしょ。」
おれ「あとかた焼きそばね。」
――おれ「それな!やばいそれおれ今度やるべ。」
――おれ「ワンタン最近すげーハマってる。」
おれ「どっち?88円の?198円の?」
――おれ「それが結局…、」
おれ「198円のな!」
――おれ「な!!まじでやっぱワンタンの肉感もだけど、」
おれ「汁な!」
――おれ「汁な!88円のなんかちょっとしょっぺんだよな。」
おれ「薄めてもな。」
――おれ「な。」
――おれ「この写真はどこですか?」
おれ「柳川町ですよね。」
――おれ「柳川町好きなー。」
おれ「わざとしてない?柳川町んときだけどこか訊くでしょ。」
――おれ「わざとじゃない、知らないですもん。」
おれ「だってこれ路地の居酒屋の奥さんじゃん。」
――おれ「あーね。あそこか。」
おれ「はっ!そうだ、おれずっとおれとしゃべってるんだったよな。」
(そんなに突然びっくりされなくてもとっくに自分でびっくりしてる)
――おれ「こういうのはどういうシチュエーションなんですか?」
おれ「この人はクロサワさんっていって、家に引き釣りこまれたんですよね。」
――おれ「それは説明ですか??どういう意味ですか?」
おれ「よく考えてみると意味はわかんない。」
――おれ「とにかくお家へ引き釣りこまれたと…」
おれ「クロサワさんといつも一緒にいるオカダさんとは銭湯でよく行き合うんですよ。壁いちめんに熱帯魚がいてお湯が死ぬほど熱い銭湯。」
――おれ「旦那さんとかなんですか?」
おれ「違う、オカダさんはただ単にパチンコが好きな人。クロサワさんがそれ叱ってるのいつも。」
――おれ「一緒に住んでらっしゃるんですか?」
おれ「いや、オカダさんは警察署の近くに住んでるみたいよ。」
――おれ「じゃオカダさんがクロサワさんの家へ通ってるんですか?彼氏?」
おれ「名もなき関係性じゃないの。じゃC3POとR2D2って何ていう関係ですかって話で。」
――おれ「クロサワさんはなんの人なんですか?」
おれ「よく知らない。今入院してるらしくて心配してるんだよ。」
――おれ「それはオカダさんから聞くんですか?」
おれ「そ。」
(∧∆√∞∅∌≯)
――おれ「ほんと猫好きっすよね、猫王じゃんすか。」
おれ「でもさ、なんとか王とか『(神)』みたいなひとだいたい捕まったりするじゃん。」
――おれ「あーね。」
おれ「モナ王好き?おれアイスはアイスの実よく食べるほうなんだよね。」
――おれ「うちパルム。」
おれ「あーね。マイルドな口のときはうちもパルムかも。」
――おれ「でもわかるよ、アイスの実。果汁率はんぱないしね。」
おれ「そーなんだよ。アイスの実たべるといいことしてるみちょうな気になるんだよ。」
――おれ「それな。まーフルーツ食べなくちゃな。」
おれ「そ。うちフルーツ好きじゃん。」
――おれ「あーね。」
おれ「でもアイスも感じたいってときアイスの実かな〜。」
――おれ「今回この『オレンチテンジ』ということで自宅で展示をされていますが、」
おれ「あぁ。忘れてましたよね、そうですね。」
――おれ「お客さんの反応というのはいかがですか?」
おれ「埼玉の友人がこのまえもうちに来て。」
――おれ「ご友人もお越しになるんですか。」
おれ「そうすね、筒香の成績と投球制限に関する持論を展開されて帰られました。」
――おれ「…。」
おれ「マニアの間でかわされる観念に囚われたり一秒見て終わりっていう世界からは一刻でも逃れることですよね。」
――おれ「なるほどよくわかりませんがそれは昨今の野球もってことですかね…」
おれ「こういう2枚ひと組みみちょうな感じのってたまにどっちか選ばないといけないときとかあるじゃん。」
――おれ「といいますと?」
おれ「知人の音楽教室の生徒さんの音源にうちの写真つけようってなって、でも何枚かって自分で選べないんだよね。」
――おれ「音源は聞いてないんですか?」
おれ「なんかあとからみたいよ。」
――おれ「逆にばんばん送りまくるとか。」
おれ「選択の場面で軽い方へは転びたくないんだよね。」
――おれ「いよいよアスリートみてえなこと言い出しますか。」
おれ「そうじゃんだって。」
――おれ「気持ちわからなくはないですよ。」
――おれ「数年前よく影や水面を撮られているのをお見受けしました。」
おれ「今割と飽きていますね。また撮るべ。」
――おれ「迷うなセクシーなのキュートなのどっちが好きなの?」
おれ「(急になんだ)迷うな!(露頭に)」
――おれ「松田聖子さんとあやや聴くとしばらくそのことで頭がいっぱいになります。」
おれ「松田聖子さんのこの動画ってずっと観ていたい。」
――おれ「お客さんが柄わるくてまたいいですよね。」
おれ「なんか、ここに居たくはないんだけどね。」
――おれ「なるほどねって感じだね。」
――おれ「資料によると、柴山先生の『ライバル』と関係なく腰はその後は大丈夫ですか?ヘルニアされたとか。」
おれ「おかげさまでなんとか。あれ考えますよねじーさん時代。」
――おれ「そっすよね。」
おれ「痛いってつらいよね。あと痛み止め効かないんですよ、それでヘロヘロで。」
――おれ「学校帰り職質されたとき呂律がまわらなくて『学生』って言ったのに『OL』って書かれたとか。」
おれ「白い服で腰曲げて座ってたら白菜と間違われたり色んなことがありましたな。」
――おれ「他にも影響を受けたものとかことなどありますか?」
おれ「花さんと写真家としての高田渡さんはずっと好きです、で柴山薫先生の『ライバル』で腰がくだけたあの日、下落合焼きとりムービー、名もなき写真家による主にロシアのジャズファンクや南米サイケのジャケットたちとか。…あとなんだろう、勅使河原宏監督の「砂の女」のオープニングとか。」
――おれ「独特の世界観というか。」
おれ「宇宙を縮小して取り入れるんじゃなくて、宇宙へひろがっていく感じが常に好きです。」
――おれ「武満徹さんの言葉ですね。」
おれ「そそ。」
――おれ「写真を撮るうえで何か決めていること、ルールみたいなものはありますか?」
おれ「ねぇです。」
――おれ「撮りたいものはありますか?」
おれ「撮りたいものはいつもないです。」
――おれ「強いて言うと。」
おれ「ねぇです。」
――おれ「そこをなんとか。」
おれ「やっぱり橋本環奈ちゃんの奇跡の一枚ですかねぇ。」
――おれ「ああいう写真を撮りたい?」
おれ「いや、あの奇跡の一枚のポーズで写真をいつも撮るようにはしていて、あのポーズっていうのはコクがあるから台所でいつも練習してますよ。こないだも野球好きの友人に『フォームの確認』をしてもらいましたもん。奇跡ですよ。」
――おれ「あれは『フォーム』だったんですか。」
おれ「そんです。」
――おれ「コロナ禍に入ってこれまでの写真を見返したそうですが?」
おれ「数えたら平気で20000とか越えててドン引きイン・マイ・セルフでした。」
――おれ「こうした写真も今は撮れません。これは梨屋さんですか?」
おれ「そう。川渡ったとこの。」
(どこ)
――おれ「フルーツの話もありましたがフルーツは何がお好きですか?」
おれ「あのさ、仕方がないんだけどデコポンってもう少しお手頃ならな〜とか思わない?」
――おれ「わかる。妥協してマンダリンみたいな。」
おれ「そ。またそれもマンダリンに失礼だみたいなね。」
――おれ「資料によると先月入院なされたとか?」
おれ「(自分で自分の資料ってなんなんだよ)そっすね。」
――おれ「お加減いかがですか?」
おれ「カネコアヤノさんの『よすが』のLP予約できなかったんですよ。それで発売日ぎりっぎりなんとか買えた上でわたしは退院です。」
――おれ「難儀なもんですね。」
おれ「そーね毎回ふつうに出してくれると…けど『群れたち』から今のとこ皆勤賞です。たいしたもんです。」
――おれ「今回オフィシャルはポストカードつきなのうれしいですね。」
\そーですね/
――おれ「そういえば資料によると次七さんは霜降り明星のせいやさんによる『ひとり笑っていいとも最終回』の動画がお好きでらっしゃるとか。」
おれ「『幕末太陽傳』でフランキー堺さんが太鼓叩いてるシーンよりかよく観ていますね。」
――おれ「上手いけどちょっとはしってるんだよね。」
おれ「そこがたまんないんだよね。」
――おれ「霜降り明星さんはお好きなんですか?」
おれ「実はおれ『いいとも最終回フェチ』でたまたまその動画を見つけて。」
――おれ「??『『『いいとも最終回フェチ』』』??」
おれ「用事で実家泊まるたびいいとも最終回みます。ただせいやさんも演じられているフィナーレの動画はちょうど規制なのか何なのかぶつ切りで。とりあえず昼の最終回から見ます。オルゴールのオープニング、最後泣きだしそうなカメラマンさん…」
――おれ「懐かしいですね、もう何年前になりますかね?」
おれ「知らね」
(((でたーー)))
おれ「そんな地元のはずれなんですが山が近く思えるんです。」
――おれ「そうですね。これは真冬ですか。」
おれ「はい。関係ないけど、柴山薫先生の『ライバル』で腰がくだけた話で思い出したんですが、舘ひろしの5thのLPの帯に『踊れ!腰が抜けるまで!』って書いてあるの知ってますか?」
――おれ「そうなんですね。」
おれ「ええ。ここからがひとつ重要なんですが、そのアルバムに「ナイト」って曲がB-1ぐらいに入ってて、さっきYouTubeリンクさせましたけど、それが音楽ファンの仲間内で一時期『これがうちらのteenage kicks!』と聞きまくってました!」
――おれ「それ学生してた頃のブログとかにもありましたけど、あまりみんな『舘ひろしの5th』とか言わなくないですか?」
おれ「当時はね。でも今アップデートしてますからみんな言うと思うんだ。」
(『思うんだ』って言いきられてもね)
――おれ「そういえば昔のブログかzineで読んだんですが、湯煎でいなばのタイカレー温めてたらいきなり爆発して天井からツナが降り注いできたってまじすか?」
おれ「懐かしいなありましたね、なんなんですかその話。」
――おれ「こっちが訊いてるんです。」
おれ「あとミートソース作ってて、ぼんやりしてたら堅焼き煎餅になったりしていました。」
――おれ「モンシロチョウかとつかまえに行ったら甥っ子の歯だった話もまじすか?」
おれ「それはハナやん(誰)も同じことあったって。」
――おれ「嘘松って言われそうすね。」
おれ「現に嘘ですし。」
(それに関係ねえし)
――おれ「これいつまで続けますか?」
おれ「思った。写真の枚数に限りとかあると思ったんだけど。」
――おれ「ないんですかね、これ。」
おれ「わかんない、やべやべ!迷い込んで夜の公民館きちゃったみちょうな気持ちがする。」
――おれ「やめますかそろそろ。。」
おれ「そっすね。。」
――おれ「では最後に、次七さんにとって猫とは?」
おれ「(((猫とは…)))」
――おれ「なぜそんなに猫なのか?」
おれ「(((なぜそんなに猫なのか…)))」
――おれ「〽なんでこんなに可愛いのかよ」
おれ「〽猫という名の宝物」
――おれ「〽もみじみたいなちいさな手でも」
おれ「〽いまにつかむよ幸せを」
――おれ「〽親の役割 代わりの猫に」
おれ「〽今は返して 今は返して いるところ」
――おれ「告知などありますか?」
おれ「ねぇです。」
おれ・おれ「寝ます。」
・帆布次七・
しゃべればしゃべるほどがっかりされます。
額にほくろがたくさんあります。
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