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やるべきことが多すぎると、無駄な時間を過ごしたくなる。

正直に白状しなくてはいけないことがある。

以前、こんな記事を書いた。


この記事の中で、漫画とか、ゲームとか、動画とか、時間を忘れて没頭できる休憩を全て禁止した、と書いたのだが。

この記事から2ヶ月が経過し、このnoteを書いている2020年4月現在、


欲望に負けてしまった……。

2月下旬頃から生活のリズムを崩し、ゲーム、Youtube、漫画がどんどん解禁されてしまった。


その言い訳をさせてほしい。


この記事を書いたあと、新型コロナ時代が到来。日々、コロナのニュースが気になりはじめ、コロナ関係の情報をTwitterでチェックするようになった。そこからどんどんTwitterでコロナ情報を漁る時間が増えていった。

不安駆動の力は、強い。

元々Twitterで情報を集めるのが好きで、習慣になっていた自分が、「やらない力」を駆使してそれを我慢していた。

しかし新型コロナという不安が、情報を集めろ……安心したいだろう……政府の動向が気になるだろう……一言なにか不満のひとつもつぶやきたいだろう……と強迫してくるのだ。

これにはさすがに、「やらない力」の防波堤がもちこたえられなかった。


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さらに2020年3月は、妹の結婚式や、youtubeの撮影、本の執筆などが重なり、充実している反面、忙しくしてしまった。

やるべきことがたくさんある中で、しっかり重要なことから手をつけていった。その優先順位のつけ方は間違っていなかった、という確信感もある。

どれも大切な「やりたいこと」だった。そして実際、毎日いちばんやりたいことをやっていた。

それでも、「やりたいことがやれていない」という思いは拭い切れなかった。


そのストレスのせいか、無駄な時間を過ごしたい欲が強くなった。

だから例えば、

「漫画を読むよりは積ん読になっている本を読もう」とか、
「ゲームをするなら、上達するようにプレイを録画しよう」とか、

そんな少しでも有意義さを感じることを一ミリもやりたくねぇ!という自傷的な欲求に支配され、日々のリズムが崩壊した。


その後、どのように回復したかは先日の記事に書いた。


自分が「ほんとうにやりたいこと」に時間を使うためには、動画、ゲーム、漫画といったおもしろすぎる刺激から距離を置かなければならない。

そのために誘惑に打ち勝つ「やらない力」を鍛えなければいけない、という思いは変わっていない。

しかし、様々な誘惑や刺激に「耐える」には、精神的な余裕が必要なのだということを、2020年の第1四半期を費やして学んだ。  


では、精神的な余裕はどうすれば得られるのか。

精神的な余裕とは、「コントロール感」のことだとおもう。

他人からみて忙しそうでも、あなたが生活をコントロールできているならば、忙しいどころか「もっとやれる」とすら感じているだろう。

逆に、他人からみて暇そうにみえても、あなたが生活をコントロールできていないと感じているならば、あなたは忙しいのであり、やるべきことを減らさなくてはいけないのだ。

「こんなにやらなきゃいけないことがあるのに、自分ときたらダラけてばっかり、全然集中できていない。自分はなんて駄目なやつだ。」

なんて言葉で自分を責めていないだろうか。これは認知の歪みだ。

やらなきゃいけないことが多すぎるから、何もできないのだ。


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