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藤棚
2023年10月23日 23:29
白い息凍える爪先ポケットの中空っぽの手濡れた黒を踏みしめて街路樹の先へ明日のこと明日の自分に任せて今日はあの歌を口ずさむの冷たい風頬を掠める2月の東京まだ春は来ない黒い渦心に広がる開いた口塞いで飲み込む声光る画面また閉じて人波を泳ぐ今日この日をどう生きても日はまた昇るこの歌に救われるから月の明かり夜を照らす2月の東京まだ春は来
2023年10月20日 03:21
追い込まれちゃってすいようび冷静になればなんともないのに膨らんだ不安どうにもできずに気づいたら頭痛まで連れてきてるいつの間にかしちゃってる期待よく寝てよく動いてれば問題ない？うまく息ができないベッドの上苦しくてもご飯食べたいのはなぜどこへ行っても変わらないよ何をしてても変わらないの誰かを笑顔にできるのはひとつの石を誰よりも丁寧に積める、そんなひとロマンティックじゃな
2023年10月18日 16:58
やさしくありたい凪が続く夕暮れみたいに広く深く悠然とただ包み込む青でありたい鳴らない秒針と着信音冬の光が差し込む和室どんな音がしていただろうか白いもや 毛糸のぬくもり記憶は突然あらわれて胸を突き刺していなくなるかたいあたまほぐして1mmずつ広げてどんな声も聞いて忘れちゃいけない取り戻して脈々と続く道誰の手にも渡さないでつよくなった隠さなくなった棘だらけの
2023年10月7日 01:56
誰よりも認めてほしいひとため息交じりの通話終わり今さら自分に期待しないけど肩を落とす大きく見せたい背中私だけの人生を探すいつかは終わる旅の途中でひとり体育座り本物になりたいと願うほど借りてきた偽物で着飾って気づけば誰かの一部を寄せ集め自分を傷つけるのはもう充分ありのままで生きる難しさ誰よりも分かっている誰かと笑い合いたいからたまに抑えてるだけ悩んでるわけじゃ
2023年10月3日 01:54
どんな風にこの海を泳いだ？どんな色で世界を覗いた？窓を開けて網戸に抜ける夜風あの時と同じひとりで作るパスタスピーカーからFxxkin Perfectあんなに泣いたのに凪の心がすこし、揺れる私の奇跡は私のものだ誰にも渡さないここにしかない痛み私の心は私が育てた誰かのためじゃない私が見つけた道どんな風にあの海を泳いだ？どんな色に世界が見えてた？
