どっぷり服迷子だった私が、顔タイプ・パーソナルカラー・骨格診断を受けて得たことなど忘備録
「40代は服迷子になりやすい」なんてよく耳にしていましたが、かくいう私も、しっかりその一員でした。
「でした」と過去形にしたのは、迷路のど真ん中から、進むと良い方向が緩やかに見えてきた感覚があるからです。
導いてくれたのは、顔タイプ・パーソナルカラー・骨格診断でした。
今年の3月に、迷える自分への誕生日プレゼントとして、診断してもらうことにしたのです。
「受けて良かった」と心から思う今、私自身の忘備録も兼ねて「良かった」の中身を書き留めていきたいと思います。
ちなみに私の診断結果は…
ずっと自分をウェーブだと思い込んでいた私にとって、ナチュラルの診断は、今年一番と言っていいほどの驚き。
自分のことってわからないものですね、ほんと。
私と同じ服迷子の方や、パーソナル診断を受けようか考え中の方へ、何かのヒントになりましたら幸いです。
診断前:こんな状態だった服迷子期
「私、これは服迷子だな」と認めはじめたのは、昨年末あたり。
当時は、こんな症状でした。
webでパーソナル診断をしてみるものの、どれもしっくりきません。
春服へ衣替えの季節が近づく中、「何を選んで着たらいいかわからない」お手上げ状態だったのでした。
サロン選びの決め手
以前から興味はあった、パーソナル診断。
「もし受けるならここがいいな」と、診断してもらいたいサロンは決めていました。
私のサロン選びの決め手は、こんなこと。
そして担当してくださるイメージコンサルタントの方は、直感で決めました。
こんなときの"直感"って、信頼しています。
何より一番は「あ、この人に診断してもらいたいな」が、決め手に。
そして診断後の今も「やっぱり直感を信じてよかったな」と、感謝でいっぱいです。
パーソナルカラー診断
「似合う色を探す」
似合う色探しは、服迷子の私にとって、ミッションの一つでした。
グレーが好きなのですが、似合うグレーとそうでないグレーがあったり。
色選びって、それはもう謎に満ちていたのです。
おそらく"サマータイプ"だと自己診断していましたが、診断結果はサマーの中でも"ライトサマー"。
ライトサマーの私が、自分に設定した色選びの合言葉は「薄く、とにかく薄く」。
診断後にいただいたカラーパレットは、いつでも取り出せるよう、パソコンデスクが定位置に。
そんな"選ぶと良い色"が味方になってくれて、こんなことが変わりました。
"好き"を諦めずに活かす
私には、大好きなパンツがあります。
初代、二代目、三代目と履き続けている、黒のワイドパンツです。
ところが服迷子になりかけの頃から、「サマータイプに黒は合わないんじゃないかな」と思うようになっていました。
何せ迷子なもので、「好きなら履けばいいのだ」という軸すら失いかけていたのですね。
今回のパーソナルカラー診断でも、「黒はやめた方がいいですよ」と一刀両断されたらどうしようと不安もあったり。
そんな中、診断用のドレープが黒の順番になると、先生が一言。
「うん。トップスじゃないですね」
「顔周りには色味が強いので、着るならボトムスが良さそう」と。
そう言われた瞬間の私の頭の中は、「着てもいいんだ!(わーい!!)」でいっぱいに。
そして黒を履くときは、トップスを前述のカラーパレットのような薄めの色から選んでみる。
パーソナルカラーを知れたことは、"好き"は諦めなくて良い、"好き"の活かし方の発見でもあったのでした。
骨格診断
晴天の霹靂とは、このこと。
ウェーブではなく、ナチュラルだったんです。
それはもう心から驚いたのですが、ナチュラルに似合う服を知るにつれて、思い当たる節が満載。
「そうだよなー」「そうだったなー」なんて、途中から答え合わせのように。
気に入って履き続けてましたものね、ワイドパンツ。
"サイズが合う"の意味を更新
3月初旬の診断後から4月の春服購入まで、今の私が選ぶと良いであろうサイズを再設定してみることにしました。
特にトップスは、実際に春服を選びながら、精度を上げていきました。
今までは体型と身長にフィットすることが"サイズが合う"と思っていたのですが、これからは"適度にゆるめ"が、私にとってのジャストサイズと更新。
"適度にゆるめ"。具体的には、今までより1〜2サイズアップを目安に選ぶようにしています。
こうして見ると、選択肢が狭まっているトップス選びなのですが、その分「これはきっとしっくりこないかな」と諦める判断が早まりました。
迷子期は「もしかしたら似合うかな、どうかな」「とりあえずキープかなぁ」なんて、悩む時間が多かったのです、ほんと。
自分のことがわかっていると(まだ道半ばですが)、きっと良い意味で諦める・選ばない判断がパッとできるようになっていくのだと思う。
そんな期待と希望も感じさせてくれた、骨格診断なのでした。
診断後:変わらないこと
それをやると「もっと良い」のだろうけれど、変わらない・やらないと決めたこともあります。
骨格ナチュラルは、アクセサリーを盛りっと着けるのも似合うようなのです。
ネックレスやブレスレット。診断後に探してみましたが、私は今まで通り、ノンホールピアスとメガネを相棒でいこうと思います。
金属アレルギーであること、季節の変わり目は接触皮膚炎を起こしやすい体質なのは自分がよくわかっていること。
ここは、おしゃれ<体の方程式で進むこととします。
顔タイプ診断
自己診断通り、顔タイプはフレッシュでした。
顔タイプを診断してもらって良かったことは、本来の自分のままで良いと、すり合わせができたことです。
ほっと安心したこと
子供の頃から好きなものは、肌触りが良いもの。
ベビーベッドで掛けてもらっていた、コットンの気持ち良い布団の感触も、40年以上経った今でも覚えているくらい。
そんな私にとって、コットンや麻の生地がしっくりくるフレッシュであったことは「変わらなくていいんだ」と、ほっとしたのでした。
スウェットやパーカーが得意というのも、嬉しかったな。
シンプル、カジュアルなものが得意。ハードな革などは無理しなくて良い。
本来の自分で、ありのままで良いんだと、顔タイプ診断からは背中を押してもらいました。
もう一つの気づきは、こちらの記事に書いています。
「こんな人で在りたい」像と、顔タイプ診断を掛け合わせています。
3診断後に得たこと
自分の骨格や顔タイプを知り、似合うファッション・カラーを教えてもらう。
3診断を通して私が得たことは、これだけではありませんでした。
私にとっての"年相応"とは?
たしか顔タイプ診断中、「ギンガムチェックも似合いますよ」とアドバイスをいただいたときだったと思います。
「ただ、年齢・年相応ということも考えておきたいところですよね」
こんなことを先生がおっしゃったのでした。
43歳、シンプルでカジュアルが大好きな私が、ファッションを通して年相応をどうやって表すことができるのか。
私にとっての"年相応"というのを考える、良い機会にもなったのです。
ちょうどこのタイミングで読んでいた本から、すでにイメージは湧いていて、答えはスルリと出てきました(この頃に読んでいた本たちは、またどこかで紹介しますね)。
上を見ればキリはないけれど、今の私が自分に無理のない範囲で手元に迎えることができる、良い生地を選んでみる。
春服購入の際は、特にトップスを選ぶときに、心がけてみました。
(春服とコーディネートは、またYouTubeの動画を創っていきたいと思っています。)
5/3追記:
YouTube更新しました。お寄りいただけましたら嬉しいです。
選んだトップスをいつものデニムやコットンのパンツと組み合わせてみると、カジュアル過ぎず、なんだか雰囲気が落ち着いて見えるのです。
それにしても、試着がワクワク楽しかったのですよ。
ともするとネガティブな印象になりやすい"年相応"というワードを通して、ほんとーに久しぶりに「しっくりくる」って思えたのでした。
"似合う"を知って変化したこと
3診断を受けて二か月が経とうとしている今、こんな変化がありました。
実際に春服を選んでいるときは、選ぶと良い色や袖、丈など、どんどんフィルターを掛けて、選択肢を削ぎ落としていく作業でもありました。
このフィルター作業では、「似合う」に、好きなデザインなど「好き」も掛け合わせて絞っていきます。
星の数ほどもある服の中から、「似合う」「好き」に絞っていく作業は、久しぶりに服選びでドキドキワクワクする時間でした。
なんだか服にまつわる時間を楽しく感じるって、久しぶりで嬉しかったのです。
そうそう。「似合う」って強めな響きがするので、私は「選ぶと良い」に置き換えてもいます。
そして、自分に必要な数というのも、服管理で大切にしていること。
選ぶと良い要素(色や形など)を元に、今の私に必要な数の、好きで似合う服を選んでいく。
こんな最高で最強のクローゼット(実際は押し入れです)づくりに、いそいそしているところです。
"似合う=選ぶと良い"を知るって、想像以上のものを得たと思う。
そして何より、服を着ることにワクワクが戻ってきて「よかったなぁ」「楽しいなぁ」って思うのです。
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