【仕事】人がやらないのであれば、あなたがやればいいじゃん。
(このnoteは3分で読めます。約2,200文字)
仕事をしていると『○○さんがやってくれなかったので、後続の私は作業をすることができませんでした。』という主旨の発言に出くわすことがあります。誰かの仕事のアウトプットが自分の仕事のインプットになることは、仕事において当然です。アウトプットとインプットが数珠つなぎになっているのが仕事の形です。
当然、自分のインプットにはずの誰かのアウトプットがないのであれば、仕事をすることができなくなると思います。自分の仕事の進捗報告をするときには堂々と、『○○さんが仕事をしてくれなかったので、私も仕事を進めることができませんでした。』と言うことができるでしょう。
私も同じように発言したことがありました。数年前の出来事ですが、そのように報告したら驚くような返しを上司からされました。このnoteでは、自分の仕事のインプットになるものを、相手がアウトプットしてくれなかった場合にどうするかについて考えます。
✅1、上司からの驚きの発言
ある方、ここではAさんとします、の仕事のアウトプットを元に、私は自分の作業を進めようと考えていました。実際に、Aさんがそれをしてくれなければ私が仕事を開始できないのです。前後関係があるような仕事でした。当然、私はAさんからの連絡を待っていました。
結局、Aさんから連絡が来ることはなく、社内の定例報告会の場を迎えました。上司から進捗報告を求められ、私はAさんからの連絡がなく、進捗することができなかったことを報告しました。自分が悪いわけではないため、堂々とそれを報告すると、上司から驚きの返答が来ました。
『ん?だったらあなたがやればよかったんじゃないの?なんでやらなかったの?』と言われました。まさかそんなことを言われるとは思わず、私はパニック状態でした。『あれ、今、私が責められてる?Aさんじゃなくて?』と脳内は慌ただしくなっていました。
『だって、Aさんがやらなくて困るのはあなたなんでしょ?それで、Aさんがやらなかったから困ってたんでしょ?だったら、なんで自分でやらなかったの?』と上司は続けました。当時は本当に意味が分かりませんでした。『何で私が責められてんねん!!』とツッコミが止まりませんでしたが、今思い返してみると少し違った思いになります。
✅2、対応パターン
こういったシチュエーションの場合、どうしたらよかったのでしょうか。3パターン考えられると思います。
2-1、放っておく
1つ目は、私がやったように『放っておく』です。『放っておく』は割と普通だと思います。会社間のやり取りであれば、あえて放っておくということもあり得るでしょう。
もちろん、状況にもよると思いますが対社内においては『放っておく』はこちらも仕事をしていないと思われることが多い気がします。
2-2、リマインドする
『放っておく』は仕事をやっていない感が出てしまうので、『ちゃんと催促したのですが、やってくれませんでした。』という状況を作るためにも数回のリマインドは必要だと思います。
仕事ができる人はちゃんとリマインドできるような印象があります。ちゃんとリマインドができるのであれば、社会人として一人前になれていると思います。
2-3、こちらが肩代わりする
このパターンは少しアクロバティックかもしれません。しかし、当時の上司からはこの動き方が求められていました。『他の人がやらないなら、自分でやればいいじゃん。』はなかなかアクロバティックです。もちろん、『その人のやるべきだったことがこちらでも実施可能であること』『こちら側で巻き取るだけの時間があること』の2つの条件をクリアしていることが前提です。
その前提がクリアしているのであれば、こちらが肩代わりしてしまうのです。結局、その仕事をやらなければ前に進みません。進捗報告で『Aさんがやってくれませんでした。』というのはあまり本質的な話ではありません。もちろん、やらなかったAさんの評価は下がるでしょう。もしかしたら、プロジェクトやチームから外されてしまうかもしれません。しかし、言ってしまえば、それだけです。物事が前に進むわけではありません。
物事を前に進めるためにどう動いたのかということが重要なのです。上司からの『ん?だったらあなたがやればよかったんじゃないの?なんでやらなかったの?』は、『物事を前に進めるためにお前はどう動いたんだ?』という問いでした。よく考えれば当然です。プロジェクト・マネージャーとしての上司の視点からは、プロジェクトを進めることが重要なのであって、タスクを誰がやるかはさほど重要ではありません。
もし、あなたが肩代わりしたのであれば、やるべきことがあります。それは、『本来だったらやるのは私ではなかったが、私がやった』ということをアピールすることです。そうすれば、プロジェクトやチームへの貢献からあなたはいづれ評価されるでしょう。
✅3、まとめ
自身の実体験を元に、自分の仕事に必要となるインプットが、他者からアウトプットされないときのパターンについて書きました。『こちらが肩代わりする』というパターンは2つの条件をクリアしなければならないので、そうそう発生しませんが、逆に、発生したのであれば『こちらが肩代わりする』のがオススメです。そうしなければ、『ん?だったらあなたがやればよかったんじゃないの?なんでやらなかったの?』と詰められます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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