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今まで通っていたクリニックに行く。
通っていたといっても前回の流産から病院通いはやめてしまっていたので半年ぶり。
WEB予約を取ろうとホームページを開けるとなんとクリニックが移転していた。
移転先も最寄り駅は同じなので迷わず予約。
クリニックの予約をしたのが妊娠検査薬の陽性を見た日なので
そこから1週間。
長かったが何とか過ごし切った。
陽性を確認した次の日から韓国旅行だったので、とりあえず前半は韓国にいた。
幸い学生のころからの友人との気ままな二人旅で、少し悩んだが
彼女には検査薬が陽性になった事実を伝えた。
彼女は身体を気遣って、旅行のキャンセルまで提案してくれた。
「私たちにはあと50年あるんだから次の旅行のチャンスはいくらでもあるよ!」という彼女の心遣いを私は一生忘れない。
過去2回の妊娠の際は夫以外誰にも妊娠のことは言ってこなかったので
どうなるかはわからないけれど、彼女に伝えられてうれしいな、と思った。
初期の流産は戸籍には残らない。
安定期に入ってから会社や友人に妊娠の事実を伝える人も多いので
周囲に気づかれぬまま、子どもとのお別れを強いられる。
一緒にいた時間が2か月ほどだけれど、
愛おしくて守りたくて、その2か月は絶対的に「お母さん」だったのだけれど。
と振り返ると寂しくなったりもする。
だからこそこの瞬間、おなかにいる瞬間に
今後50年よろしくと言ってくれる友人と分かち合えたことは
自分勝手ながらとりわけうれしい瞬間だった。
韓国旅行にはいろいろと調べ尽くして、夫婦で相談も重ねて韓国は行くことにした。
結論としては楽しく過ごせて非常によかった。
気を使わない相手だから疲れたらすぐカフェに入れたし、
韓国はきれいでお洒落なカフェにあふれていた。
あとはマイナスな想像をして通院を待たずに済んだことが一番だと思う。
クリニックでは心拍確認までを期待していたのだけれど
結果として胎嚢の確認までとなった。
けれど診察してくれた先生は「順調!順調だよー!」と元気に教えてくれてとても励まされた。
診察室に入る前は緊張で少し泣いたし、
診察台に乗って「画面のお名前あってますか?」と質問されたのに
名前が記載されているところが見つけられず「・・・わかりません」と答えて看護師さんを困らせていた。
とにかくまた1週間後の診察予約を取って
私はかえってきた。
子どもよ、大きくなっておくれ。
君の成長を楽しみにしてくれてる人がたくさんいるよ。
(今のところ私、夫、私の友人)
※個人の日記的ですが、
時間軸としては1週間~1か月のラグがあると思っていてください。
下書きに書いた後少し時間がたってから公開にしています。
妊娠にかかわる、表現について慎重に記載したいという思いから。
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