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集中が途切れがちなときは、肉体を味方につけるために机に突っ伏す

今日は久々に二日酔いである。めちゃくちゃ集中力が途切れる。

自分の二日酔いは、体調より思考能力に多大な影響がでる。欲望に負けやすくなる。

いつもなら、これくらい二日酔いしちゃっているときは、ダラダラとスマホをいじったり、twitterをみたり、はてなブックマークを見たりしてしまう。

ここからさらに自暴自棄になると、昼間っからPUBG MOBILEをしはじめる。(数時間溶ける)

しかし、今日は耐えている。えらい。

なぜ耐えられているかというと、私は戦い方を知ったからである。

私は今日、集中力が途切れるたびに、机に突っ伏して深くため息をついている(二日酔いのときってため息でません?)。

ただ突っ伏しているわけではない。これは戦争だ。内なる戦いだ。今すぐ作業をやめてベッドに寝転がりたい、という欲望と戦っている。これはファイティングポーズだ。

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欲望の発作は、数十秒耐えれば消える

作業中に一瞬、集中力が途切れかけたとき、この隙を狙っていたかのように「Twitterみたいな」とか「youtubeみたいな」という欲望が沸き起こる。

こういった欲望は、満たさなければいつまでも消えない、と思いがちだが、実はそうではない。これらの欲望は、実は数十秒くらいでおさまるのだ。

つまりこの発作に耐えれば数十秒のロスで済む。しかし、この衝動に負けると数十分を失う。この差は大きい。

だから私は机に突っ伏す。

視覚情報を遮断し、発作が収まるのをじっと待つ。発作の最中、目を開けていると、あらゆる欲望のとっかかりが向こうから飛び込んでくる。視界の端にスマホがあれば手にとってしまうし、パソコンの画面に青い鳥のアイコンが目に入れば、タイムラインを開いてしまう。最近は「何か世界に新しい動きはあったかな?こういう時事情報を知っておくのは大事。」ともっともらしい言い訳をつけてTwitterを漁ってしまう。

机に伏し、静かに己の欲求と向き合う。するとゆっくりと、欲望の波がひいていくのを感じ取ることができる。

そしてそのまま、しばしぼーっとしていると、次第に飽きてくる。人間の脳は、つねに刺激を欲している。永遠に机に突っ伏していることはできない。

すると私の肉体は、こんなことをいいだす。

「わかったわかった。Twitterやらゲームやら、そういう強めの刺激をくれとはもういいません。でも、さすがに私はお坊さんではないので、このままずっと目をつむって突っ伏していられると、暇に耐えられません。だからどうか顔を上げて何か刺激をください。そう。今までやってた作業、あの続きを再開しましょう。それで十分ですから、どうか!情報が何も入ってこないのは辛い!(意訳)」

というわけで先程まで私の意思を惑わしてきていた肉体が味方へと転じる。ここで顔を上げ、粛々と作業の続きに取りかかるのだ。


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