雑種

毎日のあれとこれと

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最近の記事

私と君の7ヶ月

ハローニューワールド 息子が生まれてから7ヶ月経った。 なんだか一瞬のようでもあり、まだ7ヶ月か…と軽く絶望する気持ちもある。 つまりは時空が歪むくらいにハードで、 それなのにどうしたってスウィートな日々だった。 「赤ちゃんはね、動くようになってからが大変よ。」 諸先輩方からの言葉はしっかりと受け止める所存だけれど 正直彼が動き出して安心しているのです、はい。 なんてったって私の目には息子のことがずっと音を発する植物に見えていたのだ。 3時間きっちりアラート付き

    • ゆっくりと、ずっしりと(生後44日)

      生後1ヶ月半。我が子はすくすく成長中である。 体重は1.5キロ、身長は3センチ伸びた。 もうすでにずっしりと重さを腕に感じる。 だっこしながら顔を真赤にして泣いている我が子を見ると 「子泣きじじい」ってまんま「赤子」のことでは…? なんて」疑問が浮かぶ。 赤ちゃんって毎日何かしら進化している。 最初は呼吸の延長のようなささやかな 「吐息」 だったのだけれど 最近は意識的に 「あー」「う」「ふーう」 などと声を出している。 アラート付きの植物に水をやるように 自分の

      • 母親という人格

        不安の渦の中から最近抜けて、 母親であることに少し慣れはじめてきた。 得ることは失うことと表裏一体なので 得た、と認めることは失う未来が確定することと同義に思えて 怖かったけれど 最近はやっと力強い胎動を感じて 恐怖よりも喜びが勝ってきたのだ。 そして、それと同時に 「母親」という人格が私を混乱させる。 私が懇切丁寧に守ってきた半径5mの幸せに いろんな人が土足で入ってきて 各々が描く「母親」を押し付ける。 「うるせえよ」 と心のなかでつぶやきながら 心の奥がぐ

        • 君の目には何が見えている

          写真を始めて1週間経った。 とはいえ朝の数分カメラを持ってパシャパシャ撮ってみている程度だけれど。 感想、全く上手く撮れない。 見たまま、に撮ることも難しい と思うけれど、見たままってなんだろう。 猫の特徴を聞かれて 「かわいい」以外の言葉が見つからないくらいには 色眼鏡がバッチリとはまった私の目で撮る 猫の写真がどれほど見たまま、なのだろうか。 ちなみに、詳細を語ると 私の目に彼(猫)は可愛すぎないところが可愛い。 正面から見たとき鼻の穴が見えるところがとって

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          続け下手の始め上手

          2023/9/4 カメラを買った。 ミラーレス一眼、というやつで どれがいいかも分からないから最新から一個昔に出た 少しだけ価格が下がっているやつを恐る恐るAMAZONで購入。 初日は猫とオットをパシャパシャと撮って終了。 とりあえずは毎日撮ってみようと考えているけれど、いつまでつづくかしらん。 続ける、ことが下手くそなのだ。 何十年も、続ける、ことで取り出たされる人もいるわけだし きっとみんな苦手なことなんだろうな、と最近は諦めている。 そう思うと妊娠は否応なしにト

          続け下手の始め上手

          過去から未来へ。(現在の私から)

          2022/9/10 2回目の流産の時の日記。 片想いの彼の気持ちとか 年賀状の当選番号とか 意を決して買った桃の甘さとか どんなに願ってもどうしようもないことってある。 そのどうしようもなさこそ人生の楽しみだよね、と割り切ってコーヒーでも飲めばいい。 そんなこと分かってはいるけれど レディースクリニックの帰り道、気づいたらわっと泣いてしまっていた。 1年半ぶりに妊娠検査薬の陽性反応を見た私は 妊娠6週と呼ばれる時期にそのレディースクリニックを訪れた。 6w

          過去から未来へ。(現在の私から)

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          今まで通っていたクリニックに行く。 通っていたといっても前回の流産から病院通いはやめてしまっていたので半年ぶり。 WEB予約を取ろうとホームページを開けるとなんとクリニックが移転していた。 移転先も最寄り駅は同じなので迷わず予約。 クリニックの予約をしたのが妊娠検査薬の陽性を見た日なので そこから1週間。 長かったが何とか過ごし切った。 陽性を確認した次の日から韓国旅行だったので、とりあえず前半は韓国にいた。 幸い学生のころからの友人との気ままな二人旅で、少し悩んだが

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          困った。 いやうれしい。 でも少し困っている。 さっきまで泣いていた私はふと冷静になって考えていた。 あと2週間で新しい会社への入社が決まっていた。 はて、これはどうしたものか。 目の前には妊娠検査薬。 くっきりと2本線が見えている。 半年ぶり、3回目の妊娠。ちなみに我が家にはまだ子どもはいない。 不安と喜びで涙がどばどばと出ていた私だったが ふと涙が引っ込んだ。 感動しているところ悪いけれど、あなた来月には新しい会社に行くんでしょ? 頭の中に小さな私、なにやら黒い

          朝と日差しとエトセトラ

          おはよう、世界。 リビングとダイニングのカーテンを引いて、窓を少しだけ開ける。 ひんやりとした風が気持ちいい。 そして雲一つない晴天。 ああ、きらきらの日差しが気持ちいい。 とは思えないのだ。悲しいかな。 私たちは起きた時から刻一刻と年を取る。 同じく、日差しを受けた時から刻一刻とメラニンが生成される。 朝の日差しがさんさんと降り注ぐ最高のリビングに、愛すべき猫の餌場がある。 人間が起きたらすぐにフレッシュな餌と水を入れてくれると信じている 彼の期待は裏切れない。

          朝と日差しとエトセトラ

          利己的な小粒め

          どうしてこうも… 想像力が乏しいのか… どちらかといえば他人の感情の機微に敏感な方だと自負していたのに、 久しぶりにがつんと、自分の想像力の無さに 利己的な己の小粒感に打ちのめされてしまった。 大人になって大切にすべきは大切な人だと知った。 大切な人を大切にする。 当たり前なのに、時々私たちは間違える。 本当の大切を見誤る。 本当に大切にすべきは仕事の上司でも取引先でもない。 私が口を開けて寝ていてもかわいいと笑ってくれる彼だし 失恋の痛みを一緒に分かち合って

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          うそつきの憂鬱

          うそをつかない人になりたい。 何を隠そう私はうそつきだ。 欺く嘘、というよりはひらがなのうそ。 言わなくてもいい、誰も困らないのうそをよくついてしまう。 今日何食べました?お住まいそのあたりなんですね、あのお店知ってます? そんな何気ない、きっと円滑なコミュニケーションのために生まれた投げかけを 私はうそで返してしまう。 パスタですね(ホントはインドカレーを食べた) いったことないんですよ~気になってて、(気に入って何度も行ってるじゃん!) そんな風に心の中で自分

          うそつきの憂鬱

          個 弧 呼

          ふだんから私の頭の中は喧しい。 だから他人といると黙ってしまう。 頭の中の言葉は誰かに向けた言葉じゃないし 誰かに向けた言葉を選ぶには頭の中が喧しすぎるから。 だから一人が楽で好きで愛してる 一人でいることは独りに思われ 静かな世界を想像されるかもしれない。 けれど私の世界は一人であればあるほど賑やかだ。 純粋な私だけの言葉たちが鳴り響いて 水面の波のようにぐわんぐわんと広がっていく。 私の中の言葉が波になって風になって大きく大きく膨らんで 膨らみ切ると

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          元気、宣言

          こんばんわ。 最近元気なんです。 というよりきっと少し前まで元気なかったんです。 元気っていいね。 なんでもできる。 朝起きたらやりたいことが頭に浮かんでくるし 食べたいときに食べたい量が食べれて 自分の体も脳みそもきちんと「私」だ。 「死にたいけどトッポッキは食べたい ペク・セヒ」 を読んで、メンタルクリニックに行きたいと思っていたけれど 元気の出ない原因もすべきことも分かっているのに、 他に何を聞けばいいか分からなくて結局行けなかった。 半年ほど大きな

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          風に舞って、流れにたゆたう

          こんにちは。 春のにおいが。ぷんぷんする。 どうして春はこんなにそわそわしてしまうのかな、と思うけれど この「におい」が原因な気もする。 芽吹くのか?芽吹いちゃうのか…? というそわそわ。 「何が」かは知らないけれど、始まる「予感」。 思わず立ち止まりたくなる。 自分の立ち位置とか、流れていく方向を見つめてみたりして。 とはいえ、私の人生観は 踏みしめて歩くよりはふよふよと浮きながら流されてるイメージ。 目の前に川の流れがふたてに分かれているところがあるけれど 右にい

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          猫。大好き

          今年の7月の末に猫を飼った。 オスの3歳ほどの保護猫でとにかく可愛い。 保護猫団体との契約書に猫の特徴を書く欄があり、 オットと「可愛い」ということ以外の特徴が思い浮かばなかった。 彼は多頭崩壊からのレスキューのためとても警戒心が強い。 実家で2匹の猫を飼っていたが彼女らは警戒心というものをインプットせずに生きているので、最初はその警戒心に途方にくれた。 触ることも許されず、何だったら見つめるだけで「警戒」の目をして唸る。 多頭崩壊の現場には70頭ほどの猫がいた

          猫。大好き

          宣言

          好きなことについて書いて見ることにした。 なんだか最近好きなことが何かわからなくなってしまったので。 少し前は好きなことがたくさんあったような気がするし そのために時間がいくらあっても足りなかった気がするのに 気づいたら、休みの日に何をすればいいのかわからなくなってしまった。 少しでも自分の隙を取り戻すために、これからすこしづつここで 好きなものと向き合うことにします。