富士見 ヒロ
2000文字ぴったりで書いた小説たち置き場
書いた小説を置いておくところ
「低気圧ぶっころす」と、私は目が覚めると同時に呟いた。 パジャマにしているパーカーのフー…
ゴマ粒みたいに高く飛ぶ鳥から見れば 地表の人々の悩みも小さく見えるのだろうか 長い道のり…
今日も雨音が屋根を打つ。ため息はつかない。濡れなくてよかった、と思う。 世界のどこかでは…
なにかに怯えるように創作や趣味に没頭している。 たぶん邪念や後悔に支配されることに怯えて…
心の持ちかたを一定に保つなら、視界に入れないほうがいい世界というのはある。 “住む世界”…
めちゃめちゃ普通の話していいですか? いやべつに日記だから普通の話のほうが普通なんですけ…
カサンドラは旅に出た。 それはおそらく長い旅だった。 旅の長さなんて終わるまでわからないけ…
お風呂に入っているときなんかは結構頻繁に流しているはずなのに、スガシカオだかシガスカオだ…
虫が鳴いている。 すっかり涼しくなったけれど、もう少しだけ網戸のままでいたい。 虫の声が…
夢の中にしか存在しない場所、というものがある。 何度も同じ場所を夢に見る。 誰にでもある…
雨を待つ 降れば降ったで 晴れを待つ 転機になれと 傘も持たずに
庭にときどき猫がくる。 餌を与えたりはしないし、名前をつけたりもしない。 ただそこにいるだ…
虹を追い 虹に追われた 金縛り なんだ夢かと 虹に腰掛け 香を焚き 失くしたものを 思う…
部屋にそこらへんの雑草を飾るとすこしたのしい #monochrome #fujifilm_xseries #キリトリセ …
海に降る 雨音を知る その鳥は 誰に言うでもなく微笑んで