【仕事】【チームビルディング】発言しない人をどう巻き込むか
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仕事において、新しくチームを作ったときや新しくグループを作ったとき、メンバーの発言は活発でしょうか?メンバー間の温度差に悩むことはないでしょうか?
最近、2つの社内活動に参画しました。いわゆる社内プロジェクト的なものです。その2つは同時期に始まりました。メンバーは募集をかけて集まった人たちで比較的若手が多い環境でした。
たまたま、リーダー層の方とお話をする機会があり、チームの悩み事について聞いてみました。するとリーダーは共通してチーム内の発言が少ないことを悩んでいました。同じような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
このnoteでは、発言量が少ないチームのチームビルディングに関して私が有効だと思う対策について書きます。
✅1、前提と悩み
発言量が少ないという悩みを抱える2つのチームはどちらも、メンバー層は若手が多い状態です。そして、チームメンバーは全員手を挙げてその社内プロジェクトに参加しています。つまり、強制的に参画させられたメンバーではなく、ある程度のやる気を持っているメンバーです。
チーム内のコミュニケーションツールはslackやTeamsなどのチャットツールです。このご時世もあり、各メンバーはリモートワークが多く対面で話すことはほとんどない状態です。
そういった状況で発足されたチームですが、リーダーはメンバーの発言量の少なさを悩んでいました。何か話題をリーダーがチャットに投下すると返信は返ってくるのですが、議論に発展するような返答ではなく当たり障りのないもので、正直チームで物事を進めているような雰囲気ではありませんでした。
まだまだ、チームが発足して初期の状態です。あなただったらどうしますか?
✅2、どこまで行っても心理的安全性の構築が重要
さて、メンバーの発言量が少なくなってしまうことについては仮説があります。それは、『失敗したくない』という心理から発言できなくなってしまっているのではないか、ということです。
特にチーム発足当初は、そもそもなぜそのチームができたのか、どういった目的のプロジェクトなのかということがメンバーに対して腹落ちするほど伝わっていないのが実情です。もちろん、大義名分は事前に伝わっているでしょうが、ドロドロした社内政治の背景などはメンバーは全く知りません。
それゆえに、どこまでの発言がそのプロジェクトにとって有用なもので、どういった発言が求められているかと言うことがメンバーからは見えないのです。私の周りだけかもしれませんが、みんな与えられて枠の中で考えることや与えられた問題を解くことは得意ですが、いざ『ざっくばらんに意見を出してみよう』と言われると発言できない方が多い印象があります。
これは、そもそも求められている正解が分からないため、『角度の違う発言をして失敗したくない』という心理が働いているのではないでしょうか。それを解消するために、重要なのはどこまで行っても心理的安全性の高い場を作ることだと思います。
詳細な内容は『心理的安全性のつくりかた』がオススメですが、
私はプロジェクトのドロドロした背景などをリーダーがメンバーにゲロってしまうことも大切だと思います。そして、実際どこがプロジェクトとしてウィークポイントになっているかなど、率直な現状をメンバーと共有することが重要です。そうすることによって、メンバー側もプロジェクトのどこまでが固い部分で、どこまでが柔らかい部分なのか理解できるため、『自分の発言が不正解ではない』という感覚が持ちやすくなるのではないかと思います。
✅3、友好関係を気づきたいならさっさと飲み会を企画する
発言量が少ない理由を、『お互いをよく知らないから発言しづらくなっている』とリーダーは考えました。そして、お互いをよく知るために何をやった方がいいかメンバーに意見を募りました。
こういったお題が与えられるとメンバーは発言します。こういったお題はお得意な人が多いからです。『オンラインゲームを一緒にやる』や『事前に2人1組で自己紹介をし、そのあと全体に対してペア相手の他己紹介をする』などのアイデアが出ました。これはこれで良いアイデアだと思います。
少々古い考え方かもしれませんが、友好関係を築きたいのであればさっさと飲み会をやってしまった方が早いと思うのです。食を共にして仕事以外の話をあーだこーだ言う機会を1回取れば、友好関係なんてすぐにできます。
アイデアを出すことに頭を使うよりも、シンプルに1回行動する方が早いのです。
✅4、まとめ
チーム発足時にリーダーが抱えがちな『メンバーの発言量が少ない』という悩みに対して、『失敗したくない』から発言できないメンバーの心理があると仮定し、それを解消するために心理的安全性を構築することが重要であるということと、1回飲み会をすればいいのではないかということを書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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