上野の森親子ブックフェスタ2023へ!
#20230504-95
2023年5月4日(木)
むーくん(夫)はゴールデンウィーク中も通常出勤だ。
ノコ(娘小4)との2人きりの連休となる。
夕方にはむーくんが帰宅するので、あまり遠出はできない。
というか、私がまだノコと2人だけでの遠出が負担が大きくてできない。特にこんなどこもかしこも混んでいる連休に挑戦したくない。
ノコは「トイレに行こう」と声掛けしても「ヤダ、行かない」といい張る。そういうが、まだ自分の膀胱の感覚が未熟なのでいきなり「トイレ!」となる。人の出が多い連休、女性トイレは長蛇の列だ。しかも汚れたトイレだとノコは「ここ、ヤダ」と拒む。
数日前からノコと練習をしている。
「ママが『トイレに行くよ』といったら行くこと。行かないっていったら、その場ですぐ帰ります。連休中はどこのトイレも混むから行けるところで行かないと大変なの」
そして、実際やりとりを再現する。
「ママが『トイレに行くよ』といったらぁ~」
「はい!」
ノコが手をピッとまっすぐ挙げて立つ。
授業かよ・・・と思わず苦笑してしまうが、外で拒否されるよりよい。
上野恩賜公園で今日、明日と開催する「上野の森親子ブックフェスタ2023」へ行ってみようと計画を立てる。
本好きのノコには日頃からできるだけ求める本、それに加えて私がよいと思う本を与えている。図書館の利用頻度も高い。でも、なかなか書店で本人が選び、会計する機会はない。
このゴールデンウィーク中、旅行するわけでもないので、ノコに臨時お小遣いを出すことにする。
調べると、ブックフェスタでは現金が使えない。図書カード、クレジットカード、QRコード決済になるらしい。現地でも図書カードの販売はしているらしいが混雑するとあるので、事前に書店で購入する。
金額は大盤振る舞いで5,000円!
むーくんは多過ぎるといったが、児童書や絵本は高額だ。やはりある程度の冊数を購入できたほうが嬉しいだろう。それに加えて現金を2,000円支給。これは外出先で何かほしくなったり、私が支払う以上の何かを食べたくなったりした場合に使うためだ。
合計7,000円。今のノコのお小遣い、7ヶ月分だ。
上野恩賜公園到着はお昼。
園内は人人人。人であふれかえっていた。ゴールデンウィークだし、気持ちのよい五月晴れだ。これは予想通り。
飲食店はどこも並んでいるので、上野駅構内でメルヘンのサンドイッチを購入し、公園の木陰で食べる。風がとても心地よい。
駅構内でもトイレに寄ったが、再度トイレへ行き、今日の目的地ブックフェスタへ向かう。 ノコは練習したかいがあり、今日はスムーズにトイレに行った。どちらもやはり長蛇の列でノコもすぐにトイレに入れない現実を見たと思う。
ブックフェスタは、出版社ごとにブースが並び、約4万冊の児童書や絵本がずらり!
すでにたくさんの人たちが会場内を買い物用に配布されたビニールバッグを手に行き交っている。ほしい本はビニールバッグへ入れ、まとめて会計するシステムだ。会計場所は複数あり、好きな会計場所で支払いをする。だいたいの本が10%OFFの価格だ。
あちこちで著者のサイン会や読み聞かせ、ワークショップが開かれている。
ノコは入口近くのブースで足が止まる。そこでバババッと4冊も本をバッグに入れる。もっとたくさんのブースを見てからでなくていいのかと心配になる。
「だって、絶対ほしいんだもん」
あぁ、母は何もいわないよ。
陽差しが強く、ジリジリと日に焼けそうだ。
ノコは丁寧に丁寧に1つずつブースを覗いていく。カメの歩み、いやカタツムリか。
私も私で見てまわりたいが、人が多いのでノコとはぐれそうだ。
ノコの姿が見える範囲のブースをまわる。それでも振り返るとノコが人山に消えて何度か焦った。実際ノコはたいして移動しておらず、人影に隠れてしまっただけで胸をなでおろす。
滞在時間2時間。
ノコは6冊購入。それに加えて私からノコへ2冊プレゼント。
会場を後にする頃には「暑い」「疲れた」「おやつ食べたい」と不平不満だったが、次回も行きたいか問うたら、にっこり笑って「行きたい!」と叫んだ。
帰りの電車内でいそいそと買ったばかりの本をノコは開いている。なかなかよい一日になったようで私も嬉しくなる。
上野は混んでいるので、おやつは乗換駅にする。
ブックフェスタがノコの思い出の1つになることを願いつつ、ご所望の甘いものを探しに行く。
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