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「参謀の思考法」優秀な部下からさらに一皮むける考え方とは

おはようございます、フカドク!です。
本日はロムより、部下ではなく参謀として社内として活躍できる思考法について書かれている本書を紹介したいと思います。

果たして部下と参謀の違いとは?
一見似ていますが読んでみるとなるほど、全然違いました!
それではいざフカドク!

著者について

本書の著者は荒川詔四さんで、ブリヂストンの元CEOです。

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その荒川さんが、社長秘書をやっていた時の話で、
当時ブリヂストンは世界的なタイヤメーカーであるファイアストンを買収する計画を立てており、その時の社長の参謀として活躍されていました。

当時国内では最大規模の買収ということもあり、非常にシビアなタイミングで、いかに参謀として社長を補佐したのかというエッセンスが本書では詰め込まれています。

優秀な部下と参謀の違いとは?

本書では優秀な部下と参謀は明確に異なると書かれています。

端的にいうと、優秀な部下は言われたことをしっかりとやる人
一方で、参謀は上司の意思決定ができるための先回りができる人

つまり、指示されたことをただ正確にやるだけではなく、
自分なりの考えや意思を持って動ける人であるということが
参謀になるための必要条件なんですね。

荒川さんは秘書当時に、買収案件でつきっきりの社長のために、
買収案件の先回りはもちろんのこと、
ほかの通常業務についても一手に引き受け、
社長が意思決定をスムーズに下すための材料は何か?
を自分で考え、先回りして用意することで
通常業務へのマインドシェアをできる限り下げ、
買収についてなるべく多くの時間をさけるように動いていたとのことです。

自分の意思を持つための3つの条件

自分で考えて先回りして用意する、とは書きましたが、
その考え方・動き方はどのようにするといいのでしょうか?

本書ではその答えは

・上司とビジョン/やりたいことがしっかりと揃っていること
・現場感を忘れずに持つことで他の部署との接続に際してしっかりと連携ができること
・原理原則を忘れずに見て、もし上司がその原則を外れたらしっかりとただすこと

と3つあるということが書かれています。
特に2つ目に関しては、物事を前に進める上ではとても重要で、
エライ人が決めたからやりなさいというような接続を
間違ってもしてはいけないということが本書では強く書かれています。

具体的には、ほかの部署からちょっと、と相談が勝手に集まる状況になるように普段から密にコミュニケーションをとりつつ、決定事項や依頼事項がある場合は、相手の部署が何をやりたいか?何を大事にしているのか?を考えたうえで内容を(内容そのものが変わらないレベルで)変換して、伝えようということが書かれています。

また、3つ目に関しては、
上司も人である
という言葉が印象的で、やはり人は間違った選択をすることがありうる
ということを念頭に入れておこうということだそうです。

特にリスクが高い案件などはそのリスクに関して上司はおそらく非常に敏感になっており、その点では間違いは起こさないでしょう。
一方で、そのリスクに敏感になるあまり、他の切り口で考えてみると、原理原則に反していることが出てくる場合はあります。

そんな時は参謀の腕の見せ所で、しっかりと論点を整理したうえで、
上司に進言する必要が出てきます。
もちろん、上司の考えていることを否定することでもあるので、
最初は嫌な顔をされるでしょうが、そこであきらめてしまったら
言われたことができるだけの優秀な部下に成り下がってしまいます。

このように最終決定者ではない参謀だからこそできる、一歩引いた俯瞰的な目線で物事をとらえるということも大事な要素の一つとなっているようです。

おわりに

自分もそれなりに関係する部署が増えてきて、まさにこの現場感を持った接続の大事さを日々ひしひしと感じています。

もちろん、それ以外にも参謀になるための条件はあるので、改めて身を引き締めてただの部下から参謀へと変身できるようになりたいな、と身が引き閉まる思いで今回は本を読み進めていました!

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