Fractal Room Project

やや道順障害と相貌失認のある私・みむらが障害を楽しく研究するブログ。脳神経内科の先生に…

Fractal Room Project

やや道順障害と相貌失認のある私・みむらが障害を楽しく研究するブログ。脳神経内科の先生に助けられ、2021年より道順障害について素人なりに研究を開始。VRを使った検証をしています。また、VR開発メンバーであるエンジニアのコヒロトさんと共にVR開発の過程も記録します。

マガジン

  • 道順障害の研究

    脳神経内科の先生に助けられつつ、楽しく和気あいあいと道順障害を研究しています。本マガジンでは、先生とのやり取りを通して学んだこと、実験、日常でのトライ&エラーなど、道順障害を理解していく過程を記録します。

  • 道順障害〜VR開発者たちの雑記帳

    VR開発者たちが日々考えていることなどをつらつらと書き溜めています。

  • 道順障害~VR開発の記録~

    VR開発者による開発記録です

  • 道順障害の資料室

    道順障害を研究するために読んだ本や資料、スマホ&VRアプリ等を紹介します。

最近の記事

[#5]医師に相談する前に自分を知る

自分の世界から出る準備が必要だった 長く文章の世界で生きてきた私の個人的な所感に過ぎないが、ライターや編集者など文章に関わる仕事をしている人には「疑い深い変わり者」が多いように感じる。この件については完全に持論なので、話半分で聞いていただけたら幸いである。 さて、この「話半分で聞く姿勢」「疑い深い気質」がライターや編集者には求められる。報道する立場にある者が表層的な言動や現象を丸ごと信じ、偏った解釈のまま情報として一般化させ公共の電波に載せてしまうと、世界はたちまち混乱に

    • [VR開発#4]Unityで開発したMeta Quest向けVRアプリの実行方法

      はじめにこんにちは、エンジニアのコヒロトです。 「[VR開発#3]Unityを使ったMeta Quest向けVRアプリの開発方法」ではUnityでVRアプリの開発するための基礎を説明した。今回は実際にMeta Questで作成したVRアプリを実行するやり方を説明しよう。 なお、本マガジンではMeta Quest2およびMeta Quest3を対象としたVRアプリの開発方法を記載しているが、筆者がMeta Quest2のみ所持しているため、今回に限ってはMeta Quest

      • [VR開発#3]Unityを使ったMeta Quest向けVRアプリの開発方法

        はじめにこんにちは、エンジニアのコヒロトです。 今回からは、技術ブログらしくより実用的にVRコンテンツ(ここではMeta Quest2/3(以下、まとめてMeta Questという)にインストールするソフトという意味でVRアプリという)を開発するための手順を説明していこう。 今回の目標今回の目標は、Unityで作った世界にMeta Questを使って入り込めるように、Unityでプロジェクトを作成し最低限の設定をすることである。 前提Unityの開発をするにあたり、Un

        • [#4]何科を受診すればよいの?という問題

          知識がないとGoogle検索すらできない 当時の私は、病院という場所は血を流していたり/松葉杖を必要としていたり/歩けないほどにふらふらしていたりといった「あきらかな病気やケガ」でなければ受け入れてもらえないと思っていたし、「[#3]医師に相談して良いことなのか」で友人が言ったように、日常生活に支障をきたしている人が訪れる場所(健康診断や付き添いは除く)だと決めつけていた。私自身、過去に仕事のし過ぎで頚椎椎間板ヘルニアを発症してしばらくのあいだ寝たきりの生活を余儀なくされた

        [#5]医師に相談する前に自分を知る

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        • 道順障害の研究
          5本
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          0本
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          4本
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        記事

          [VR開発#2]開発環境を整えよう

          VRコンテンツ開発環境 エンジニアのコヒロトです。「[VR開発]VRエンジニアとして」では、VR世界(VRコンテンツ)は誰でも作れると書いた。今回は、具体的にどのような環境を用意すれば作成できるのかを書いていこう。 私がVRコンテンツを開発するために使用している環境は下記である。 開発プラットフォーム:Unity PC:Lenovo Legion 550Pi VRヘッドセット:Meta Quest2 Unityについて Unityとは、米国のUnity Techno

          [VR開発#2]開発環境を整えよう

          [#3]医師に相談して良いことなのか

          リモートワークに救われる 2020年。流行り病で世界中の人々がひきこもりになり、オフィスは一斉にリモートワークに切り替わった。取材もほぼオンラインで実施され、ライターになって以来はじめて気力・体力ともに万全の体制で取材に臨むことができている自分に気が付いた。ストレスに感じていた要素がすべて取り払われたからだ。 ストレスから解放された内容をざっくりと記すと以下のとおり。 ※詳細は「<2>方向音痴で困ること」参照 「道に迷う」という不安とストレスから完全に解放された(道順障

          [#3]医師に相談して良いことなのか

          [VR開発#1]VRエンジニアとして

          VR世界は誰でも作れる 丸みを帯びた白と黒のヘッドセットを被ると、不思議なことに、目と耳の感覚が支配されるだけで一瞬で別世界へと入り込むことができる。そこには、これまで当たり前のように過ごしていた日常はない。その世界を体験したことのある人はあまりの没入感に感動を覚えたことだろう。 そのようなVR世界はさぞ高度な技術を駆使して作られているのではないか。技術的に興味がある方ならば、一度はそのような疑問を思ったのではないだろうか。私もそのように思った一人である。 ところが、実

          [VR開発#1]VRエンジニアとして

          [#2]方向音痴で困ること

          「方向音痴でスミマセン」では生きていけなかった 私はCGやVFX等の映像技術、ブロックチェーン、フィンテックといった少々ニッチなテクノロジー領域を専門とするライター/編集者をしている。「外出が苦手。一人で移動したくない」という意に反して、一人で取材先に出向かなければならない仕事だ。取材先は毎回異なり、初めて訪れる場所であることが多い。何度か訪れている取材先であっても、方向感覚に問題がある私にとっては初めて訪れるに等しい。 取材前は、取材先のエントランス等で担当者やカメラマ

          [#2]方向音痴で困ること

          [#1]なぜこんなに迷うのか

          「方向音痴」と言うにはつらすぎる日々 道を覚えるのが苦手だ。待ち合わせも苦手だ。迷うのがつらいので、いつからか外出が億劫に感じるようになった。私の行動範囲は限定的で、基本的に同じ場所にしか行かない。しかし社会人である以上「ここから出たくありません」「その場所には行けないです」と言うわけにはいかない。リモートワークが実現しいくぶん楽にはなったものの、指定の場所と時間にさっそうと現れ、涼しい顔をして仕事をする必要がある。 しかし、そういった悩みを口にすると「実は私もひどい方向

          [#1]なぜこんなに迷うのか