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パリ暮らし1日目

漫然と日々を浪費する恐怖から始まった、日本を飛び出しいろんな国に1ヶ月ずつ住むチャレンジ1ヶ月と1日目。
羽田空港からベトナム・ハノイで乗り継ぎ、AM7時にパリに到着。
電車でAirbnbの家まで向かい、スーパーで買い物をして帰宅。

初めてのお友達に
日本→ベトナムの飛行機内で、隣になったベトナム人の方とお友達になった。
日本の企業に9年勤めているらしく、「経理の関係で〜」「決算が終わった後」など日本語がすごく上手!
しかし仕事以外では関わりがないらしく、日本のお友達は初めてだと喜んでくれた。
間の空いている席に寝させてくれたので、フライト中は全く疲れなかった。
また、寝ている間に配られたおやつを取っておいてくれたり、ゴミを回収してくれたり、ドリンクの通訳をしてくれたりとすごく優しかった。
「ベトナム、タイ、ミャンマー、宇都宮」と急に宇都宮が出てくるのにじわる。
ベトナムの女性は気が強く怖いが日本人は優しく可愛いと言っていたので、「日本人は結婚したら怖くなる」と事実を伝えておいた。

陽気な入国審査
すごく緊張していた入国審査は、心ほぐれる陽気なものだった。
隣のレーンのお兄さんも乱入しての「フランス語でのふざけたおはようございます講座」のみ。
難しい発音を頑張る私を見る警察のお兄さん達の目は、幼児を見る目だった。
その他にも「若い子が頑張っているね」という扱いをされることが何度もあった。

電車は時間通りに来ない・ドアが開かない
電車は予定時刻の30分後に到着。
電車を降りる時、ボタンを押さなければドアが開かないことを知らずに乗り過ごしたりした。

パリジェンヌの美意識は英才教育
電車で5歳くらいの可愛い女の子が向かいに座っていた。
アイコンタクトで遊びながら時間を過ごしたが、幼いながらもマニキュアを塗っていた。
おしゃれなパリジェンヌはすでに始まっていた。
また、他の女性もネイルをしていることがほとんどだった。
硬さ補正のマニキュアを持ってきてよかった。

親切で笑顔の素敵なホスト
今回、私がパリのこの家を選んだ理由は「日本にいい印象を持ってくれている人の元だと安心できる」というもの。
私の部屋の名前はTokyoで、ホストは渋谷に出張しているらしい。
到着すると、美人が家の中から裸足で屋外のゲートを開けに来てくれた……!±
ホストのお母さんのようで、英語の拙い私にも非常に親切だった。
お土産を渡すと「For me?!」と喜んでくれ、嬉しく思った私はこれ以降何度も「For me?!」を使うようになった。

パリらしいお部屋
案内された部屋に入ると、目の前にマグリットの「大家族」が!
一番好きな画家なので、つい飛び跳ねてしまった。
お部屋は8畳ほどで、必要なものが揃いながらもシンプルで、調和の取れた色合いが落ち着くお部屋。
20畳ほどの中庭には緑があふれ、テラス席やBBQセットもある。
30畳ほどの共有スペースには8人掛けのテーブルと、日本のダルマなどがある。
パリまで来て「池尻大橋」という漢字を見るとは……笑
冷蔵庫と食材置き場に、私の名前が書かれたメモがあり嬉しくなった。

対面にデスクとクローゼットもある
憂鬱の中にも青空を選べる

MTGに走る
日本時間で19時からのMTGに間に合うよう、すごく急いだ。
MTG相手は二人。
地図を見た二人の反応に個人差が出てて面白かった。
現実主義「見た感じコンビニもスーパーもないですがどうやって暮らすんですか」
感覚派「屋根の色全部同じなんだ。あんま外国感ないですね、日本と変わらない(がっかりめ)」

弁護士を目指す友人からの異国料理
同じ家に住んでいる人と友達になった。
すごく親切で、「チキンのカレー煮込み」を振る舞ってくれた。
チキンと呼ばれるものはどう見ても食べても豚足の外側のぷるぷるだし、カレーというより唐辛子。
でも確かに英語にするとチキンのカレー煮込みなのかもしれない。
すごく美味しくて、お礼にスイカを渡した。
(日本では3,000円近くするスイカ、フランスでは1.5倍の大きさのものがなんと2€。フランスでの主食はスイカに決まりだ!)
彼は企業間紛争をスムーズに解決するため、法学校に通っているらしい。

美容室オーナーとお友達に
スーパーで買い物をしている時、「Japanese?」と声をかけられた。
そうだと答えると彼は嬉しそうに、昔日本に行った話や、今年も北海道や京都に行く予定だと教えてくれた。
そしてスーパーマーケット(複合商業施設だった)の横にある美容室のオーナーだから、いつでも困ったら来てくれと言ってくれた。
美容室の奥にある応接室でカプチーノを振る舞ってくれた。
日曜にパリのオペラへ案内すると言ってくれたが、日曜はホストファミリーの姪っ子(2歳の女の子)と遊ぶ約束をしているので時間確認が必要だ。
しかし、家から徒歩5分ほどの場所に日本語が通じる親切な助けてくれる人ができたのはとてもありがたい。

パンが安い
Chat GPTに聞いてはいたが、パンが3つで1€、
チーズがこぶし大で1€とかなり安い。

顔2つ分くらいある

スーパーのカートは持ち帰り自由
買い物をして帰ろうとしたところ、店員さんがわらわら集まってきてくれた。
どうやら持ち帰りの重さを心配してくれている様子。
カートを家まで持って帰っていいと言われ、親切心からのため断れず持ち帰ることに。
ガラガラ大音量で引いても周りの人から見向きもされず、これが普通なのかと驚いた。

すごく目立つ

硬水は意外と髪の毛がギシギシにならない
以前イタリアに行った際は、硬水シャワーによりタワシヘアーで過ごしたが
こちらではギシギシにならずサラサラ。
何の違いだろうか。

22時でも外が明るい
多分何かの勘違いなんだけど、22時でも外が日本の17時くらいの明るさ。
明日早起きしたいんだけど、ちゃんと日が出ているか心配だ。

すごくいい匂いのシャンプーを使って気持ちがいいまま、今日の記録をベッドで書いて、寝る。

▼使ったお金
2024/06/12(1,403円)
エビ揚げ春巻き麺 7$ 1,091円
水1$ ×2 312円

2024/06/13(9,529円)
シャルル・ド・ゴール空港からマシーまで電車 17€(2,929円)
スーパーでの買い物 38€ (6,600円)

今日はたくさんのことを知った。
これは日本で「いつもの日々」を過ごしていたら、きっと1/100も知ることができなかった。
様々な価値観に触れ、1日だけでも自分の許容価値観が広がったと感じる。
(特に衛生面)

そして、たくさんの人に助けられているから私も助けたいと思った。

「こうあるべき」が多すぎて無いようなものなので、
変人とかASDとか言われる私でも個人差が気にならず、疲れにくい。

他にもたくさん、しっかり考えたいことがある。
・多くの海外の女性はなぜそっけないのか
・フランスと日本の時間感覚
・物を持つことへの価値観
いつも疑問が浮かんでも、忙しさでかき消してしまっている。
この旅では、そんな自分の中のなんでっ子にちゃんと向き合ってあげたい。
いつも口塞いでてごめんね。

近いうちに、こんなことも書きたい。
・旅の目的
・理想の1日の過ごし方
・物を持つことへの価値観
・楽しみを持つコツ
・朝と夜に紙と向き合う

今日はとてもいい日だった!
またこれからのパリでの暮らしも、1日1日を大事に過ごそう。
【パリでの暮らし:残り30日】

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